− その8 民宿トドワラ荘お隣の温泉ホテル泊、翌朝は船でゴマフアザラシくん −



ん?キミたちはもしかして?それにしても尾を直立させているのはなぜ?



さて今宵のお宿は尾岱沼の民宿トドワラ荘です。が‥



入口内部の脇には段ボールが置かれ、奥には自転車が置かれたまま。お客さんが利用しているようでもないですし、いまや倉庫の扱いになっているのかなという印象。いずれにせよチェックインはお隣でということですからそちらへと向かいましょう。



フロントで「あのー、トドワラ荘で予約したんですが‥」と申し出ると、テキパキと「あ、それでは105号室へどうぞ」と指示されました。何だか話というか料金がどうなっているのかを確認する余裕もなく案内されちゃいましたよ(笑)。



部屋はまさかの洋室、しかも海側でした。トイレは付いていないとはいえ冷蔵庫もTVもあるし問題なし!(ただしエアコンなしなのでこの時期の室内はちょっと暑い)。それにしてもごくごく標準の道東のホテルの部屋だし、これはもしかしてトドワラ荘予約云々が忘れられているのでは?と正直不安になりました(苦笑)。お値段がそこそこ違いますんで‥あ、ちゃんと民宿料金でしたので大感謝!何だかその昔の羅臼温泉宿泊時を思い出すなぁ(この時です)。今は団体専用のようですが云々(ふと思うところあり)。



ご丁寧に翌日の日の出時刻が表示されていますが‥右上画像の写真群を見てそれと気づきました!



厳冬期の北海道オホーツク側でごく稀に見られるという「四角い太陽の日の出」。カメラファンは毎朝万全の準備の元に撮影に挑むという話を聞いていましたが、ここだったのね!(参考サイトはこちら)。

でも確かに、こちらの宿は海辺のやや高台だし、沖合に野付半島があるとはいえ砂州地形なので日の出撮影の邪魔になることもなし。さらには早朝の撮影で冷え切った身体はすぐに温泉で温められるし‥確かに撮影のベースとしては恵まれてますよね(ま、実際の撮影ポイントはもしかしたら近隣の道の駅屋上あたりなのかもしれませんが)。

それにしても日の出の一瞬だけが勝負(勝率は5%らしい)とはあまりにキビシイ趣味ですよね。単純計算でも20日間滞在してたった1日出るか出ないかですし、実際のところは冬のオホーツク側が毎日天候に恵まれるはずもないわけですから。でも「出なかった晴れの日」をカメラマンの皆さんは当然のごとく有効利用しているわけで、ホテルの廊下には野生動物等の撮影画像がずらりと展示されておりました。そのうち二段構えの展示になるのかな?(右上画像マウスオン)。

もっとも夏のこの時期には望むべくもない自然現象ですし、そもそもこのホテルに泊まるのも(あくまで「民宿トドワラ」に予約したわけですが)温泉狙い以外の何ものでもありません。というわけでお風呂に行くぞ感満々だったのですが‥



まぁこればっかりはしょうがないよなぁ、あくまでわれわれはビジターに過ぎないのだからと思いつつ、「でも入浴客の流れが途切れるタイミングがあるかもしれん」と、時々脱衣場のスリッパチェックにいそしんだTakemaでありました(涙ぐましく、そしていじましい)。

‥と、


というわけで猛ダッシュでお風呂セットを取りに戻ったうえで入浴&撮影行動に。





とはいえ、ネット上で同好の士が「浴室内撮影禁止の施設も増えてきたし、今後こういう画像もどんどん撮れなくなりそうな‥」という危惧的予想を発していましたが確かになぁ。皆さん、先客さんがおられる場合は自粛ですよ自粛!

