- その10 たっぷの湯から北村温泉泊、ぐるぐるめぐってふき出し清水まで -



(2018年7-8月 その10)

おはようございますというわけで朝一番の多少フライングタイムにお風呂へと向かいます。さすがに津軽界隈の共同湯とは違ってとんでもない温泉フラインガー(という名の常連客)はいませんね。



あれ?ウーロン系の色だと思っていましたが笹濁り系だったのか?



朝ごはんは昨日と同じレストランでビュッフェスタイル。はい、窓からの景色はやっぱりいい感じというか日本離れしているというか。朝ごはんも普段はこんなに食べないんですがしっかり完食しました。

で、このあとが問題です。Takemaはこの日研修(終日)を受けに某所に行かなければなりません。となればここたっぷの湯に連泊というのが自然ですし、何よりおしんこどんの居場所を確保できます。しかしこの日はずっと前(4月に予約を入れた時)から満室。たぶん学生団体なのでしょうね。

となれば別の場所に連泊すればという選択肢も‥考えましたよハイ。でも近隣の岩見沢市界隈はこれまた4月段階でほぼ一杯の予約状況‥そんなわけで確認してみたのがこれまた近隣の「北村温泉」。問い合わせてみると(4月)、「連泊は無理だがその2日目日なら部屋確保OK」とのこと。つまり、



ただし救いは北村温泉が早朝6時から日帰り入浴を受け付けており、休憩室もしっかりあるということ。というわけで、「朝、おしんこどんを北村温泉へと送り、夕方Takemaが到着する頃にはおしんこどんが宿泊チェックインしているはず」という感じになるのかなというところに落ち着きました。あ、でもこれって政和温泉ルオントのあのおばあちゃんとあまり変わらない扱いなのかと?(苦笑)。



そんなわけでおしんこどんをこちらの温泉に幽閉‥いやそんなことはないですよ市内までのバス時刻表も渡していたし。で、帰着後にどうしていたのか聞いてみたら「岩盤浴もあってじっくり楽しんだ、駅に出る気なんてさらさらなくって時間がすぐに過ぎた気がする」というのですからおそるべし。自分にはできないなぁ(というか感謝)。







で、夕方に戻ってきたら上記の通り「全然退屈していなかったおしんこどん」だったというわけです。ありがたいねぇ。

このあと自分もお風呂に行きましたが予想の通り激混み(ここも地元民の銭湯&向かいにキャンプ場もあるしこの日は土曜日だったし)。ま、前日同様の「夜討ち朝駆け」撮影に徹することとしてとりあえず夕ごはん食べましょ-。



でも下調べが甘かったなぁ、ここも普通におつまみがあったので宿夕食を頼まなくてもよかったみたい。お腹いっぱいになっちゃいましたよ(両上画像マウスオン)。ちなみに自分は「お腹いっぱい」を好みませんので念のため。



夜遅くなったところで再びお風呂へ。でも露天湯は暗いので明朝に狙いを定めます。

そんなわけで朝、再び浴場へと向かいます。まさかフラインガーは‥







緑色の食塩泉ってなかなかないですよね。こりゃ人気が高いのもわかります。



二段に分かれた露天風呂(ピントはイマイチ)。湯温もいい感じですし、こりゃ確かにいいや。



そんなわけで湯上がり後しばしまったりしたところで朝ごはんはシンプルに。この日は日曜日ゆえ札幌界隈を避けるようにしてまずはぐるりと回ります。





あ、もちろんダムカード狙いなのですが、ダムカードの配布自体はダム下のグラウンドゴルフ場(の受付)に委託されています。ちなみにこのダムは築堤の造りも安全ということなのか(右上画像の通り両側の防壁もかなり高いです)普通に築堤上を歩き回ることができます。



配布場所はこちら。お、通常のダムカードだけでなく、「北海道命名150年記念カード」もいただけました。命名150年とは、かつて蝦夷地と呼ばれていたこの地を、明治時代に松浦武四郎の建白を基本としつつ「東海道」「南海道」という五畿七道の呼称に倣う形で北海道と命名されてから150年なのだということです。このあといくつかのダムでこの150年記念ホワイトバージョンもいただくこととなりました。



続いてやって来たのは馬追温泉。周囲には何もない緩やかな峠道の途中にぽつんとある旅館で、加温循環湯ながら悪くないという情報を得てやって来ました。入口の引き戸には「旅館」とだけ書かれており、何だか潔い感じです(ま、建物情報にはちゃんと宿名が記されていますが=左上画像マウスオン)。

駐車場に車はありませんし繋がれた馬もいませんから(笑)たぶん先客さんなしかと。もっともこの日は日曜日ですからこのあとは混んだかも知れません(まだ午前中でしたし)。というわけでいざお風呂へ。



浴室へ。ん?硫化水素臭がするということでしたが‥うーん、ほぼしない(苦笑)。掛け湯をして湯に浸かりつつクンクンするもほぼ無臭(温泉臭はあり、いっぽうで塩素臭は感知せず)。あれれ‥ん?もしかしてカランか?





