− 2014/3福島お出かけ その2 お風呂の選択は失敗、でもおいしいランチとお買い物!−



もちろんイイ話ばかりじゃないのは承知の上です。それでも福島の訪問はいつも楽しみ♪

(2014年3月8.9日)

東日本大震災から3年。「万」を超える方々の三周忌となりました。もちろんその方々には心から哀悼の意を表します。しかしその一方で、「命をつないでいる」われわれはこれまでもこれからも何かをし続けなければなりません。それが亡くなられた方々に対する唯一絶対の責務なのだろうと思っています。

自分は震災直後から被災地に行く!行って少しでも現地でモノを買い込み(被災地の経済活性化に僅かでも貢献!)、そして拙サイトをご覧の方々に現地の状況や「行こうよ!」をアピールすることを目標に据えました。

時には「東北メインのつもりが北海道で遊び過ぎちゃって駆け足で三陸」とかの自爆系アクシデントもありましたが(苦笑)、一応震災前と同じくらいの頻度で東北を訪問しているつもりです。あ、福島に限っていえば訪問頻度は明らかに増加しています。そのかわり青森がその割を食っているようなのが現状ですが、今夏は久々に行きたいなぁ。


さてそんなわけで一気に福島県中通りの中島村までやって来ました。近くまで来たところで「ん?どこかデジャブー感ありありなんだけれど?」と思ったら、何といやさか食堂脇の交差点だったのでビックリ。実はろくな朝ごはんを食べていなかったので(Takemaは朝起きてネーブル1個、そのあと東北道のPAでアメリカンドッグ*1をおしんこどんとシェア)、ならばこちらでランチと温泉をWタンノーもありかなと考えたのですが、せっかくこの界隈まできたのであれば「まずは新規湯」という選択をしたわけです。

ということでやって来たのが中島村総合福祉センター。結構なツル感ありということで期待しての訪問なのですが、駐車場に車を止めてドアを開けたところでまずはビックリ!


いや、決して大嫌いなわけではないんですがかなーり濃厚なこの臭いにヨロシク哀愁、いや違った上海帰りのリル、いやこれも全然違うしそもそも古すぎるし!えーっと何でしたっけ、あぁそうだ、ロボはギロチン帝王もろとも彗星に飛び込んだんですよね‥。

というわけで閑話休題というか強制リセット。この臭いなんですが一応視界の範囲内には発生源を特定できませんでした。が、たぶんすぐ裏に「何かがある」としか思えません。ま、しょうがないかな(先人の温泉レポを見ているとそのような記述は一切ないので、たぶん「まさにピンポイントタイム=略してピンポン」だったろうと思われます。略す意味がどこにあるのかはたぶんアンドロメダの彼方まで行ってみればわかるはずです)。

こちらは「総合福祉センター」の名前の通りデイケアやらいろいろとやられているようで、訪問当日も福祉士とおぼしき方々が何やらの準備に忙しそうでした。が、とりあえず今のところ介護の方々のお手を煩わせる必要のないわれわれはごくフツーに券売機で入浴券を購入し、「一般浴室」方面へと向かうだけなのです。


で、性差の関係でおしんこどんと泣く泣くしばしの別れの杯をかわし(うそつけ何もしてないって)、そのあとTakemaはいきなり酪王カフェオレ?(笑)。いやもちろんそんなことはありません。ここから先は語るも涙聞くも涙系のキビシイ現実が待っていたのでありますよ(講談か!)。

脱衣場に入るとカゴの利用状況から先客さんが4人であることがわかりましたが、うちお1人は身体を拭かれていたのでターゲットスコープは残る3人に絞られます。しかし、ガラス越しに浴室を見ると誰もいない?どうやら先客さんはみな「サウナ三昧まっしぐら」?ならば‥今しかない逃すなチャンスをというわけでダッシュ脱衣、いざ浴室へ!しかし‥


TakemaのTマップルにはいろいろと書き込みがあるんですが、だいたいいつもお酒を飲みながら書き込んでいるのでそのほとんどは「ここは良さそう」系情報なのです(たまに「バリ循!」とかの警告書き込みもありますが)。

そういうことでここにもいつだったか系の書き込みがあったわけですが、ここまで強い塩素臭がするとはスマトラウルトラっ!(無理がありますがスルーでよろしく)。窓を開けて「換気」したいぞと思ったくらいです。

湯使いは「加温はすれど循環はせず、ただし浴槽内の湯を別施設の暖房にも利用しているためオーバーフローなし、そしてツルヌル系の肌ざわり」という事前情報を得ていましたが‥


(左上画像マウスオンでジャグジー湯足画像に変わります。サウナ先客さんが出てこられたので浴槽内画像はこの1枚のみ)

これについてはおしんこどんも同じような感想だったのでまず間違いなさそうです。先人の皆さまのサイトによっては「ぬるスベ」とか「ぬるつる」という感想記載もありましたがこの日の湯はじぇったいそんなレベルではありませんでした。せいぜい「井戸水を沸かした湯に塩素系薬剤投入」というところでしょうか?

そんなわけで自分としては「ガックシ」レベルの湯でありました。仮に「源泉または動力モーターの不調によりたまたま水道水を使用してました」ということだったらいいんですが、そうじゃなかったらわれわれ夫婦それぞれの「肌ぬるすべセンサー」の精度が疑われちゃうわけです(笑)。真相はどうなんだろう?

