− 2014 GW前半津軽行き(7) しょうが味噌おでんタンノーのあと再び津軽平野へ −



そんなわけでやって来ました銅像茶屋。お店に入るとすでに「しょうが味噌おでんとビール」でいい感じになっている方々もおられまして、期待は否応にも膨らみます(しかし「ここで飲んじゃって大丈夫?」とちょっと心配にもなりましたが、「山スキーの方々がここまで滑ってきて、あとはバス等で帰るだけ」ということであれば合点がいきます)。

厨房のカウンターには地酒の暖簾がかかっていたんですが、これがまたある意味素朴で秀逸!(左上画像マウスオン=小さくて読みにくいですが)、


うーん、この無理矢理感も含めて何だかたまりません(笑)。でもTakemaの場合今ここで桃川に手を出すと全てが終了してしまうのでお茶でーす(無念)。

「すみませーん、しょうが味噌おでんを1つ下さい」とお願いすると、係の方がメイン厨房から出てきて別のほうへと向かいます。なるほどそっちが「おでん屋さん」というわけなのですね。右上画像マウスオンでイメージ画像に変わります。こ、これ結構多いぞ!(だから1皿にしたんですが)。ここでTakemaがトイレに行っている隙にご本尊が到着!





実はTakemaがトイレに行っている間、店員さんがおしんこどんに「ちょっとまだ卵の準備ができていないので、別のモノを増量しておきますね」とおっしゃっていたのだそうで、なるほどよく見ると確かに白コンニャクがデフォルトの倍になっており、おかげでネマガリタケのタケノコがすっかり目立たない位置に追いやられてしまっています(笑)。

そんなわけでとりあえずは白コンニャクからぱくり。うん、甘み控えめの味噌とほんのり香るしょうがのハーモニー!これぞ「しょうが味噌おでんのラプソディ!」。あ、何言ってるかわからんという人はこの曲をぜひお聴きください(微笑)。そんなわけで美味しく完食!C/P的にもかなりお安いのでお勧めです!

このあとは再び酸ヶ湯経由で十和田湖方面へ。何のことはない、朝一番から八甲田連山を反時計回りにぐるりと一周したわけですね(苦笑)。再び谷地温泉に戻ってきてさらに焼山方面へ。ここで奥入瀬に進むのではなく(それじゃホントに戻っちゃうし)R102のバイパス経由で滝ノ沢峠を目指します。が?







もっと濃いときは全然見えずに思い切りノロノロ運転でした。もちろんライト点灯で進行したのですが、ぐわ、狭い道でいきなり現れた対向車は点灯してなかった!(スモールランプは点灯していたかも知れませんがそんなの全然意味ないって)。で、すぐナンバーを見ると「八戸の『わ』ナンバー」。あーあ、これもまたGWならではの風物詩なのでしょうかね(アブナイッテ)。

しかし滝ノ沢峠に向かうにつれて状況は一気に改善し‥





滝ノ沢峠の駐車場には2台の除雪車が駐められていましたが(右上画像マウスオン)、さすがに今年これからの出動はオシマイかなという感じです(ただしまだ雪崩の可能性があるのでここに駐められているのでしょうが)。

ここからは峠を下り黒石方面へと進みます。で、実はまだここには入ったことがなかったんで温川温泉に立ち寄りです。


対岸の駐車場に車を駐めて吊り橋を渡りますが、たぶん食材等の搬入車はそのまま渡っちゃうんだろうなぁという感じの幅です。渡った先は舗装状況がかなり酷いことになっている急坂なので(右上画像マウスオン)、台車だとたぶん途中でこかすか登れないかと思われます。川は目下の雪代で増水御礼という感じですが、この時期ですから当然ですよね。


そんなわけで料金をお支払いした上でとりあえずまずは露天風呂へ。対岸の道路側にはよしず系の囲いがありますが、真上のお宿からは丸見えなのが何ともいい感じというか何というか。混浴の露天風呂はうっすら緑色に見えますが、記憶によるとここの泉質は単純温泉、ということはもしかして‥




(上画像マウスオンで源泉投入口画像に変わります)

しかしまぁ、これがホントにツルツルと滑るのでびっくりしました。これ、浴槽内の掃除してるのかな?という感じ。お湯自体は汚れもない感じでしたが、ぜひとも湯を抜いての徹底タワシ作業をお願いしたいところです(手すりもないし)。浴槽内の石だってまるでミトコンドリアみたいになってますからね(意味不明)。

このあとは内風呂へと移動しました。す、すると?





