- その5 いよいよ羽幌沖合の島々へ。まずは焼尻島に行きますよ - いざ行かん初訪問の焼尻島&天売島! |
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(2018年7-8月 その5) |
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8時ちょい前に羽幌港FTに到着しました(左上画像、おしんこどんはさっそく顔出ししてます)。この羽幌-焼尻・天売航路は運航本数が季節によって極端に違っており、最盛期のお盆には高速船とフェリーと合わせて1日6往復もしています。(詳しくはこちら) |
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ターミナル内には食堂もあります。「天売産の生ウニ」はそんなに道内各所にまで出回らないと思うので食べたかった‥いやちょっと待てそもそもこの日の泊まりは天売島なんだった!そんなわけで乗船券購入、あれれ「おろろん2」はガラガラのご様子? |
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まぁ考えてみれば30分前に高速船が出ているわけですし、そもそもこの「おろろん2」は焼尻&天売島の生活路線たるフェリーなのですから、歩行乗船のお客さんは少なくても車両甲板にはいろいろな物資を積んだ車が積載されているはずです。高速船とはそもそもの用途が違うので乗客数だけで比較するべきではないですね(でも空いていて嬉しい)。 |
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船体上部には「羽幌-焼尻-天売」との航路表示がありますが、その「天売」の奥に郵便マークの掲示があるのが見えるでしょうか。 |
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何が言いたいかって、かつて郵政事業は三公社五現業(もう全部言える人の方が圧倒的に少数派だと思いますが)の1つでありました。その後郵便事業は民間にも開放されたとはいえ、いわゆる「信書」は現在においても日本郵政が独占的に引き受けています。その「信書」を一時的な移動の間とはいえ日本郵政から託される交通機関には、その委託指定を受けていることを示す「郵便マーク」が掲示されているわけです(少ないとは思いますがバスなどにもありますよ)。 |
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しかもJRAが認定って、まさか日本中央競馬会がそんな認定をするはずも出来るはずもなく(あのね)、ちゃんと調べてみたら「日本冷凍空調工業会」なる業界団体が出てきました。 |
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なるほどJはともかくRは「Refrigeration(冷凍)」、Aは「Air Conditioning」なのですね。でも、英語名の略称が5字って長すぎませんかね?しかも最初の2字が子音、最後の3字が母音なので発音しにくいことおびただしい気がします。何と発音すればいいんだろう、「ジャライア」それとも「ジェレア」かな?というか、そもそもこういう掲示に「JRA」という「略称の略称」を使っているのなら、いっそのことお馬さん協会に気兼ねせず正式名称も「JRA」にしてしまえばいいのに。そもそもお馬さん協会だってかの鉄道会社グループに気を遣っているわけではないですし気を遣う必要もないでしょうし。 |
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はい話がいつものようにバラン星方面にワープしてしまったので太陽系軌道に戻しましょう。というわけで定刻に羽幌港を出航です。入れ替わりで漁船が入ってきましたが、ちょっと珍しいことに?(自分が知らないだけかも)大きめのクレーンが装備されています。クレーンの腕を伸ばせばそこそこの長さになりそうです。どのような魚種用の船なんでしょうか?羽幌といえば素人考え的には「甘えび」なんですが‥。 |
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この日の日本海はとことん脱力系のベタベタ凪で揺れとは無縁でした。 操業中の漁船の脇を通ります。ここでクレーンを伸ばしているということはやっぱり漁獲用なのですね。 |
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ところで、初めて見た飛行機雲関連の画像がこちらです。どうしてこうなるんだろう? |
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上の2枚の画像は間違いなく飛行機雲だと思いますが、妙に立体的というか陰影付きになっています。でもまぁこれだけ見れば「雲の影の部分が映っているだけだろう」と思えるような気もしますが、左上画像マウスオンで出てくる画像は飛行機雲本体と影の部分とが明らかに離れています。こんな影ってあり? |
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そんなわけで目指す焼尻&天売島が見えてきました。左上画像、右側が焼尻島、左側奥に見えているのが天売島です。どちらも標高の高い山がない「のっぺら島」のように見えますが、最高標高は焼尻島で94m、天売島だと184mもあるので地球温暖化による海面上昇があるとしても問題はなさそうです。いっぽうで津波についてはかつての奥尻島同様の危なっかしさはありそうですが、実際のところはどうなんだろう? |