まぁそんなわけで塩素系薬剤にまみれた身体で本日最初の湯をあとに‥いや、でもそれは普段と同じというか、そもそもわが自宅の水道水は「江戸川と利根川のブレンド」ですからね。おしんこどんが「水のいいところに住みたいなぁ」というのもわかるわけですし‥。

このあと泉崎のほうにも行ってみましたが、何だか「狼少年」的な気分になっていたこともあり前まで行ったところでパス。それだったらやっぱりいやさか食堂やあゆり温泉に行っとけばよかったのになぁ(いろいろ複雑というか後悔先不立系)。

ここからは磐越道との接点である小野町を目指しあぶくま高原道路を北上です。Takemaのカーナビは2010年データから更新していないので、おおーう道なき道をトレースしてます!(笑)。でももちろん到着時刻をかなり短縮できました。

で、お昼ご飯は小野で食べておかないといかんな(すでに13:00を回ってるしここから先は飲食店の数が極端に減りそうだし)ということで国道をずんずん進んでいきます。ところで町内中心部の「一見何てことない食堂」の前に人々が列をなしていたのは何だったんだ?(調べてみたらどうやら人気のラーメン屋さんだったみたいです)。


しかしわれわれのお出かけランチ定番のお蕎麦、しかしよさげなお店が見あたらない‥というわけで、GSでガソリンを満タンにしたあとすぐ斜め向かいにあった洋食屋さんへとピットイン。何だかちょっとお洒落な外観です。

で、ご覧のとおり洋食メニューがずらり。というわけでTakemaは「チキンステーキ小悪魔風」を注文することに。それにしても「小悪魔風」って?(あとで小耳に挟んだところによると、ソースにいろんな香辛料を使っているんだとか)。おしんこどんは「牛肉ときのこのガーリックピラフ」をオーダーしたわけです。


料理写真をこんな下手くそに撮影していると道北在住のあの方にどやされそうですがお許しを。うん、どっちも美味しかった!おしんこどんいわく「このピラフ、お肉がものすごくたくさん入ってた!」。Takema「鶏肉のソースが変な自己主張なしでいい感じだし、ベイクドポテトもホクホクしていてイイネ!」というところでありました。ここはまた来てもいいかな感があります!「小野町 フライパン」で検索だ!

さて食事を終えたあとは、田村市の中心部である船引エリアへと北上します。この日の宿泊はいわき湯本温泉なので完全に逆方向なのですが、実は船引で是非買いたいモノがあるのです。

いつも書いているように、Takemaのツーリングマップルにはいろんな書き込みがあります。そのほとんどは温泉情報なのですが、なかには「近くに行ったら立ち寄ってみたいお店」なんかもあるわけです。

で、今回訪問しようとしたのは「ハム工房都路」。なんでも「ドイツ農業協会 食品協議会」に出品して連続して金賞を受賞するなど、相当高品質のハムやベーコン、ソーセージなどを生産している実力派の工房のようなんです。そんなわけでもう何年も前に「近くに行ったら買いに寄る」つもりでありました。

しかし現在、その書き込みがあるポイントに「工房」はありません。原発事故により都路地区は避難対象エリアとなりました(このページをタイプしている2014/3現在、日中の立ち入りや許可を得た特例宿泊の対象地域です。ただし2014/4/1よりその制限は全面的に解除されることが決定しています)。

事故後しばらくはこの工房についても忘れていましたが(というかそれどころじゃなかった‥)、たまたまネットニュースで見た記事に「工房は船引地区に拠点を移して再開している」とあったではありませんか!


と考えたわけなのです。常磐道も常磐富岡まで再開通したし、いわき湯本まで往復ルートじゃなくて富岡町経由の周回ルートを取れるというのも魅力的ですしね(あ、いつものことですが、わたしのこの発想はあくまでわたし個人の見解であり、第三者の方々に自分の発想の正当性を押しつける意図は毛頭ありません)。

そんなわけで田村市船引へ。ただしナビデータが古いので、電話番号検索でも、また番地検索でもピンポイントで「ここです!」とは出てこないのがつらいところ。予想通り行き過ぎ、こりゃ違うだろということで戻ってきたら‥しっかりありました国道沿いに!(要はただ見逃してただけです)。


てっきり市街地じゃなくてもっと郊外にあるかと思いこんでいたので見逃したみたいです。そんなわけで車を止めてさぁってお買い物!‥と!


エントランス前のプランター?には「帰っぺ!!都路」としっかり記載されていました。ここはあくまで仮の場所、いつかは都路へ戻るという決意を感じさせてくれます。その心意気にお応えするべく、でも夫婦とも少食だしどうしようと思いつつ4500円ちょい購入した次第です(右上画像マウスオンで全購入品画像に変わります)。いまもこの購入品を食べながらタイプしているのですが、「チョリソーで 汗が噴き出し いい感じ」というところでしょうか(何のこっちゃ)。

さてここからは工房の本家本元たる都路地区、そして川内村を経由して海沿いの富岡町を目指します。富岡町の訪問は震災前後を含めて初めてです。

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