− その8 新鼻(にっぱな)訪問後日没観賞、あれれ「湯」もOKって! −
さすがに手持ちスマホで目一杯ズームすると画質が甘いですね。しかしそれにしてもここはどこでしょう?
そんなわけで山の上から降りてきました。ところでここで【観光情報】。 七島展望台および環状林道に上がるのに一番楽なルートは阿古地区の南側から直接展望台に上がる道路です。二車線路区間が多く(全部ではない)ブラインドカーブもかなり少ないことから、あまり気を遣いません。 いっぽうで前ページで上がっていた坪田林道ほかは基本的に「林道をとりあえず舗装した」という感じであり、レンタカー利用の場合基本的に(特に普段運転していないドライバーの場合は)あまりおすすめできません。対向車とのすれ違いのため細い坂道カーブをバックギアで数十m後退できる運転技術があれば問題ありませんが。というわけで七島展望台を目指すゴールデンルートは間違いなく阿古地区からです。 |
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さて下ってきたあとは新澪池跡へ。その昔の噴火口なのでしょうが1983年の水蒸気爆発で干上がってしまった池。その後は雨が降っても湛水しなくなったそうです。「底が抜けた」のかなぁ(だとしたらある意味恐い気もします=大地のパワーが抜け出やすいかもしれないので)。 続いては同じ時期の火山活動で一気に出来上がった「新鼻(にっぱな)」へ。海に抗うように突き出る鼻は都道からも見ることができますが、せっかくなので行ってみることに。なお入口に看板は出ていますが(というか「クライミング用のハーケン残置禁止」という内容です)、基本的に安全対策整備はなされていないので行動は全て自己責任前提ということになります。 |
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ハイあそこまで行くわけです。樹木エリアを抜けると一気に火山灰土エリアに。締まっていて歩きやすい。 まずはおしんこどんが頂点に到着!(右上画像マウスオン)。このあとTakemaもJトラボルタポーズ(左上画像オン)。 |
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当然ですが高度感はかなりのものです(笑)。高所恐怖症の人は行か‥いや、そもそも行こうとしないでしょうから問題なしですね。なお「一切が噴火後のまま」ですから、ここで転落等の事故があった時に三宅村や東京都にガーガー言いたくなる人はそもそも伊豆諸島に来るべきではありません。 だって、この新鼻の地中強度がどうなっているかなんて誰にもわかりません。ある意味「いつ崩壊してもおかしくない」のです。三七山近隣のひょうたん山が「もはやひょうたんになっていない」ことを考えても、海に面したこの新鼻は浸食により必ずやいつかなくなるはずなのですし(新たな火山活動が起きた場合は別です@それはそれで大変なことになりますが)。 |
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いたって穏やかな景色&おバカな光景ですが(笑)、地球の営みからすればほんの瞬き程度ともいえるたかだか30年と少し前、ここは人間にとって生きることができない場所だったのです。そして、ここ三宅島ではこれまでもさんざんそれをくり返してきたわけですし、そしておそらくそれは今後も。 |
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富賀神社から海岸に出てみました。昨日と違いいたって穏やかな海です(でも結構風は冷たかったのでTakemaは早々に車に待避。おしんこどんは粘っていましたが)。 |
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このあと煙草を買いにスーパーへ。そして夕景を眺めるべく再び阿古の海岸沿いへとやってきました。夕日に照らされた旧阿古小中学校の体育館も、昼間とは全く違う「廃墟たる趣」をかもし出しています(右上画像マウスオンで別画像に変わります)。 そんなわけでいよいよ日没前の阿古海岸へ。前日とは違って実に穏やかな夕景&落ち着いての撮影です(もちろん無風というわけではないですが)。 |
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三本岳はこの位置からだと全然三本ではないのですが綺麗でした。 「民宿夕景」の車もその名の通り夕日に染まっておりました。そして間もなく日没。 そんなわけで今日1日、たっぷり楽しませてくれてありがとねと心より感謝です。 |
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というわけでありました。いやぁ三宅島2泊のうちの中日が完全快晴だったのはものすごく嬉しかった!というわけでこの日も終わり周回道路をお宿へと‥ん?んん? |
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海岸通りを宿に戻る途中には例の「ふるさとの湯」があるわけなのですが、そこに数少ないとはいえ車が停まっていました。しかも温泉施設には灯りが付いていましたし、そして何よりも、車を降りて施設に向かう人の手には、温泉常連客のステータスシンボルたる「お風呂セット一式を入れたプラカゴ」が!(笑)。 |
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(何言ってるかわかりませんが、それだけの驚愕レベルであったとご推察下さい) |
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そんなわけでまずは車を止めて施設に訪問し、入浴の可否‥いやそれは先客さんがそのまま脱衣場に吸い込まれていったことを考えてももちろんOKです。となれば、いったい昨年末からの工事はどうなっていたのか? というわけで営業の状況を聞きにいってみると「今日もお昼からやってましたよ」ということでした。となると‥ |
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(出発前にコピーしておいたチラシの一部。ね、3/27まで休館ってあるでしょ?) |
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せめて地域の有線(無線?)放送などで何度か繰り返し放送してくれていたら、宿の人も知らないなんてことはなかったんじゃないかなぁ。同じ阿古地区内の施設なんだし。 しかしまぁ、危ないところでナントカ「入浴欲求」だけは満たすことができそうで結果的にはよかったヨカッタ。いったん宿に戻り、夕食の時間を30分遅くしてもらった上でいざ、三宅島の湯に突入です! |
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先客さんがそこそこおられましたが、そろそろ夕ごはんタイムということか身体を洗ったり浸かったりしているうちにどんどん上がって行かれましたので「その時(どなたもいなくなるタイミング)」を待つべく脱衣ロッカーにカメラを取りに行き‥ |
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結果的には貸切状態になることはなかったのですが、おひとりのお客さんが浴槽から比較的遠いカラン(浴槽側からは死角)に腰を掛けたのを確認した上で、とりあえず数枚だけパシャリと撮影いたしました。 この時期はまだ露天風呂が閉鎖されているというのは仕方がないとして、残念だったのは「暗くてお湯の色がわからない」ということ(照明も暗めです)。茶系の濁りなのかなというように思われますが(右上画像マウスオン)、暗いから茶系に見えているだけかも知れませんし、あとでレセプションの人に聞いてみても「お湯の色は日によっても時間によっても違いますからねぇ」とのことでした。 ただ、偶然わたしと前後する形で現地を訪問した温泉ファンの方によると「焦げ茶色」だったということなので、この日もそうだったということにしておきましょう!(笑)。 湯上がりには簡単な温泉のチラシをいただきました(左上画像マウスオン)。緑系の白濁になることもあるようで、今度来るときはそうあってほしい!(ちなみにこの翌日の竹芝行きフェリーは13:35発なので「明日島を離れる前にもう一浴」といきたいところなんですが、この翌日は定休日=水曜なんですよ残念)。 |
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そんなわけでお宿に戻った上で夕食です。いやぁ何だか見どころアリアリの三宅島でありました。火山遺構がたくさんあるし、そのそれぞれの入口が案外目立たなかったりするので、何だかオリエンテーリングのような感じでもありました(笑)。充実した1日の終わりはビール、そしてお酒で乾杯です!(右上画像マウスオン)。 |
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と、Takemaは夕ごはん後「お宿文庫」のトラップにハマり、気がつけばこの漫画をあるだけ読破してしまったことはここだけのヒミツです(笑)。気がつけばこんな時間に(左上画像マウスオン)。 さ、いよいよ最終日です! |
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