− 北大東島・南大東島旅行記(2013/2) その3 まずは那覇までエアアジア。到着後は「琉球温泉」瀬長島ホテルへ!−



国内航空会社の中で定時到着率が一番低いと噂のエアアジア、この日もやってくれました。

そんなわけで成田空港へとやってきました。成田から国内線に乗るのは初めてなのでちょっとキンチョーします。いや、成田空港にキンチョーするんじゃなくて、LCCを利用するのが初めてなのでそっちのほうがね。

で、普通国内線のチェックインは出発の20分前まで可能なのですが、エアアジアの場合は45分前までがタイムリミット。預け荷物は有料なので今回は機内持ち込みだけですむように荷物を精選しましたが、機内持ち込みの重量制限は7kgまでとこれまた手厳しいんですね。それでも芋焼酎1Lはしっかり荷物の中に忍ばせました(笑)。国際線じゃないので液体の持ち込みもOKなのはうれしい限り。


とりあえずかなり早めに着いていたので、手続き終了後3Fのレストラン街にてしばし休息。なぜかトンカツ定食を食べていたのはここだけの謎です。第1ターミナルなら回転寿司が定番なのですが、第2の方は「回らない」からなぁ(=高い)。

「搭乗口には出発の40分くらい前に来るがヨロシイ」とエアアジアのサイトに書いてあったので、人間的に素直なわれわれはその通りに行動。ターミナル1Fの一番端っこから、いかにも後付けでーす系の通路を通ってやってきてみると‥あれれ、まだガラガラですね(笑)。

右上画像の通り安っぽさは否めません。というか、意図して安っぽさを演出しているんじゃないか成田空港会社?天井板を貼り付けないのも何だか不自然。でも、天井板があろうとなかろうとヒコーキの安全には何の関係もなさそうなのでまぁいいんですけれどね。

この搭乗ロビーは今のところエアアジア専用になっているので、唯一ある売店もエアアジア仕様になっています(右上画像マウスオン)。ちなみにエアアジアではこれまたうるさいことに「外部から機内に持ち込んだ飲食物を機内で食べることは禁止」となっていますが、この売店で買ったものは問題ないようです。でも、どうやって判別するんだ?(ほぼ無理だろうと推測)。ただし、カップで出されるコーヒー、生ビール、ソフトアイスの3品だけは「ここで買っても持ち込めない」と明記されていました(左上画像マウスオン)。まぁそれくらいはしょうがないよなぁ。

さてこの日のフライトは15:40発で、案内ボードには搭乗開始予定時刻が「15:00」と表示されておりました(ずいぶん早いな)。しかし、予想されたとおりしっかりアナウンス「機材の到着が遅れている関係で、当フライトの搭乗ご案内も遅れる予定です」。やっぱし(笑)。

ただしエアアジアの名誉のために申し上げておくならば、この日は強い冬型の気圧配置で、おそらく新千歳からやってくるであろうこの機材も新千歳の混乱に巻き込まれた可能性が高いんですね。たぶんANAやJALにも遅れが生じていたと思われます。
ただし問題になるのは「この便の出発が遅れ ると、折り返し那覇発成田行きの便も当然遅れるわけで、22:00成田着の定時着に間に合わなくなるどころか、23:00には成田が閉鎖されてしまいますからその場合は‥欠航?羽田?羽田なら問題ないだろうと思う人もいるかと思いますが、成田空港周辺に車を預けている人にとっては涙目でしょう。

また、23:00の「門限」に間に合ったとしてもこれまた問題があります。それは「京成&JRの接続」です。東京方面へ向かうお客に対してJRは案外に冷たくて、東京行きの最終電車は22:19発でオシマイ(空港第二ビル駅)。京成は沿線に住む空港関係者の利便を図るため22:42発の通勤特急上野行きを 運行していますが、それとてエアアジアが30分も遅れれば間に合わないでしょう。そのあとには23:06発の各駅停車津田沼行きがありますが‥津田沼からはタクシー必定です。

