− その2 気がつけば日本百名山の山頂に(笑)。 −



もともとここに来る予定は全くなかったんですが、気がつけば61座目の登頂でありました(笑)。

(2012/4/28)

さてGWの初日は奥会津が目的地ということでゆっくり‥出発したら「渋滞ハマってさぁ不機嫌♪」(どんぐりころころのメロディで読んでね)になること必定なので、4:30に千葉の自宅を出発です。なお今回の旅行前半(お宿編)には、

そんなわけで3人での旅行となりますが、だからといって「おしんこどん母に気を遣った旅行計画&行動」は全く行っていないのであります。その片鱗はこのページを見ていただければすぐにわかるはずかと(大笑)。

東北道最南部が渋滞する前に北上を完了し、とりあえず那須塩原ICで高速を降りました。というのも最初は「塩原界隈でお湯に入り、そのあとR400で山越えだ」と思っていたからなのですが、とっても順調に北上しちゃった関係で時間が早すぎ!塩原の湯宿に朝一番で入浴を乞うのもどうかと思い、那須方面に北上したわけです。

とはいえ板室経由の山線で那須まで来たところでもまだまだ時間は早い!(鹿の湯の駐車場はガラガラでしたが、考えてみればオープンは8:00。通過時はまだ7:00前でしたから当然ですね)。そんなわけでとりあえず一番上の峠の茶屋まで上がってみました。すると‥

いや、実はこの2週前の週末にとあるイベントを企画していたのです。しかしその数日前に「残雪が多すぎて断念無念の企画中止」となったわけです。ちなみに聞いたところによると「ここ1週間の天候不順(大雨等)により一気に雪が減った」のだとか。

なおこの日の遠景残雪量から推察するに、「某所にブッシュが出る前に行かれる最終タイミング」であると同時に「(おそらく)アイゼン不要のベストタイミング」であるように思えました。でも実際のルートに行ってみたわけじゃないので断定はできません。というか雪山登山経験のない人はこの時期に行っちゃいけません(どこへ?(笑))。

そんなわけで峰の茶屋駐車場からロープウェイ駅まで下ってきました。しかしそれにしても全然車がいない!どうして?(ちなみにラジオからは「館林でもう10km渋滞してるからね」等の情報が流れていましたが)。

というのも、この時点で時刻はまだ朝7:00ちょい過ぎくらいだったのです。さすがに早出は何よりの効力ありですね。で、この日の自宅出発時には全く考えてもいなかったのですが「せっかくなら(おしんこどん母もいるわけだし)ロープウェイに乗っちゃうか?」という思いに至ったのでありますよ。

で、いざ駅構内に行ってみると‥



、これって何といいタイミングなんでしょうかっ!しかもこの日は微風快晴で最高のお天気だし!そんなわけで、湯本の温泉街を走っているときには思いもつかなかった行動に流れ流されたというわけです。



GWとはいえ始発便はご覧の通りガラガラ。上を見れば快晴の空、そして眼下には某野湯が(両上画像マウスオン)。

なおマウスオン画像がセピア系なのは窓ガラスにそれ系のコーティングがなされているからなのですが、車の窓も含め色つきガラスはどうも好きじゃないんですよね。特にロープウェイなんかの場合は「展望が売り」のはずなのに、どうしてわざわざ人工的なフィルターを通した景色を見せられなければならないのか‥理解に苦しむところなんですが皆さまいかがでしょう?

まぁそんなことを華麗なるGWの初日からぶつくさと念じてもしょうがないのでぐんぐん上がります(というか上げていただきます)。ちなみに復路で聞いた話によると、

ということでした。いやぁそうでなくともこの日はロープウェイの山頂駅でもそよ風さらりのまさに上天気でしたからね。おしんこどん母をはじめとしたわれわれの「日ごろの行状」が、まさに神仏をして天気を晴れせしめたというのは間違いのないところであります!(誰も否定できないはずなので勝手に断定)。

で、頂上駅から少し歩き出してみるとそこにはご覧のような雪田が!ここで右上画像のようにはしゃいでいるうちに(右上画像マウスオンでおしんこどん画像にチェンジ)、ふと急に、とてつもない誘惑がTakemaの脳裡をよぎったかと思えば一気に「理性」を上手出し投げでねじり伏せたのでありました!つまりそれは‥