藻の着生もなく(そりゃそうだ)、快適温度の湯が当然ながらかけ流しになっておりました。ただやっぱり温泉藻が付きやすい泉質なんでしょうね。



適温湯をゆったり浴びて温川温泉をあとにします。それにしてもこの国道の沿道湯はあっさりした泉質の温泉が多くて結構好みかもしれません(まぁ湯上がり後に肌がガビガビになったりするのはご愛敬)。しかし、別荘エリアは雪融け直後ゆえ悲しい感じになっていましたが‥


「沢上温泉」。周辺の地形を見るに出作り集落(春から秋にかけて耕作のため定住する、冬は里の家に下がって生活する)とは思えませんから、ここは周辺某所と同じように「別荘別宅」として造られた集落なのでしょうね。

右上画像はこの沢上地区とは違う場所にある「集落内のステンバス湯」です。何とも魅惑的な浴槽内には極めて清冽な湯が投入されており、藻の付着など微塵もありません。



ご覧のとおり鏡のように輝くステンバスの内側です。そこに投入されている湯に手を浸けてみると、ふむう41度台後半と思われる極上の適温湯が投入されていました。しかしですね!



右上画像をご覧いただければわかるとおりすぐ向かいには家々があり、もちろんこちら側にも家があります。ここで入浴行動をなさったという某氏‥わたしには無理です(大笑)。

さてここからは欲をかくこともなく「社会見学」といたしましょう。「考えてみれば行っていなかったよな」系の浅瀬石川ダム資料館に立ち寄ります。



いやもちろんその前にこんな所(右上画像マウスオン)にも足をのばしてはみたんですが、「ここは今後も長きにわたり存続しそうだし」というのと、先客さんがいること濃厚(カートが置かれてましたんで)なのでまた次回のお楽しみということで。それよりも食堂の湯のほうが今後心配なのですが‥嗚呼通過(欲ないなー)。

で、ダムの資料館なのですが、ここのダム、東北でも最大級の貯水量を誇っているとは思ってもみませんでした。で、こういう施設にありがちの「ボタンを押すと説明が流れる」というのはやっぱりそうでしたが‥





手ぇ込んでるなぁと思った次第です。でも川に置かれている鴨のデコイは明らかに縮尺を完全に無視していて何だか嬉しくなってきます(笑)。

このあと上の階に上がってダムを見てみると、うわぁものすごい強風が吹いてます!水面がぐわぐわと波立っていて、ちょうど前線が通り過ぎるタイミングだったのかなぁと思いますが、こういう時にバイクを走らせているとすっごい怖いんですよね(特に橋の上とか)。ちなみに両上画像ともマウスオンで湖上強風画像に変わります。

さてこのあとはどんどんと黒石方面に下っていくわけなのですが、いかんせんお食事処についての下調べが甘いというか全然していないTakemaなので、またも津軽伝承工芸館がらみの準「道の駅」での食事になっちゃいました。



黒石名物の「つゆ焼きそば」なんですが、やっぱり個人営業のお店で食べたいんですよ。ま、調べてきていなかった自分が悪い。

でもこのページを作っているうちにある意味いい場所寄りたい食事処を見つけましたんで、もうランチでここに来ることはないかなと思います(おみやげを買いに来ることはあるかなと)。



GWころの東北はそれこそ「いろんな花が一斉に開く」わけで、木の花草の花がいろいろと花開いている様子を見られるのは東北ならでは。ただし右上画像@おしんこどんが「あそこの桜も綺麗だねぇ」と言って撮った写真、ええっとあそこは『火葬場』って書いてありましたよ!(苦笑)。でも人の命の最後の場が桜で飾られるというのは日本人としては悪い気はしません。ただしその通りの状況で旅立つには「1年の中でせいぜい1週間=2%たらず」の確率しかないんですけれどね。ま、職員さんの精神衛生および近隣住民の皆さんのことを考えればありがたいことなのかと。

さてそろそろ午後3時に近くなってきたので、本日のお宿の前に1湯立ち寄っておきましょう。この津軽南部にはそれこそキラ星系の湯がたくさんあるのですが、、とりあえず目指したのはこちら!



