(まだ紅葉には早いんだけれどね) 2015/9 奥会津その2 こんなにきれい&お洒落に生まれ変わった大塩温泉共同浴場! |
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さて大塩温泉へ。その到着直前、旧二本木橋の手前にあるスーパーでビールを買い込み、ほんの数百m走った先にあるたつみ荘さんに到着。さっそく女将さんが出迎えてくださいましたが、バイクの場合いろいろと荷下ろしに時間がかかるのと、 |
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プシュッ、んぐんぐ、プハー!このバイクになってからはもちろんのこと、前のブラックバードも最後の数年は「泊まりがけツーリング」をしていなかったので(途中でエンジンが止まることを恐れてました)、ホントに久々の長駆お出かけができたことに自ら乾杯したかったわけです。 しかし結構一気に飲んだこともあり、いざ荷物搬入の時女将さんに「すみません、この缶を捨てていただけませんか?」とお願いしたら「これ、(この僅かな時間に)もう飲んじゃったの?」とびっくりされました(大笑)。 さてピカピカにリニューアルされたたつみ荘さん。ただし2F(宿泊室)は以前のままで、水に浸かった1Fをあらためて綺麗にしたというわけですが、自分としてはもともとの味わい深い2Fの雰囲気が維持されていてよかったという感じです。何でもピカピカがいいわけじゃないですからね。 その意味では先ほどの湯倉温泉や、たつみ荘さん隣の大塩温泉共同湯がピカピカ新築化されたことにより、もしかしたら天の邪鬼の自分が「じゃ、温泉は八町や玉梨、そして松の湯に行こう」という方向にシフトする可能性もなきにあらずです。そういえば小栗山温泉の民宿文悟は宿泊扱いをやめたということですが立ち寄り入浴はまだやっているのかな? |
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そんなわけで新築成った大塩温泉共同浴場の外観を撮影。しかしついさっき湯倉温泉に入ったばかりなのでお風呂そのものはパス。しかも夕刻の、地元の皆さんが湯浴みに訪れる時間ですからね。 |
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しばし部屋でまったり、布団を敷き、着替えてコロコロしながら会津川口駅内の「オアシス」で購入した赤かぼちゃ焼酎の「ちゃちゅちょ」をちびりと始めたところで「ごはんですよー」と女将さん。はいはいとすぐに移動し夕ごはんタイム。まずは冷酒をいただきました(飲んでばっかり)。 ちなみに月曜日ということでこの日の泊まりは自分だけ。というわけで女将さん&ご主人とのいろいろ会話の中でごはんを食べ&飲み進めます。ご主人と女将さんだけとの会話は気が楽だともいえるわけで好都合? というのも、「Takemaオフキャンプ」などを主催してはいますが、実は「大勢でワイワイ」「みんなでツーリング」とかは本来それほど好きではありません。ネット上かつリアルの世界でも普段からつながっている人は少ないですし、それでいいかなと。いや別に声をかけられればフツーに行きますが、自分から声をかけることはかのキャンプを除けばほとんどないのです。 ちなみに今年(2015)、季節限定露天風呂の湧出は「浴槽底をわずかに湿らすのみ」で終了してしまったそうです。「湯脈のどこかで漏れているんだろうな」とはご主人の弁。で、今思ったことなのですが‥ |
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もしそうであれば状況的には厄介なことになるのですが、常時かかり続ける水圧により堆積物が噴出部を塞いでいけば、再び圧力で噴出するようになるのではないかと。今年だって露天風呂の底まで上がるだけの圧はあったわけですから、再度の噴出はそう遠くないような気もします(希望的観測です)。 で、ご主人(どうも気軽に「親父さん」とは呼べない小心者)と話をしていた時にびっくり発言が。 |
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ひえーっ、43度の炭酸泉っ!まぁその場合炭酸由来のシュワシュワは完全に吹っ飛んでいたことでしょうが‥。温泉好きとしてはかえって今のほうが良かったのかも知れません(笑)。 なおこの大塩共同浴場の敷地は元々たつみ荘さん所有なのですが、設備管理はあくまで別個に温泉組合が行っているようです。2004年に初めて訪問したときに(その時の様子はこちら)、「ここは居心地よさそうだね」とおしんこどんと見ていた休憩室がなくなった経緯も、女将さんなどにはあまり知らされていなかったみたいです。 また週末等に管理人を置くことにした結果起きた「ある変化」についてもうかがいました。ここでは詳しく書けませんが、維持管理の話だと思ってください。確かに「大塩なら可能でも湯倉では難しいかも、でもそれをしないと‥」というところです。 そんな話をしているうちに |
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:そんなわけで翌朝の勝負、7:30のオープン(鍵開け)を待ちます。左上画像の「大塩」と「温泉」の間に「くっそぉ、おバカがさっそく千住札を貼りやがったか?」と思ったら、組合の関係者が「洗客万来」と貼っただけのようでしたのでOK。 女将さんから「ここ(の集落)の人は朝風呂の習慣はないからねぇ」というお言葉をうかがっていましたが、なるほど確かに朝は誰も来なかった!平日ですしね。 |
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階段を下りた先には管理用カウンター、両替機も設置されています。 あぁ懐かしき旧共同湯がこんなことに!(左上画像マウスオン)。そして立派な新休憩室! |
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「これから数十年使う」ことを前提に建設された建物ゆえ、この休憩室だってちょっとした地域の催しにも使えそうな立派な 感じです。湯倉もそうですがすごいなぁ。さてこのあとはあらためて浴室へ。 |
