− その13 仙人温泉小屋の夜は更けて(夕食&宴会編)−



こちらの女性専用露天風呂は修復中でした。今はもう大丈夫でしょうが‥

いよいよ夕ご飯。そしてここからが仙人温泉小屋の真骨頂&大感謝、そして奥会津民宿のSさんにもとことん感謝なのであります(しばらくは公私多忙につきおじゃまできないのですが状況が落ち着いたら必ずおじゃまします!)。

で、小屋主のTさん、「じゃ、まずはこれでつないでおいて下さい」と‥



しかも、高橋さん自ら注いでくださるという僥倖付きですよん!(右上画像マウスオンでおしんこどん画像に変わります)

このあとTさんは夕食調理のため厨房へ。Kさん、そして実は昨日の池の平小屋でもご一緒していてここ仙人温泉小屋のヘルプ部隊となるMさん(このページ最上部の露天風呂修復中)と一緒にしばし上記焼酎を嗜んでいたわけです(あ、最初に持ち込んだ芋焼酎は1.8Lはいつの間にか姿を消していました。どこにいっちゃったんだろう?(大笑))。

そんなわけでちみちみと飲んでいるうちに‥うほーっ!




(厳密には「尺」にはちょっと届かないサイズだったそうなので正しくは「尺並み」ですが)

す、すごい!これが北アルプス山小屋の夕食って思えませんよ!何でも数日前にお知り合いが釣り上げてきたそうです。「その日なら刺身にして出せたんですが数日経っちゃってるからねぇ」とはTさんのお言葉(ちなみにこの日飛び込みの3人パーティがおられたのですが、もちろんその方々のぶんのイワナ準備はなかったので別料理でした。予約なしの飛び込みだったので仕方ないですよね)。

そもそも予約時に「歓待しますよ!」との嬉しいお言葉をいただいておりましたが(あの電話の声はTさんじゃなくてKさんだったと思うのですが)、先ほどの野湯案内といいこの夕食といい、まさに大日本陸海空連合歓待というしかありません!(笑)。

しかも歓待の流れはこのあとも宴会ベースで続きます!ただその前に、お酒を嗜まない人にも楽しめるTさんのすんごい画像&動画ほかをご紹介いたしましょう。

ここでディスプレイに表示されたのが上の両画像。何とTさんが北方稜線上のチンネ峰リッジにてギターを奏でるという素晴らしい動画です!あ、「そんな危険な場所にわざわざクラシックギターを背負い上げて弾く意味がわかりません」という方は多分わたしと性格が合わないでしょうからこの場でお引き取り下さい(笑)。多分そのような方はかなり古ネタとはいえわたしの「納豆バンジー」にもご理解をいただけないと思いますので(大笑&苦笑)。要はおバカ系遊び心ってぇやつですな(突然江戸っ子気取り@根っからの千葉っ子なのに)。

画像だけではわからないと思いますのでここは液晶画面を撮影した動画にてご紹介をば。中国では映画館でこれをやって海賊版が出るのでしょうが、さすがに拙サイトを元にした海賊版は出るはずもないでしょう(笑)。
【小屋主Tさんのアドベンチャー演奏&生演奏!】
このあとリアル目の前で高橋さんのギター演奏を聞きつつ‥あれ、何だか流れはとんでもない方向へ?(大笑)。



気がつけばおしんこどんが熊のぬいぐるみ毛皮を身にまといマタギ化してました(笑)。



TさんとY字バランスでご機嫌♪と思ったらTakemaまでマタギモード。おしんこどんが手にしているのは熊の手です。

しかし、初めておじゃまする山小屋でこんなにはしゃいじゃっていいんでしょうか(大笑)。3人パーティは部屋に引き上げちゃったんで(明日は長駆欅平を目指すというので早めに就寝、朝食は4時とか言ってなかったっけ?)、このあとは5人で盛り上がります!

ところで小屋の写真アルバムを拝見していたところ、この日の夕食と同じく尺イワナの写真がありました。これらは当然刺身にして食べたんだろうなぁと思いつつページをめくっていくと?



個人情報保護法の絡みもありこれ以上詳しくは申し上げられないのですが(全然うそ)、やっぱり皆さんコスチューム持参でお越しになってたのですね(考えてみれば当然か)。ちなみにメモ欄には「青レンジャーのお腹(のお肉)が気になるなぁ‥」と書かれておりました。あまり人ごととは思えない話ですが、お腹は引き締め金融は引き締めずで経済の活性化を推し進めてほしいところであります(何のこっちゃ)。

さて気がつけば、先ほど振る舞われたばかりの焼酎ボトルの液体はどこぞにすべて流し込まれて空瓶に(笑)。ちょっと日ごろの鍛錬がハード過ぎたのかも知れませんが、そんな中Tさんが「それじゃそろそろ、うちの秘蔵酒を」と様々な酒瓶をお持ち下さいました!(と同時にいいちこの紙パック=これまた新品、も登場)。すごいんだなぁまたこの秘蔵酒が!

もちろんそれぞれが超貴重酒なのでちょっとずついただきました。まずは右上のボトル‥マウスオンしてみるとわかりますが浸けられているのは‥そう、オオスズメバチです(恐)。味は凶暴なイメージとは違って案外マイルドだったような気がしますが、それにしてもどうやって蜂を確保したんでしょう?(聞くのを忘れました)。殺虫剤で巣ごと確保というのではお酒に浸けるわけにもいかないですし‥。

続いてはこういう場ではある種「定番」のマムシ酒です。Tさんはこのマムシの瓶内姿勢にいたくこだわりがあるようで、

うーんSさん、Tさんのこのこだわりは「譲れない一線」のようですよ(笑)。そしてさらに出てきたのが右上画像の哺乳類を浸けたお酒です。これ、何だと思います?(右上画像マウスオンで明るい画像に変わります)。

Tさんいわく「浸けられるのは生後せいぜい3日までの赤子で、それ以降になると体毛も生えてくるし、そうなるとどうしても酒に雑味が出ちゃうんだよね」とのことです。ということは、このネズミ赤子は「この小屋内で確保」したものなのでしょうね。そして雑味云々についてご存じということは当然雑味酒を造ったこともおありになるわけで、となればこれまでに相当の試行錯誤を‥(苦笑)。

えーっともちろん味見をいたしましたよ。これまたワイルドじゃなくて案外マイルド。これなら普通に毎日飲めるかもと思いましたが、そもそもネズミ赤ちゃん酒を日常的に飲める環境にある人なんているわけがないのであります(笑)。ここだって貴重品なのですから。

そんなわけでかなーり酔っぱらったところでこの日の酒宴もお開きに。寝る前にもうひとっ風呂をタンノーしたわけですが(このパターンって結構アブナイらしいですよね)、発電機が止まった後も母屋からはTさんのつま弾くギターのメロディが聞こえていました。いやぁ場所よし湯よし、そして何よりも人よしで三拍子揃った仙人温泉小屋はとにかく素晴らしかった!絶対またおじゃましたいです!(でも遠いのですぐにとはいきませんが)。

ではではおやすみなさーい。翌朝われわれの朝食は7:00ですのでまだまだたっぷり眠れます!
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