というわけでエアアジアの那覇便上りはヒヤヒヤものの危険がアブナイ感でいっぱいなのであります。ご覚悟の上ご利用ください‥
って、われわれもこの数日後の利用時には結構ヒヤヒヤしたんです(苦笑)。

ようやく搭乗の案内が出たのは出発定刻を20分ほど過ぎた16:00。ま、この日は空港至近の「温泉宿」に泊まるだけなのでこれくらいの遅れなら何らの問題もないのですが。

で、ここからはバスで飛行機まで移動です。見たところが明らかに普通の市内バス仕様だったので「これはどこかから仕入れてきた中古バスに違いない」と確信し、車内をなめ回すがごとく見渡してみると(笑)‥

あったあったありました。「車内消毒済証」には「東京ベイシティ交通」の文字が。少なくとも平成24 年5月までは千葉県浦安市界隈をフツーに走っていたはずのこのバス、第二の人生は酷使されることもない安らかな職場でよかったね。お仲間の中にはたぶん海外に売られて(譲渡されて)、これまでとは比べものにならないほど酷使される輩もいるだろうからねぇ。

さてバスで機材の脇までやってきましたが、ここでまたさらなる忍耐の待機が待っていました。

それは‥「給油作業」。どうやら諸般の規定により「給油作業中に旅客を乗降させてはならない」という ことなのでしょう。でもねぇ、ジェット燃料=ほぼ灯油+添加剤なんだから、そんなに几帳面にならなくてもいいと思うんですが。ここでたばこの火をつける輩は皆無だと思うし(笑)。そんなわけで、エアアジアJW8665便はほぼ1時間遅れで成田の空に飛び立ったのでありました。

ぎりぎり夕日に間に合ったところでワインを注文(もちろん有料:700円)。でもやっぱり飛行機に乗ったらワインですよねー(意味不明)。ついでに軽食も頼んでしまったのは何だか不思議でしたがおつまみとしては必須だったかと(自己肯定)。

そんなわけで那覇空港ではLCC専用ターミナルへ。恐ろしいことにこの専用ターミナルからメインター ミナルへは右上画像のシャトルバスでしか移動不可能です。ということは帰路には時間ぎりぎりにメインターミナルに到着しちゃうと、「バスが来なくてチェックインに間に合わず」という可能性もあり得るわけで‥くわばらくわばら。

さて空港からは宿の送迎バスをお願いしていましたが、このように約1h遅れということでお姿はなし。レンタカー用送迎エリアで別会社の係員さんが親切に連絡をしてくださり事なきを得ました。

そうそう、この日の那覇は南国といえどもさすがに2月というわけでうすら寒かったんです。左上画像の送迎車ドライバーさんも「今日あたりは1年で一番寒い気温です」とおっしゃっていましたっけ。でもこの時間の気温はだいたい摂氏15度くらいだったんですが(笑)。そんなわけで約10分の移動で「琉球温泉 瀬長島ホテル」へ到着です。

2012/12/22にプレオープン、正式オープンは2013/2/1というまさに開業したばかりのこのホテルは、那覇空港を離発着する飛行機を間近に眺められること、空港至近ゆえの利便性、そして「沖縄では貴重な温泉」が楽しめるという三拍子そろったホテルなのであります。朝食付きプランで8200円/人とそこそこお高めですが、まぁこれはしょうがないかな。ちなみに露天風呂付きの部屋とかになると料金が跳ね上がります(笑)。たぶんオフシーズンだからこのお値段なんでしょう。



翌朝撮影したエントランス画像です。フロアマットには「琉球温泉」の文字が誇らしげに。



あえて暗めにしていると思われる通路や室内ですが実際の利用上は何らの問題もなし。WiFiも飛んでいるようですがPC持参のわれわれは有線LANで利用。

ちなみに部屋の浴室にもかなりこだわりがあり(われわれの部屋は温泉なしでしたが)、この夜油断して温泉に入れなかったおしんこどんも浴室利用後には「はぁー、気持ちよかった!」ということでした(笑)。

そんなわけで夕食です。歩いて行かれるエリアにコンビニや食堂があるわけでもないのでお宿のレストランで食べたわけですが‥




(いや、両上画像はただ乾杯しているだけですが)

お値段もそこそこですからね(笑)。島豚のせいろ蒸しと沖縄そば、そしてグルクンおにぎりを注文して満足したというわけです。ちなみにこのあと売店を眺めていたら、缶ビールが定価で売られているのにちょっとびっくり。とっても良心的じゃないですか!

