− その5 ホタテバーガーランチのあと茅沼温泉、そしてライダー諸氏と宴会 −



さーて、この食材をどうしろというのでしょーか!?奥にはラーメンも見えてますが(笑)。

「立ち寄っただけの」霧多布から内陸の道道経由でやって来たのは別海町。いや、別に目指してきたわけじゃなくてこのへんでお昼ごはんが食べられる場所といえばここしかなかったからでして、もちろんいつもの通り下調べなしです(笑)。



で、市街地をうろうろした上で「ここにしようか」と決め車を止めたのは「双葉寿司」さん。しかし壁に貼られた看板にはなぜか「ジャンボ双葉」の文字が。訪問時には気づかず、今あらためてこれは何なんだと思い検索してみたら、こちらのお店自体が会社組織となっていて、その会社名がまさに「ジャンボ双葉」であるようです。

入口には別海町オリジナルの「りょウシくん学習帳」の見本が並べられておりました。各種あるようですが、お買い上げは地元の印刷会社でとのこと。こちらのお店や観光客の来るところでも販売するべきだと思うんですが‥(わざわざ買いに行く人は少数派、大半の外来客はその場での衝動買いなのではと思います)。ちなみに「りょウシくん」についてはこちら

さて双葉寿司というわけで「またも海鮮かTakema?」と想像なさった方も多いとは思いますが、ハイ、おっしゃるとおりその気満々で車を止めたんです。でもですね、こちらのお店が何と!





というわけでもちろん注文(1000円)。ただし2人とも同じというのも芸がないので、1つは「Bセット」(ミニ生ちらし&味噌ラーメン800円)にいたしました。先にBセットが出てきましたがホタテのほうはなかなか出てきません。仕込みに時間がかかるようです。

待つことしばし、おおー、パーツ状態のまま出てきました!というわけで、左下画像の通りに作ってみましたよ。




(500mLデフォルトのジョッキ牛乳もすんなり飲めます)

でも思うところもないわけではありません。せっかくのホタテを春巻きに包んで揚げてしまう(ゆえにパーツ状態だとホタテご本尊の姿が見えない)というのは見た目のインパクト的に弱いよなぁ。生ホタテだとバーガーにするのはちょっとナニだというのは素人でもわかりますが、せめて蒸すとかで目に見える形に‥いや、そうなるとホタテの美味しいエキスが飛んじゃうのか。うーむ難しいところであります(もちろんそのような点についてはメニュー開発当事者の皆さまがさまざまに検討なさったことでしょうが)。

ただ気になるのは2012年ころにここ別海でジャンボシリーズ(「別海ジャンボホッキステーキ丼」「別海ジャンボ鮭茶漬け」「別海ジャンボホッキカツ丼」「別海ジャンボホタテジンギスカン」「別海ジャンボアサリ釜飯」等)のラインアップを誇ったご当地メニューが、2016には一気にそのパワーを失っている(提供店が激減している)ことです。もちろん季節により食材そのものが手に入らないということもあるのでしょうが‥。詳しくはこちら=20122016)。

そう考えると、2012夏に「別海ジャンボホッキステーキ丼」を食べられた自分たちはシアワセだったのかもなぁ(詳しくはこちら)。なお上記データは冬のものですから夏には各店で復活したのかもしれませんが‥。



さて食事後には給油して中標津方面へと向かいます。と、ここでまたも来たぞ「Takemaのお腹急降下大作戦」!いや、原因は牛乳じゃないんです。そこそこの量を食べるとすぐに催すといういつものことで、某師匠は「Takemaさんは直結だからねぇ」とおっしゃいますが、結構これも困った話なんですよ。

進むにつれて雨が降り出しました。それとともにTakema下腹部の奔流も自己主張「ぼ、ぼくたち早く晴れて自由の身になりたいんだ」との自己主張を開始し始めました。Takema本体としては「わかったわかった、民主主義で行こうね多数決、はい、本体の意向によりもう少し待つように」「えーっ?(不満)」という感じでなだめていたわけですが‥



もちろんTakemaは「冷静沈着に運転しながら」彼ら内部分子と慎重に折衝を図っていたわけであります。「わかってるって。この先に温泉併設の『道の宿しまふくろう』があるからさ、間違いなくそこで奔流分子を自由の身にするからさ」というように。