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そんなわけで焼尻港入港です。今回は焼尻島に日帰り入浴、いや違った日帰り上陸なのです。乗ってきた船で9:30に焼尻港に到着し、運航本数が多い夏シーズン、15:10発の天売島行きの便に乗船するまでの「5時間40分」で焼尻島を駆け足で回ってしまおうというわけなのです。 |
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ウミウたちには無視されつつもいよいよ焼尻港着岸、タラップが接続されていよいよ下船です。ここで下船したのはわれわれ以外に2人くらいでしたが、30分先発の高速船なら到着は1時間早いので、観光系の皆さんは高速船ですでに上陸していたのかもしれません。 |
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でも、「自転車とかって一度乗れるようになったら身体が覚えているから大丈夫なんじゃないの?」と思う方もおられますよね。実はそれについてもビミョーな思い出があるのです。30歳くらいの頃自分の高校時代の先輩が自分の職場の近くに住んでいて、夜が遅くなったので自転車を借りて帰ったのですが、どうも真っ直ぐ走れない‥お酒を飲んで云々については四半世紀前のことゆえお許しいただくとして、この時はお酒が入っていたので「飲み過ぎたかな」という感じでした。 |
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という危惧でありました。そしてその時以降一切自転車に乗る機会がないまま四半世紀が過ぎた2018年夏、ここ焼尻島で「自転車で島めぐり」という計画を立案してしまう自分っていったい(苦笑)。 |
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そんなわけでフェリーターミナル隣のレンタサイクル屋さんで自転車を借り出しました(1000円/日)。ええっと、いきなり坂道の登りなんですが‥ |
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多少おっかなびっくりとはいえちゃんと前に進めます。Uターンはちょっと無理そうだけれど普通に曲がるくらいなら大丈夫だわ。というわけで「案ずるより産むが易し」でありました。 |
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去りゆくフェリーを見送りつつ、まずは中島の崎展望台へ。もっともまぁ展望はいいんですが、はるかに北海道本土の山々が見えるくらいで後はひたすら海ばかりなんですけれどね(岬なんだから当然です)。 |
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このあとは島の内陸部に入ります。まず目指すは「オンコの庄」。オンコ=イチイ(イチイ科イチイ属の常緑針葉樹)で、通常は10mほどの高さに成長します。ところがここ焼尻島では高さ2mほど、その一方で枝は周囲10mほどに広がっています。こうなる理由はいうまでもなく「冬の季節風」。吹き付ける強風のため枝を上に伸ばせず、まるで地を這うように成長しているというわけです。 |
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左上画像の場所からコンクリ舗装の遊歩道に入っていきますが、自転車の通行はOKとのことでそのまま進行します。舗装の幅が狭いので、脱輪しないように気を遣いますが、うん大分慣れてきたぞ。 |
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ありゃ、神社の拝殿脇に出てきました。焼尻島唯一の神社?厳島神社です。 狛犬は左右に鎮座していますが、なぜか笠木や貫はありません(右上画像マウスオン)。 メインロードに戻って進んでいくと雲雀ヶ丘公園という所に出ました。近くには池があります。ここのオンコは低い! ほーらもう片手運転も余裕です。四半世紀前は何で乗れなかったんだろうと不思議に思うほど。 |
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そしてやってきましたオンコの庄。なるほどこちらのオンコは低い姿勢で這っています。この場所は海側にむけて開けており風の通り道となっているようです。 |
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左上画像を見ると、海からの風が相当に強いことがわかります。そして枝が上方向にではなく真横に伸びていることも。この日は天気もよくほぼ無風の穏やかな日和でしたが、冬場などは相当な風が吹くんでしょう。島での冬の暮らしも大変そうだなぁと。 |
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さてこのあとは島の中央部へと進みます。そこには「離島にいるとは思えない」広々とした風景が広がっていたのでありましたが、この続きは次ページにて。 |
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