さてこのあとはいやがおうにもお風呂、そう、琉球温泉に行くしかないのであります。しかしですね‥

部屋備え付けのこのサンダルはよろしくない!館内全域で利用可能ということでしたが普通に歩こうとすれば間違いなくペッタンパッタン系の音が廊下に響き渡るわけですよ。しかも、裸足の親指と人差し指が直接触れるビーサンスタイルはあまり好まれないのでは?

右上画像の通路(オープン直後なだけあって蘭の花ロードでした)を進んでいくと温泉の受付です(宿泊者は無料、ただし緑色のチケットを提示します=右上画像マウスオン)。

で、脱衣場から先は「撮影禁止」との掲示があったのでもちろん撮影していません。そこで、ここからは公式サイト系の画像をお借りしましょう。

上画像は公式サイトのものを借用しています。内風呂はどうやら真湯のようでして浴感もほとんどさらりそのもの。で、壷湯に行ってみると、上画像ではじゃぼじゃぼとかけ流されているように見えますが、実際は不定期に湯が投入されている状況でした(実際のところかけ流しの湯使いではないとの公式見解でした)。でもぺろりとなめてみると塩味を感じましたが強塩化物泉というほどではなし、結構な加水がなされているのかなと(やはりそうでした@公式見解)。

こちらも公式サイト画像を借用しています。この露天湯は湯の濁り具合からいってもかなり源泉投入も多いのかな(ちゃんと排出もしていたので)。とはいえこちらも新湯は不定期に投入されるのみ、湯温安定のためか浴槽内に噴き出しありで湯使いについてはイマイチかなと。展望についてはごらんの通りめっぽういいので、きっちりと湯口からの常時かけ流しをお願いしたいところです。源泉は50度あるんだ し500Lの湧出量であれば問題なくできると思うので‥。

ちなみにこの日は曇りでやや霧雨模様でしたが、公式サイトの上画像もたぶん加工されているようにも思えます(笑)。

明けて翌朝。どんよりと曇っています「(残念)。でも今回の旅行では傘を開くことは一度もなかっ たのでまぁラッキーかなと。こちらのホテルは那覇空港の離着陸が眺められるのが売りということで部屋のベランダから眺めておりましたが‥この日は北風というわけで見られるのは着陸ばかり。離陸のほうが迫力があるはずなのでちょっと残念かも。
那覇空港を離陸するJAL機
このデジカメ最大の難点がピント合わせだとよくわかります。



あたりまえですが静止画なら何の問題もないわけですし。あ、この飛行機は今日乗る琉球エアコミューターです。

さてこの日は14:05発の北大東島行きRAC0847便に乗るまではヒマなのでお宿でゆっくり。朝ご飯は料金に含まれているので8:00過ぎにのんびりと朝食会場(レストラン)へと向かいます。



あのー、何だかやたらにリゾート系なんですがっ!この時期入りたくもないですがプールもあるし。



正面玄関の真ん前には真新しい神社がありました。ホテルの建設に伴い移設されたんでしょう。



外洋側には源泉施設がありましたがあまり湯はなしね(笑)。朝ご飯、食べ過ぎなのでお昼は軽め決定です。

飛行機に乗るまで時間があるので、いったんチェックアウトして宿の送迎車で空港へ行き、荷物をコインロッカーに預け身軽になって国際通り界隈を歩いてくることにしました。いやぁ、ゆいレールが開通してとっても便利になったこと!

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