源泉55.0度のナトリウム-塩化物泉というわけで当然しょっぱいのですが、くんくんと嗅いでみるとモール系の臭いもあります(ちなみに塩素消毒ありとの公示ですが滞在中は全然感じませんでした)。浴感はツルすべといったところですが、主成分が塩ですから湯上がりの汗引かずは覚悟しましょう(笑)。



お湯の色はそこそこ黄色いようにも見えますが、朝に自然光で内湯を撮影してみたところそうでもないのかな?(両上画像マウスオン)。あ、それにしてもTakemaの腕時計の跡があまりにもくっきりしていて自分でもびっくり。ま、夏の思い出ということで‥(別にこの旅行の前にアウトドアで遊んだ記憶はないんですが‥)。



夕ごはんはそこそこシンプルでありがたいです。なおこの献立は工事関係で長期滞在なさっている皆さんと同じでして、別テーブルのホテル客用夕食にはしっかり1人1杯のカニが鎮座&料理もそこそこ違っていたみたいです(当然)。でもわれわれは2食付き税込みで6400円ですからこれで十分。ビールもいただきゴキゲンです。あ、右上画像の朝ごはんは遠目で見た限り同じだったような?



順番は前後しますが、朝湯をタンノーしたあとクールダウンで表に出てみたら右上画像のような幟が目に入りました。前のほうのページで「釧路を夏の避暑地としてアピール云々」という紹介をしましたが、ここ尾岱沼エリアも十分に涼しいですからアスリートの合宿などには最適です。でも、願わくは同じタイミングにかち合わないことを‥(苦笑)。

朝ごはんを早々に食べたあとはすぐにチェックアウトして港へと向かいます。何たって本日最初のイベントたる観光船は尾岱沼港を8:00出港ですから!(記憶曖昧、7:50だった気もする)。こういう時に役立つデジカメの画像データも、そもそもの時刻データがずれていたので信用できません(というわけで今は再度時刻合わせしました)。国内旅行では日々の記録をリアルタイムで残す(メモする)わけではないので、デジカメ画像の記録データはかなり重要なんですよ(自分に言い聞かせてます)。



さてこの日は野付半島のトドワラ往復(上陸あり)の船に乗り込んだわけですが、実は当初は別の船を予約していました。それは「外海コース1 国後島」!

野付半島から国後島までは最短直線で16kmだそうですが、この外海コース1だと8kmまで近づくことができるというのです。合法的にそこまで近づける船はこれしかない!というわけで予約をしていたわけですが、残念ながら最低催行人員(5名)が集まらず、前々日にツアー中止の連絡が。

まぁしょうがないですね。それにこの日は見通しも悪くて雨も心配される天気でしたのですんなりと諦められました。これが快晴だったりしたら内心悔しかっただろうなとも思いますが(笑)。



この日の船はトドワラ往復の定番(らしい)レインボー号。でも出港15分前なのに乗務員を含めて誰もいないんですが?と思っていたらちらほらとお客さんが集まりはじめました。結局、乗客8名(ネイチャーレンジャー1人を含む)で出港です。



いざ出港!途中で追い抜いた船が牽いていたのは木道用の部材だと思われます。

お天気はよくもありませんが雨が降るでもなく何とか持ちこたえている感じでよかった。トドワラ上陸時に雨だとあまりに悲しいですからね(現地に屋根は一切ありません)。ん?そういえばこの時に雨具を持参した記憶がないんですが?

船はずずずいっといい勢いで走り続けます。空が鉛色だし水深の浅い内海(野付湾内)を走るので水の色もきれいではありませんがこればっかりはまぁしゃーない。と、船が急にスピードを緩めたので周囲を眺めてみると‥





われわれ人間だって、頭部と足部を水上に上げていたらすぐに沈みます。いくら水中生活を営む彼らだって重力に逆らうことはできないはず‥と思っていろいろと画像検索したところ、同じようなポーズを陸上でも取っていることが判明。





でもこの尾ビレの上げ具合、「そこまで上げたほうが本当に楽なんですか?」と真剣に問いたくなります(笑)。

というわけでここまでの動画をよろしければどうぞ。かえって動画のほうが慌てちゃってますが(笑)。



というわけで船はこのあとトドワラの浮き桟橋に到着です。でもこのページも長くなってきたので続きは次ページ‥って、何だかページ割りが乱れてますねページ途中で日が変わるパターンばかりですね。でもまぁどこかのページで元に戻すということでお許し下さいませ。

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