− その1 メニューページ −
12年ぶりに北アルプスに戻ってきた「元」山男のTakema、さてしかしその実態は?(苦笑)。
(2012年7月25日−8月1日、そしてさらに続くがここでは割愛)
さて表題の通り、夏なので北アルプス登山を楽しんできました。「ついでに」温泉もです(笑)。今回は山中に5泊しましたからそこそこ長い距離の縦走を?いやいや、寄る年波も何とやらというわけでかなり湯ったりめの行動計画でありましたよ。だって、以下に示す行程表をご覧下さいな。
7/27 | 室堂 - 雷鳥沢 - 別山乗越 - 剱沢小屋 |
7/28 | 剱沢小屋から剱岳(2999m)往復 |
7/29 | 剱沢小屋 - 真砂沢小屋 - 二股 - 仙人峠 - 池の平小屋 |
7/30 | 池の平小屋 - 仙人池小屋 - 仙人温泉小屋 |
7/31 | 仙人温泉小屋 - 仙人ダム - 阿曽原温泉小屋 |
8/1 | 阿曽原温泉小屋 - 水平歩道 - 欅平へ下山(黒薙温泉旅館に宿泊) |
北アルプスの登山道&コースタイムをある程度頭に入れている人ならすぐにわかると思いますが、特に後半の日程が妙にゆるーいんですよ。その理由は‥もちろん小屋の名前をご覧いただければおわかりになるはずでしょう。だって、その日の行程途中に立ち寄って湯をいただくだけで通過しちゃうなんて慌ただしいというかモッタイナイではないですか!そんなわけで「温泉各駅停車の山旅」にもなったわけですが、その顛末については各ページでゆーっくりとご覧いただきましょう(笑)。
なお、今回の旅行は登山開始の前々日から始まっていますので、特に山好きの方は最初の方のページだけを見て「何だよこいつ山に登ってねぇじゃないかよ、ケっ!」と見限らぬようお願い申し上げます(苦笑)。そして実は、今回の旅行は下山後もしっかり続くのであります。でもその続きは別コンテンツにしますので、まずは「12年ぶりの北アルプス編」、始めまーす!
登山前、まずは別所、霊泉寺、そして鹿教湯で身を清めるの巻(笑)。
登山の2日前に出発したのは、もちろん「仕事が早めに片付いた」というのもありましたが「登山前に湯浴みも楽しんじゃえ」というのが主眼でありました。別所も霊泉寺も鹿教湯も、きちんとした湯使いに恵まれた湯でそれぞれよかったぁ。
天気もいいので安曇野観光
鹿教湯の共同湯をタンノーしたあと安曇野へ。時間的に余裕があるのであの超有名観光地「大王わさび農場」にも行きました。昼食後は黒菱林道経由でミニ登山気分を味わったりして何だか満足。7月下旬の平日休みはいいなぁ。
湯原の湯に浸かり、富山では海の幸に舌鼓
前から気になっていた湯原温泉(猫鼻の湯)はかなーりヨロシイ!まず間違いなく再訪するでしょう。そのあとは一気に富山まで進み、駅前のビジネスホテルにチェックイン。翌日からの山行に備えて海の幸を補充したことは言うまでもありません(笑)。
いよいよ登山スタート!まずは剱沢山荘まで(その1)
室堂までの直行バスはやっぱり楽です。腹ごしらえも何とかした上で出発しますが、最初の難所はみくりが池温泉。心を鬼にして「通過」。そもそも地獄谷遊歩道が通行禁止だったのですが、あれは目の毒(笑)。そんなわけで雷鳥沢まで。
いよいよ登山スタート!まずは剱沢山荘まで(その2)
雷鳥沢の登りをクリアして剱御前小屋に到着したところでおしんこどんの誤解が判明(済まない)。このあと小屋に着いて焼肉ランチのあとはそれぞれにのーんびり。夕食のトンカツ定食もウマウマで、小屋泊まりだとこのような快適生活が営めるのかと実感。
剱岳アタック(1) しかしガスが‥んん?おおぉっ!
日の出前から頂上部分にはガスがかかり、しかも登るにつれて乳白色の世界へようこそモードでありました。しかーししかし!頂上まであと標高差数十mのところで一気に急展開!32年ぶりの剱岳からの展望をタンノーした次第です!
剱岳アタック(2) 下りも気を抜いちゃいけません
頂上からは蟹の横ばい等も含めてまだまだ岩場が続きます。前剱のガレ場の下りは特に気を抜いちゃダメです。しかしこんな好天気のみならず、剱の神様はきっちりと巫女さんたるライチョウ親子までも見せてくださいました。もう思い残すことはありません(笑)。
剱沢雪渓を下り裏剱方面へ(1) 雪渓下りを楽しんで二股でラーメンランチ
剱沢雪渓はかなり楽しめました。真砂沢ロッジからは川沿いの道を時に高巻き時にはへづり、でも登山道そのものはしっかり手が入れられています。二股では豊富な水で味噌ラーメンランチ!もちろんグルメのわれわれは「バター載せ」!(笑)。
急登を終えて裏剱池の平小屋へ。お迎えあり風呂ありでスバラシイ!
