− その6 大林公園はかなりヨロシイ。そのあとは当然無料でひとっ風呂 −
まだ僅かに雪も残っている中、桜とカタクリをW観賞はお得感強し!(ちなみに入場無料ですし)。
そんなわけで宿を出発し、対岸の山の上にあるという大林公園を目指すこととしました。そういえばこの界隈では秋の蕎麦祭りに行ったこともあったよなぁ、あの頃はシーベルトとかベクレルとかいう言葉も知らなかったわけで(シューベルトは知ってましたが=意味なし)、「人間には知らないでいいこともある」ということを強く感じたりもしますが知っちゃった以上しょうがない、何とか折り合いを付けていくしかないのですよね。
R400を左に曲がりえっちらおっちらと登っていきます(車でですが)。集落内を通りさらに登っていくと桜の木が見えてきましたが、うーんこれじゃよくある「桜のある公園」だなと思ったのは事実です。しかし、さらに上に登っていくとそこには!
カタクリの花は背が低いので目立ちませんが、右上画像のように薄紫の花を咲かせています。GWの東北、それも脊梁山地エリアではではよく見る花ではありますが、ここはいいなぁすごいなぁ。
桜の花の色も濃く、かなりいい感じであります。
でも、朝9:00だからということなのかほとんど観光客がいないんです。たぶん広い園内に全部で10人くらいしかいなかったんじゃないかな?まぁわれわれも現地に来るまでは知らなかったわけですし、ここはもっとアピールしていいのではないですか?国道沿いにもほとんど看板は見なかったと思うぞ(たしか三島の道の駅には表示があったと思いますが)。
テントは設営されていましたが、人員が配置されるのは連休後半だけなの?もったいないです。
僅かながら水芭蕉も咲いていました。花は大きくないけれど車窓から見るだけなら十分です。
そんなわけで20分ほどのんびりと過ごした上で山を下っていきます。で、国道に戻る道沿いには例の「ふるさと荘」がありますので、花見の汗を流すべく(汗なんて全然かいてないけど)立ち寄りいたしました。栄光舘のチェックアウト時に「もしかして寄らせていただくかも」と申し出ていたので、スムーズに「無料入浴」できました。
と、その前に眼下を流れる只見川に注目です。雪解けゆえ水量が多い時期ではありますが只見川本流は黄土色に濁っています。しかしこれはやはり雪解けが原因ではない?(右上画像マウスオン)。
やっぱりこれもあの水害の影響なのでしょうね。発電用のダムが常時水門を全開している現在は、同時に「長年たまったダム底の泥が雪解け水に巻き上げられて常時排出」されている状況でもあるのでしょう。そしてもちろん、水害でえぐられた流域の土砂も常時巻き上げられ‥。只見川本流に生息していた川魚はどうなってしまったのでしょう。心配です。
また、原発事故の影響でこの地域の川魚は「禁漁」になっているとの掲示も目にしました。上のほうで「何とか折り合いを付けていくしかない」と書きましたが、まだしばらくガマンしなきゃいけないことは多そうです。ふぅ。
さてそんなわけで温泉です。放射性物質は地中に浸透していくことはないらしいので湯はもちろん安心です(動力揚湯だしね)。あ、わたしは震災後現在に至るまでどこの湯についても一切気にしたことすらありませんが。
こういう貼り紙を見るとドキドキしますねぇまったく(大笑)。
浴室に入ってみると、浴槽こそ前回の記憶通りの1/4円形ではありますが湯口が何だか全然記憶と違います。あれれと思いつつ湯温計を見ると44度くらいですね。この手の温度計は結構誤差があることが多いのであまり信用していないのですが(自分が持参する温度計が一番信用できる=相対的に確認できるので)、実際のところも44度近くはあったと思います。
で、肝心の湯口ですが確認してみたらやっぱり違いましたよ(左上画像マウスオン)。2007年訪問時は角部分の湯口から投入していたのです。でも今は壁の上からゆったりと流し入れ、「熱すぎる源泉」を空冷で少しでも冷やした上で投入しているわけですね。
それでも熱いんですが、このアイデアはいろんな宿で見習ってほしいです(右上画像マウスオンで意味なく足画像に変わります)。
「宮下温泉ふるさと荘の湯もヨロシイ。」 |
ちなみに栄光舘とこちらふるさと荘の源泉は別なので、湯めぐりの際は「同じ経営だし」とかで早合点しないように(笑)。ちなみにふるさと荘の湯は結構さっぱり系です。
ではでは会津から移動しましょう。しかしまだお腹いっぱいなので山都の蕎麦も喜多方のラーメンも食べずに一気に米沢まで行ってきます。そして米沢といえばわれわれの定番ホームセンター「ムサシ」!