田舎館村の老人福祉センターでありました。NHKの番組出演でご一緒したK-Iさんの「温泉逍遙」サイトで訪問記を拝見し「うーむここは面白いかも」ということで訪問した次第です。たしかにこの温泉マークがないとわからないよなぁ、ん、でもこれって室内用のシーリングライトをそのまま縦置きしているだけだとみた!(笑)。

到着したのは15:10ころ。しかし玄関まで行ってみて貼り紙を見たところで愕然としました(右上画像マウスオン)。

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そんなわけでうちひしがれて車に戻ったところで、福祉センター内から年配の女性が出てきてTakemaのほうに歩いてきます。もしやもしや?と、その女性がおっしゃるには?



はい?いや、開けろと言われれば誠心誠意渾身の力を以て開けますよ!そしてしっかり開けることができました(男の面目躍如)。「あれぇ男性はやっぱりすごいねぇ」とおっしゃるこのセンター関係者の女性に、もしかして万が一系の質問!





いやもちろん大きな期待はしていませんでしたが、万が一でんぐり返しでひっくり返って河童の三平が血の池地獄で硫黄泉入浴ということだってないわけじゃないわけだったし‥。しかしこのあとのことがあるんでここはあっさり諦め「到着時間指定のある」宿へと先を急がなければなりません(これはこの日の宿のヒントです)。

とはいえここは津軽平野、このエリアでどこにも入らずに高速道路に乗ってしまうというのはあまりにいかがなものか?しかし下調べはあまりに中途半端、というわけであまりにも広々とした片側2車線のR102を走っていて信号で止まったところでふと横を見てみたら‥





わたしは温泉好きとはいっても温泉関係の皆さんとの横の繋がりは数名を除いてほぼ皆無、どこのグループにも参加していない「温泉ネットアウトロー」といえば聞こえもいいのですが、要はそれだけ情報砂漠@内山田浩とクールファイブということでして、何年か前にもここに来ようと思ってちょっとうろうろしたにもかかわらず恥ずかしながら見つけられなかったわけなのです。

そうかぁここだったのかあ!(実は以前は反対車線側を探してました)と喜び勇んで温泉へ。


こちらは地元の建設会社が運営している無人の施設でありまして、消費税が8%に増税されても入浴料は100円のままとは素晴らしい!ただし不心得者排除のため?上画像のような記載が各所にペイントされておりました。入室時には湯上がり休憩中の先客さんがおられたので「100円入れまーす!」と宣言した上で投入。

なおこの時点でかなりの脱衣カゴが使用中であることが判明したのでカメラの持ち込みはなしとしました。上画像は湯から上がってきた時がたまたま無人だったのでその時に撮ったものです。

しかしこの温泉はパワーがありますね!ウーロン茶をちょっと薄くしたようなモール泉は肌触りもツルツルですし、適温の湯が加温も加水もなしでドバドバと絶賛投入、浴室内は7-8名の方々で混んでいましたが、この投入量なら湯が足らなくなることもないでしょう。しかもあたりまえですが100円ですよ奥さん!(意味不明)。

ちなみにシャワーもあったので、最初「わたしはいいや(髪を洗いたがっていた)」と言っていたおしんこどんも入浴を決め、それぞれこちらの湯をタンノーした次第です。ふぅ、気持ちよかった!

さてこのあとはいきなり「東北自動車道」に進入します。まだまだ寄り道はしたいのですが、今日のお宿は食事付きとなると到着時間を遅らせられないので‥と、察しの良い方は「もしかして‥」とお気づきかもしれませんね。では次ページではもういきなり到着しちゃいます!

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