珍しく足尾側からのアプローチ。草木湖畔は風もなく穏やかでした。

(2016年4月4日)

3月25日に納車されたばかりの新Takemaフォレスター(納車のページはこちら)、約10日ほど通勤等で使ってはいましたが、やっぱり本格的に長く乗ってみないとその乗り味や特徴はわからない(あといろんな機能が装備されてるんですがそれらの使い方も)。というわけで、たまたま平日休みがあったのでおしんこどんとお出かけしてみることに。行き先はあまり深くも考えず奥日光でいいやと(笑)。

東北道に乗り、まず試してみたのがクルーズコントロール。こちらで速度を設定すると、先行車のスピードと距離とを読み取りながら自動的に加減速してくれるという機能で、うん、これは長距離移動の時に楽でいいなぁと。

で、岩舟JCTからは珍しく北関東道へと進みます。おっと、ここでまた新たな感動が!



そうなんです。旧フォレスターのナビ(後付け)はデータが2010年のままでしたから、それこそいろんなところで「道なき道を行く」ような表示になることがしばしばでしたが(新東名なんかは笑うしかありませんでしたね)、当然ながら最新データの入ったナビですから至極快適ですわ。今度はちゃんとデータ更新するようにしようっと(笑)。

そんなわけで草木湖畔のドライブインで休憩。いやぁ、まだ慣れてないから運転もそこそこ緊張するなぁ(自分なりに)。ところで平日ですから人出も少ない中ですが、





ソメイヨシノではありませんけれどね。それにしてもこの山あいでヤマザクラがもう咲いちゃってるって‥本当に今年の春は足が速すぎです。ちなみに何やら奥の方に何かがあるみたいということで歩いていくと‥。



うーん、誰がどのような意図からこのような「まったりお釈迦様の像」を作ろうと思ったのでしょうか?(笑)。ただ、この日は本当に穏やかな日和だったので、確かに気持ちよさそうでしたけれどね。

さて再び車に乗り込みますが、おしんこどんが「この先にあるっていう『富弘美術館』、ぜひ行ってみたいな」とリクエストしてきました。えーっと、恥ずかしながら芸術全般にみごとなまでに疎いTakema、この時まで「星野富弘」というお方の名前すら存じておりませんでした(苦笑)。この旅行記に美術館への訪問記が皆無なのもそのためです(笑)。興味がないんですよ。

ただこの時は「まぁ特にどこで何をするわけでもないし、ほかならぬおしんこどんのリクエストだし(うそくさい)、寄ってみようか」という大変大らかな気持ちでしたので寄ってみることに。



なるほど星野富弘さん、そんな御方だったのですね。スポーツマンだった人が身体の自由を奪われて、でもそこから「自分のできること」をみつけて‥。敬服いたしました。ちなみにこちらの美術館、旧館時代も含めた入館者数は650万人を超えているのだとか(2014/12現在)。すごいなぁ。

少しだけ心をお洗濯できたところで再び出発です。この日のお風呂は日光湯元温泉絡みと決めていましたが、お昼と絡めてどうしようかな、うふふ新車の納車祝いも兼ねて‥



と考えたりもしましたがやっぱりやめました(考えるだけなら自由でしょ)。しかしそうなると、奥日光って案外「お食事難民」になりやすい場所ですからどうしよう‥ん?今のログハウス、「営業中」って書いてあったぞ!



そんなわけでたぶん10年以上前に利用したきりご無沙汰だった「レストラン奥日光」へ。そうそうここです、バイクで来た時に利用して結構いいなと思っていながら、その後の訪問時に場所とかを勘違いしていて「あのお店、なくなっちゃったのかな」と勝手に思いこんでいたお店。ここだったのかぁ!(ムダ記憶をリセットできてよかった)。

何とお蕎麦も手打ちでびっくり(右上画像は鴨そば、マウスオンでおしんこどん注文のメニューに変わります)。お蕎麦以外にもいろいろなメニューがあるので、われわれの奥日光ランチは今後ここで決定ということにします!ちなみに平日の13:00過ぎということもあり先客さんもなく、湖を見ながらのんびりといただきました。

さてここからずんずんと湯元温泉方面へと進んでいきますが‥ふと。



アクセス路の先にある駐車場が有料なので敬遠していたわけですが‥まぁいいかと思って進んでいくと、ラッキーなことにまだこの時期は係員さん不在で無料でした!というか、4月上旬のこのアクセス路は例年であればまだ雪で通れないんじゃないかな?今年は路面良好、駐車場端のトイレ付近にだけ雪が残るばかりでした。