というものでありました。しかしこの誘惑には大きな「常識的制動」がかかります。それはもちろん、「まったくそんなつもりで来ていないおしんこどん母をどうするのか(駅で待機していてもらうのか?)」、そしてTakemaはともかく(ビブラム底のチロリアンもどきシューズを履いている)、おしんこどんは今回の後半戦のキャンプには参加せず宿泊まりだけということもあり靴はごくフツーの革靴なのです(しかもこれまで長年大切に使ってきたお気に入りの靴らしい)。

さーてどうするTakema、義母放置&おしんこどん靴を荒行にさらしてまで山に登るのか?そして熟練爛熟熟慮の上で出した結論はといえば‥

という、その昔の名登山家マロリー氏の言葉をもじった嗚呼自己中心ここに極まれり的な、でもたぶん拙サイト読者の方なら「あんたなら当然そういう流れになるでしょ」とお考えになるものでありました(大苦笑)。

そんなわけでおしんこどん母には「急いで登って降りてきますから」と言い残し、よっしゃー登れや登れ(笑)。



このお天気と距離とはいえ完全に手ぶらで水も無しで山頂を目指したわれわれをお許し下さい(山をなめてる)。



これだけの上天気&僅かな微風ゆえ、さすがに最後の方では汗をかきました。でもふり返ればいい感じの景色が(右上画像マウスオン)。



えーっと、知らない方も多いと思いますがTakemaはその昔山岳部に所属していたんです。そんなわけで目指すともなく気がつけば20代半ばまでに深田久弥氏のいう「日本百名山」は50以上登っていました。しかも幌尻岳とか裏岩手縦走路経由での八幡平とか冬の宮之浦岳とか、そこそこハード系の山々をだいたいクリアしてきたというわけです。

しかし、NZワーホリ帰国後にバイクに乗り出してからはそのペースも激減し(そもそも百名山完登を目指していたわけではないので当然ですが)、結婚してからはさらに山への足が遠のきました。それはもちろんここ那須茶臼岳についても言えたことでして、「いつでも行かれる」と思ってきたことが災いの元だったわけです。

自分が温泉メイン主義者?になってからは、三斗小屋温泉煙草屋には山を越えて泊まりましたし膳棚温泉(野湯)にも行きました。とくに膳棚温泉の場合は少し上の指導標画像の場所まで行きながらも頂上巻き道からあーだこーだと下っていったわけです。でもこれまで「那須連山最高峰の茶臼岳山頂」には一度も足を延ばしたことがなかったわけです。

そんなことから「野湯訪問なしでここまで来たなら!」という思いが現地で一気に強くなったというわけです。あー説明がシロナガスクジラですね(笑)。

頂上からは会津の山々も含めていい感じで眺められました。直下の旧火口には氷水がたまっていていい感じ(右上画像マウスオンで拡大)。ああ来てよかったなぁ61座目‥としみじみしていたところで、

という現実を直視しました(笑)。下り道はしばらく岩稜帯ですが、少し下ると富士山の砂走りモードになるので早い早い。しかし靴の中に砂が入るのはやむを得ないところ‥え、後ろをふり返るとおしんこどんも同じように走り下ってますが!(ヤメナサイッテ)。結果として帰りは約15分で下って来ちゃいました(笑)。



そんなわけでまだほとんどの人の「GW」が始まる前に「最初のひと仕事」を終えちゃったわけです(笑)。

だって、ロープウェイで下ってきて駐車場の車に戻ってきたのが「9:05」でしたからね。やっぱり何ごとも時間差攻撃が大切というわけです。と同時におしんこどん母、約1時間放置プレイでゴメンナサイ(申し訳ない)。

さてここからは甲子温泉経由で会津方面へと向かいます。新甲子温泉の界隈にはカタクリの花が咲いていましたが、このあとはさらに怒涛のカタクリ群落を見ることになるので1枚だけね。



そんなわけで4000mオーバーの甲子トンネル経由で会津へとワープします!

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