仙人新道は特に後半背中をアブられるので結構キツイです。そして仙人峠まで上がったら池の平までプロムナードだと思ったのに(笑)。小屋到着と同時に「お迎えに上がりました」というのにはホントにビックリ。そして「お風呂に入ってまったり」。
池の平から「Kさんのガイドさん付き」で仙人温泉へ
翌日はいよいよ仙人温泉へとゆったり移動。Kさんが先頭を歩いて下さるので、雪渓から夏道への取り付き等一切のルートファインディングの苦労もなく「ただついていくだけ」というとっても楽々下山でありました。このページは仙人温泉小屋到着まで。
仙人温泉小屋の露天風呂入浴&野湯それぞれを堪能
到着はバリバリの午前中でしたがさっそく部屋へと通していただきラッキー。沢水で冷やされたビールと後立山連山を眺めながらの露天風呂三昧といったらもうたまりませーん!そして午後は「嗚呼憧れの野湯掘り」。おしんこどんも湯船掘りに精を出しました。
仙人温泉小屋の夜は更けて(夕食&宴会編)
そんなわけで仙人温泉をタンノーしたあとは夕食宴会です。しっかり焼酎もごちそうになり、Tさんのギター生演奏も。気がつけばなぜかわれわれ夫婦は2人してマタギ装束に(笑)。そのあとは小屋の秘蔵酒チビチビで素晴らしい夜となりました。寝る前にもうひとっ風呂はいうまでもなし!
嗚呼恐るべし雲切新道
山小屋としては極端に遅い7:00の朝食をリクエスト。お礼を申し上げた上でいざ対岸のトラバースの上り坂で突然おしんこどんが指笛!さようならー!そしてその後はいろんな意味で激しい「雲切新道」経由で仙人谷ダムまで怒涛の下り坂っ!
仙人谷ダムのおもしろ登山道経由で阿曽原へ
ダムまで下ってくると、登山道は建物の中へと吸い込まれます(笑)。そしてそのあとは地下道を行き、あ、踏切にも気をつけましょうね!登り返して水平歩道をしばし行きぐぐっと下ったら阿曽原温泉小屋到着っ!この日も温泉でまったりしたのはいうまでもないことです。
いよいよ最終日、阿曽原から水平歩道を欅平へ(1)
しっかり朝風呂をタンノーし、小屋主のSさんによる「あまりにも完璧な」Takema登山靴の修理に感謝感激し、いよいよ最終日がスタート。水平歩道まで登り返し、折尾ノ大滝で水分を補給し、オリオ沢を堰堤内トンネルで越えていきます。
いよいよ最終日、阿曽原から水平歩道を欅平へ(2)
いよいよ水平歩道核心部の「大太鼓」を通過‥ですが、もう高度感には慣れちゃいましたんでどうということもなく通過(写真撮影時には念のため番線を握ってましたが)。このあとインディジョーンズ的に楽しい志合谷のトンネルを越え、シジミ坂をぐぐんと下って欅平到着。おつかれさま!
黒薙温泉でまったりの翌日、いよいよ車をピックアップ!
黒薙温泉のアブは黒薙の支線トンネルで撃退。翌朝は始発のトロッコ列車で宇奈月温泉へ降り、そこから富山地鉄で電鉄富山へ。さーて足かけ七日間止めていた車の駐車料金はいったいいかほどに?本当に「完全無料」なのか否か?
小川元湯で身体も山着もお洗濯
この日のお宿はずっと以前山帰りに泊まったことのある小川元湯の湯治棟「自在館」。こちらでいろんなモノをきれいさっぱりしちゃいましょう。翌朝には「入った」という記憶しか残っていなかった反洞窟風呂へ。しかしアブの季節ゆえそこには「徹底した対策」が!
栃窪鉱泉でまったり、越の誉酒造で避暑がてら今宵の宿検索
あっつい夏の日となれば汗はダラダラ、ならばとりあえず温泉でそこまでの汗をきれいさっぱり流しちゃいましょうというわけで栃窪鉱泉へ。実にシブイ湯小屋には黒茶系の沸かし湯が湛えられておりました。このあとはひょんなことから「とあるミュージアム」。おしんこどんうらやましすぎ!
お宿を何とか確保、新潟まつり見学と夕食とでミッション終了!
とりあえず新潟市内中心部にお宿を確保。新潟まつりはTakema的にはイマイチでしたがまぁこれも経験ということで。夕食という名の夫婦で居酒屋宴会はなかなかよきものでありました。