もちろんおしんこどんは初訪問のこの湯滝、下から眺めてみると‥





ちなみに初めて見たのは小学校の修学旅行だったわけですからもうほぼ40年前のことになるのか‥年食ったなぁ(苦笑)。



このあとは湯滝を上から眺め(滝を上から見てもつまらないという結論に達するだけですが)、やっぱり湯の湖湖畔はいつも風が強めなのねと再確認しながら湯元温泉へ到着です(右上画像マウスオンで定番のおしんこどん画像に変わります)。

さてそうしたらお風呂‥。温泉寺はこの時期やっていないし、はるにれの湯があれば間違いなくそこなんですがもうなくなって何年になるかなぁ。というわけで当然宿の湯となるわけですが‥



「開店休業」じゃなくて「計画的休業」です。そりゃあ、雪もなければ新緑にはまだはるかに早いこの時期の平日ですからわからないでもないです。でもお風呂どうしよう‥。

温泉街を1周し「まぁこれまでに入ったことのある宿も何軒かはやっているようだし」というわけで某お宿に向かって2周目に入っていたところで‥





というわけで宿の方に立ち寄り入浴をお願いすると‥びっくり!いわく、「実は今日はお休みをさせてもらっているんですよ。どちらから?え、千葉からですか‥ええっと、今お湯を溜めているのですが、うちは源泉を加水せずそのまま投入していて『浴槽で加水』して温度調節しています。だから今のお湯は熱くて‥それでもよろしければ‥」と、懇切丁寧なお返事をいただきました。



やったぁクリーンヒットというか、まさに加水なしの一番湯に入れていただけるとは何たる至福でしょう!しかも貸し切り利用していいということで、あとからお客さんが来ることもなしとは!女将さんは何だかとても恐縮しておられましたが、いえいえこちらこそがとことん恐縮です!(だってお休みゆえ断られてもおかしくないわけですから)。



そんなわけでいざ浴室へ。お湯は間もなく満水になるという絶妙なタイミングで、緑がかった薄濁りの湯がとうとうと溜められておりました。浴室内はガス対策の換気が徹底されており、湯気およびムシ感も皆無ですばらしい!

そんなわけでまずは手で検温。うっはぁ当然ながら入れる湯温じゃありません!湯尻側にある加水蛇口をじゃばっとひねり、そして上画像にも見えている湯揉み棒にてお湯の攪拌作業に入ります!いやー楽しい♪

ちなみに浴槽の奥行きを考えて作られた湯揉み棒ゆえ結構長尺で湯の揉み甲斐があります。とはいえやはり源泉温度が高いですからそこそこの作業時間を要したところで、加水蛇口エリアが入浴可能な45度台(体感)になりましたのでいざ入浴!とはいえ加水はまだ続けます。



身体洗いも全部済ませた上で再び入浴。この頃には浴槽内の湯温も場所によりますが42-44度くらいになっておりもちろん加水は停止です。湯口にも近づけるようになってきました(笑)。



湯口付近の硫黄成分付着具合がなかなかいい感じです。

われわれにしてはかなり長い時間湯をタンノーしたうえで上がったわけですが、個人的には湯元温泉の湯は『冷え湯』(ポカポカ感の持続は案外長くない)だと思っていますし今回もそんな感じでした。でも服を着ても身体中から発散しているであろう硫化水素臭は温泉ファンの勲章です!(何のこっちゃ)。

で、あらためて入浴前と入浴後の浴槽を見てみましょう。



これが上にも貼った入浴前の源泉湯画像です。しかしここに加水&攪拌による酸化加速をしたあとは‥ハイ当然のごとく上画像マウスオンで‥



でもこれも、あくまで「事前加水なしの源泉湯」と比較したからこそわかる変化であって、通常のわれわれはマウスオン画像の濁り湯しか見ることができないわけです。貴重な経験をさせていただいた湯の湖荘さん、本当にありがとうございます!(感謝)。

湯上がりに女将さんとお話をさせていただきました。湯元温泉の湯宿の多くは源泉にある程度加水した湯を投入することにより浴槽湯が熱すぎないようにしているそうですが(湯元に限らず高温湯源泉を扱う多くの温泉施設はそうでしょう)、こちらのお宿では「浴槽内で調整」が基本だということでした。

よかった大当たりのお風呂!そして女将さんのご対応もこちらが嬉しくなるほど素晴らしかったので、次回日光湯元温泉で湯に浸かるときはこちらの湯の湖荘かなぁと!(というか一度泊まってみたい=無雪期だとやっぱり温泉寺に心惹かれちゃうので)。



そんなわけでここからは一気に帰路につきます。中禅寺湖畔の先、いろは坂の下りからは一気にガスでした(右上画像マウスオン)。湯の湖荘の女将さんがおっしゃっていたことに自分も経験上激しく同意します。それは‥



そんなわけで特にライダー諸氏、6月のツーリングは奥日光に決定ですね!(ただし往復はカッパ着用となりますが(苦笑))。

以上、新フォレスターでの初お出かけ‥は、しまった!



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