そんな真剣な折衝だったわけですが、その時のTakema本体の心の叫びはといえば「ぐ、ぐはぁ、むむー、ふぅ‥ぐ?ぐむむ!くぅ‥(ここで気を抜くと尊厳に関わる系)」だったりしたので、土砂降りの中しまふくろうの駐車場に車を止めたときには「長き内戦(掛詞)もこれで終結か」と一瞬だけ安堵したわけであります。

しかしまだ気は抜けません。内部革命分子はどしゃ降りであっても反乱の手を休めませんし、ここからはTakemaも白兵戦(雨降りの中小走りでトイレまで走る=お腹キビシイのに)に挑まねばなりません。というわけで何とか建物に入り‥う、でも受付に人がいないんですが!でもまぁとにかく(一刻の猶予もないレベル)というわけでトイレへ。‥‥‥いやまぁ、何とか最悪の事態は避けられましたわ(安堵)。

でも、使用後にトイレの手洗い場だったか入口だったかの掲示を見てちょっとびっくり。



いや、でももう使っちゃったし(汗)。もう焦ってもいないのでカウンターで声をかけましたがどなたも出てきませんでした。いやぁとにかく申し訳ない!と思いつつも‥。

民営施設であるとすれば「道の宿」などと標榜すべきではないです、少なくとも「道の」は外すべきです。それと、トイレを(結果的に)無断使用した自分が言うのも何ですが(本来言えた義理じゃないのは承知の上ですが)、観光スポットが点在し、しかもそのスポットそれぞれの距離がとてつもなく遠い(ついでに途中にはたまに民家があるのみ)道東エリアにおいて、



通常はコンビニだってトイレの利用は可能ですし、「商品を買った人だけに使用を許可します」と大書してあるわけでもありません(もちろん本来は「商品ご購入のお客さん用」ではありますが)。ただ、以前から「トイレのみ不可」の貼り紙ってあったかな?(まぁ以前の訪問時はそもそも温泉目的だったので気に留めることもなかったのかもしれませんが)。

実際のところ、今回のTakemaのような「ある種の緊急事態時(苦笑)」においてはその旨を申し上げれば「どうぞ」と使わせてもらえたのかもしれません。でもなぁ‥。

ただ、「トイレのみ不可」にせざるを得なかった経緯も必ずやあるのでしょう。というわけで、この界隈に公衆トイレの設置を強く望む次第です。だって、公衆トイレが比較的充実している北海道において、この交差部にないというのはやっぱりねぇ(複雑)。



いずれにせよ今回は「使わせてもらった」ことに感謝しなければいけません。次回はまた温泉を利用させていただきますので今回の件はご容赦下さいませ。

さて「内憂」をクリアしたわれわれはここから釧路へと戻ります(ちなみにこの「内憂」は何度も奔流が押し寄せたりしないのでもう安心)。で、2016/3に納車した最新式のわがフォレスター、前回給油時からの平均燃費表示を見てみると‥



ええっと、これには説明が必要ですね(笑)。「前回給油」したのは別海町の市街地で、そこから西春別のしまふくろうまでは22kmほど、そしてその区間は信号もほぼ皆無、しかもアップダウンもない直進路だったというわけです。だから自分としては「この車で出せる最高燃費はこれだな」と考えています。ちなみに通勤絡みだけで使い続けるとこの表示は「7-8km/L台」にまで落ちますし、さらには峠道の登りなどにさしかかると平均燃費表示&残走行距離はみるみる落ちていきます。

要は「ごくごく参考に過ぎない」ってわけですが、そう思って見ていればなかなか楽しいですよ。2015にキューバでレンタルしたルノー車のように「ガソリン残量が減るにつれ、平地を走っているのに残走行距離がつるべ落としのごとく一気に減っていく」などというヒヤヒヤ感もないですし(キューバはGSも少ないので)。

さて釧路方面へと戻りますが、実は某所で野湯探索トライもしておりました。ただ、やっぱり藪の草葉が茂り放題のこの時期には発見が困難(エリア的には間違いなかったと思いますが)。かといってGWや秋とかだともともとぬる湯だしなぁと考えて、まぁ今後は行くこともないでしょう。