というわけで、湯で温まりつつ源泉水を身体に掛けるという入浴スタイル決定!飲泉許可はないようですがカランの源泉を口にしてみると変に癖もなくあっさりした感じです。

掛け湯&浸かるの繰り返しを何度かしたうえで上がろうとしたらちょうど次のお客さんがやってきました。うん、いいタイミングです(お互いに)。

さて湯上がりのあとですが、おしんこどんが「ここから恵庭って遠い?」とのたまいます。どうやら普段おしんこどんがネットでポチっとして購入しているコーヒー豆の実店舗が恵庭市内にあるのだそうな。この日はそれほど強行軍でもないので「それならば」というわけで行ってみることにしました。



というわけで恵庭市恵み野にある「花カフェきゃろっと」さんへ。この恵み野エリアは新興の住宅街らしく、道路だけでなく歩道の幅が激広で、歩道と車道との間には左上画像のようなグリーンベルトがあります(歩道側から車道側を見ています)。うわー、むっちゃうらやましいわ!(わが家前の道路は車のすれ違い完全不能な狭さなのに、近隣商業施設の関係で日曜日などはお祭り的な人通りとなります)。



このグリーンベルトの幅!テーブルやこんなくつろぎスペースまで!車道側から撮ると(左上画像マウスオン)。



というわけで、われわれの旅行ではめったに出てこない「カフェタイム」です(笑)。それぞれにまったり(右上画像マウスオン)。そこそこゆっくりしたところで出発しましょう。

この日の泊まりは積丹半島。恵庭から最速ルートなら「道央道-札樽道」経由なのですが、そりゃあまりにも面白くないので即却下、となれば支笏湖&ニセコ界隈経由となるわけですが、ダムカードの関係で北側のルートから回ります。となると‥



まぁもちろんスマホ検索で調べれば現況もわかったはずですが、この時はあえて修羅の道というか「90年代、ネットも使えなかった時代のツーリング」を思い起こすべくあえてノーチェックで行ってみることにしました(笑)。



まずは漁川(いざりがわ)ダムへ。ロックフィル式のこのダムは恵庭市や千歳市の水源でもあります。さほど大きなダム湖でもないのですが、自分はいつかできれば「いい水」のところに住んでみたいなぁ(憧れ)。ちなみに自分が住む千葉県市川市の水は利根川&江戸川からの取水ですが、最下流ですからねぇ‥(こればっかりはしょうがない)。

ダムの展示室を見学したりしつつ(展示室があるフレンドリーダムもあればゲート部分でシャットアウトというダムもあります。このダムは規模としては大きくもないのにフレンドリー系でした)、さていよいよ支笏湖方面へ。





というわけで支笏湖を時計回りにぐるりと3/4周しますよん。一番東側は国道をショートカットする未舗装路があるのね(右上画像)。とはいえ道幅も広いし路面状況も良好。これは今すぐ舗装したっていいんじゃないの?ナビの地図に出ていたことと数台前の車が右折したことにより自分も「よし行ってみよう!」と思ったわけです。なお大型のオンロードバイクでもまったく問題なく走行できます(真っ直ぐだし)。



さて峠を越えてニセコ方面へと向かいます。こちら側はお天気もよく暑いですねー。この途中には道の駅フォーレスト276大滝ときのこ王国本店という2大休憩施設があるのですが(なぜかわざわざ並んで立地)、何と道の駅は休館中となっており駐車場も閉鎖されていました。この日は日曜日ということもあり車の数も多かったのですが、当然きのこ王国に車が殺到してかなりの混雑っぷり。何だかなぁということで通過しました。それにしてもなんで官(道の駅は公社が運営)と民(きのこ王国)とを争わせるような立地にしたのだろう?

さてしかし、ここで休憩をしなかったことで所定の問題が発生(わかりますね)。この界隈、少ないんですよトイレが。どこかないかなと思ったら‥



以前も行ったことがありますが、この日は暑かったこともあり涼しげな場所(というか実際涼しい)が実に望ましいわけで。しかし皆さん考えることは同じとみえて(観光地ですし)‥



ま、道道にはみ出るほどでもなく10台弱ではありましたが。しばし待機して駐車完了、そしてトイレも完了です。

さてすでにお昼をそこそこ回っているのでお昼ごはんも食べておきたいところですが、何だかそんなにお腹が空いていない?というわけで、





使い捨てプラ容器での提供でしたが、どうやら讃岐系の流れを受け継ぐうどん屋さんらしく、うどんもしっかりしたコシ、ツユも濃すぎずダシ系強しで美味しかったです。でもテント出店というわけではないわけですから、できればちゃんとしたドンブリを使った方が印象がいいのになー(独り言)。

このあとはいよいよ涼みにいきましょう。続きは次ページにて。

[戻る] [次へ]