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只見川を眼下にのぞみながら湯浴みできるのは以前の浴室同様です(実際はダムによる湛水部ですが)。で、この時間はまだ加温もなされているはずもないのですが十分に温かかったなぁ(まぁこの日は冷え込んでもいなかったし)。ただ一晩中かけ流された湯だからか、表面にはしっかり成分が析出しておりました(右上画像)。カルシウム分が238.9mgあるということですが?(こういうとき、理化学系出身で温泉好きの同僚をうらやましく思うわけです=温泉好きに仕立てたのはわたしですが(笑))。 |
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なお、撮影時のデジカメオート設定により赤系の色が強調されていますが(つまりは茶色に見える)、実際の色に近いのは左上画像。湯縁の色もこの画像が一番実際に近いと思います。外には露天風呂もありますが、2015/8/8のオープン以来使われていないのでは?(想像)。だってその時期にはすでにアブがすごいはずですし。そもそもぬる湯だし、どうして露天湯を造ったのだろう?ちょっと謎です。あ、春と秋の加温時間限定ってこと?(でももうしっかり秋でしたが)。 そんなわけで貸切湯をタンノーしたところで朝ごはんをいただき、荷物をトップケースに詰め込んだ上で出発です。今回は自分だけ&1泊だったので何とかなりましたが、やっぱりこの装備での北海道タンデムツーリングは無理だな。でもサイドのパニアケース、ブラックバード時代も北海道以外には使わなかったわけだし‥パニアケースのお値段を考えると、C/Pでいえば「北海道にわれわれ夫婦で行くときは四輪にせよ」というご託宣? |
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そんなわけで女将さんに見送られつつ(結構いきなり出発したので、あとでご主人から「見送れなくてすみませんでした」と連絡が来ましたが、いやいやお気遣いなく)とりあえず出発です。以前のようにバンバン走りまくるつもりもないので各駅停車、まずは宮下温泉へと向かいました。 この界隈の営業施設で唯一入ったことがなかったのが「桐の里倶楽部 桐の湯」だったので立ち寄ってみましたが、何だか独特の意匠でかけ流しを標榜してますね(笑)。しかし食堂とセットで営業しているためオープンは11:00−ということであえなく玉砕。まだ10:00前ですからしょうがない。 まぁそのうちということで、そのまま次の目的地(というか入浴地)である西山温泉を目指します。しかしやっては来たものの‥ |
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いや、中の湯さんがイマイチというわけでは毛頭なく(掛詞)選択肢がどんどんなくなっていったという意味です(笑)。で、入浴を乞うとどうぞどうぞでOK。本館の内風呂(500円)と離れ別館の広い内湯&露天風呂のどちらにしようか‥うーんここは悩むところですが、二つの源泉にまとめて入れるということで勇気を出して800円の離れを選択っ! |
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ちなみにこの中の湯さん、離れ別館の内風呂、そして露天風呂、本館の内風呂はすべて別源泉を使用しているという贅沢さ!泉質分類こそいずれも「含硫黄−ナトリウム−塩化物泉」ですがPhは6.4-8.2、湯温も61.9-98.9度とそれぞれ差があります。それにしても熱いなー、この湯脈が大塩に延びてくれればいいのに(あ、そうなると炭酸分は完全に飛んじゃうか(苦笑))。 |
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内風呂も露天湯もタンノー。この時期の湯めぐりツーリングはいいなぁ、夏は地獄だけど(苦笑)。 |
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ここからは県道経由で再びR400の昭和村方面を目指しますが、天気予報通り北風が強くなってきましたんで早めに南に下ることに。 |
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往路でも立ち寄った白森清水で再び休憩。しかしどんどん風が強くなる雰囲気だったので、横風ビビライダーの面目躍如というか、一気に休憩なしで西那須野塩原ICから高速に乗っちゃいました。最後は塩原のどこかの湯で仕上げと思っていたのですが、それだけ「横風から逃げたい気持ちが強かった」のだとお察し下さい(笑)。 しかし高速に乗った直後は沿道の木々も結構ブワンブワンと揺れまくってまして、おかげさまで規制速度を順守しておりました大型トラックの後ろについて安全走行(笑)。幸い矢板ICあたりまで来たらぴたりと風が止みましたので上河内SAで遅めのお昼ごはん。 さすが宇都宮直近だけあって餃子が単品で頼めるということで即注文。普通だと餃子って定食の中の一品ですが、自分としてはそれだと多すぎなのですよ。量を食べ過ぎると(絶対的に「量が食べられない」というわけでもないのです)、即座に眠くなる&いきなりトイレに行きたくなるわけなので、いずれにせよ高速路を移動するライダーにとっては致命的な問題が生じるというわけです(笑)。 さてそんなわけでしばし待って出てきた餃子、案外あっさり系でしたがまぁまぁよろし。あまり濃厚系ニンニクマシマシの味付けだと、最初はいい香りなのですが2個3個と食べ進めるうちに飽きちゃうんですよね(これは焼肉のタレにもいえること)。まぁTakemaのお昼ごはんとしては適切でした。 そんなわけで、このあと再び佐野ICあたりでバビュン系の風に吹かれたりもしましたがそこから先は平和そのもの、となればスロットルもどどんと開け‥ませんでした。休日と違い商用車が圧倒的&交通量が多いので3車線とも80-100km/hで流れておりましたんでその流れに身を任せ‥。 自宅到着はジャスト16:00ころでよしよし。結局2日間でほぼジャスト600kmの走行でした。VFR800Xに乗り替えてから最初の千葉県外ロングツーリング、このバイクにもようやく慣れてきたかなという感じです。でもまだバンク走行は全然できていないようで、帰着後後輪を見たらタイヤのサイド部はまだまだ使っていなかったようです。でもまぁ、無理して使うような走りはしなくても(できなくても)いいかなと。 そんなわけで天気にも恵まれ、楽しいお泊まりツーリングとなりましたとさ。 |
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