でも、釧路への道中にはいくつか温泉もあるし(いずれも未湯)、1つくらい入っておくかということで茅沼温泉「憩の家 かや沼」へ。



雨はまだ降っているとはいえ西春別界隈とは比べものにならぬほど小ぶりでした。駐車場に車はそこそこありましたが、まぁしょうがない。釧路の宿は温泉じゃないので、ここで身体を洗ってというつもりもありましたし。

ある種かなり縦長(奥行きがある)の浴室に先客さんは2人。そのうちお1人はすぐに上がり、もうお1人は一番脱衣場寄りのシャワーを使っておられたので、これは間違っても写り込むことはないだろうと考え、一番奥の露天湯へ。







かの先客さんはいっこうに奥の方まで来なかったので広い浴槽もパチリ。ちなみにこの時点でTakemaは髪も含めて全部洗い終えていましたが‥脱衣場寄りの浴槽に進んでみると、まだカランで身体を洗っておられるようでした。もしかしたらいろんな事情があった方なのかも知れないなと(入浴時に「失礼しまーす」と軽い感じで声掛けをしたのですが=いつものこと、でも返事がなかったので)。でもまぁそれはどうでもいいことでしょう。

ちなみに湯の「味見」をすっかり忘れていましたが、K-Iさんの口含みによるとかなりしょっぱい系だったとか(未確認大失敗)確かに湯上がりの汗はとてつもなかったですけれど(笑)。

さて全力で釧路に戻ります!今宵はライダー仲間と宴会です!



で、われわれを含めた5人(ちぃにぃ&けいこさん、れれ坊さん)で乾杯!本当はもう1つジョッキを持つ手があったはずですが、この日はバイクとともに札幌滞在中@修理待ちのおとう。ま、そもそもお会いできる機会は多いので「おとうは今回残念だったねー、で、Takemaさんたちが高速上で会った時は‥」「あ、虫除け剤のニオイが結構していたから、やっぱりレッカーを待っている間の対策は万全でしたよ(byおしんこどん)」などと会話は弾みます(すみませんねおとう、お酒の肴にしちゃって)。



途中からお酒に進んだTakemaでしたが、さすが夏涼しいクールシティ釧路の居酒屋さんというべきか、エアコンがなく店内はかなーり蒸し暑かった!今回釧路のホテルを予約してくれたおとうも、「以前エアコンなしのホテル(むしろこっちが釧路のデフォルト)に泊まったら暑くてまいったよ」ということでしたし、居酒屋さんにエアコンを期待してはいけないのでしょう(笑)。そもそも釧路市民は「気温が20度を超えると『今日は暑いね、蒸すね』」というのが挨拶言葉になるそうなので‥(市民の皆さんはじぇったい夏の東京とか大阪とか京都に行ってはなりませぬ!)。

さて、〆にミニサイズのうにイクラ丼を頼み(なかなか美味しかった!)、営業終了とともにお店を出て‥「もう一軒行こう」となりましたが(おしんこどんは先にホテルに戻ることに)、いかんせん駅前周辺にそう多くはない居酒屋さんもおしまいタイムみたい。で、幣舞橋方面に少し歩いたあたりに1軒だけやっているお店があったので即入店です。



電光掲示板に「釧路名物」という文字が出るところをみると観光客向け?でも店内はガラガラでした。それより気になったのがこの隣のお店で(右上画像マウスオン)、ご店主、早く体調を整えてほしいなぁと。

そんなわけで乾杯です。もうお腹はほぼ満足なので、注文したのは3品だけ(左上画像マウスオン)。でもビールほかは複数回おかわりしましたけれどね♪

ちなみにこの日、最初のお店「酒楽」さんに向かう途中の約3分ほど傘を差しましたが、結局この北海道旅行中、雨に降られて傘を差したのはその3分だけでした。ホテルに戻るわずかな時間も雨は降りましたがカウントするほどでもなかったですし、いやぁラッキーでしたわ。

そんなわけで釧路2泊もこれにて終了、翌日は納沙布岬を目指します!

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