- その11 噴き出し清水で涼んだあと川上温泉、温泉998と進みシララ姫の湯へ -



いいですねー、涼しげですねー。なお直近エリアである倶知安のこの日の最高気温は31.8度でした。



(2018年7-8月 その11)

さて駐車場から遊歩道を下っていきます。少し回り道ルートを選んだら、上画像のような涼しげな水の流れに出会えました♪駐車場とこの場所の温度は全然違い、そこそこひんやりしていて何よりです。さらに遊歩道を歩いていき、



ハイふき出し湧水の本家本元エリアにやってきました。年間を通して6度だというふき出し水は当然冷たくて美味しい!お客さんは多かったんですが時折途切れたりするので誰もいない画像が撮れました。そして‥





ここイチバンの見どころですね。そしてここがイチバン涼しい!(暑い駐車場に比べれば寒く感じるくらい)。体感で5度くらいは違ったんじゃないかな?(あ、温泉の手指による湯温計測にはそこそこ自信がありますが、気温の肌計測には自信がないのでたぶんそのくらいということで)。ひんやりした空気が上流側から流れ動いてきているので余計涼しく感じることもあったのでしょう。



おしんこどん、日焼けしてませんか?(笑)。あ、焼尻島チャリツーリングが影響?(右上画像マウスオンでTakema画像に)。



駐車場&売店エリアまで戻ってきて早速ソフトクリームを購入。30度超えの暑さゆえ急いで食べないと溶けちゃいますが日陰のベンチは当然ながら先客さんが使用中で立って食べるしかない!で、食べ終わって一服のタイミングで水道の掲示にちょっとびっくり(右上画像マウスオン)。



もちろんお役所側にも「そうしたいのにそう出来ない理由」があるのでしょうが、駐車場脇のここはキャンプ場でもなく公園に過ぎませんから、「この水は水道水ではありません」とだけ断って(「この水は飲めません」と書いたっていいと思う)湧水を利用すればいいのに‥そういえば東川町ではそんな感じの設備がありましたっけ(左上画像マウスオンで2009年夏の東川町給水所画像に変わります。当該ページはこちら)。

そうそう、順番を間違えましたがこのふき出し公園に来る前に1湯に浸かっていたんでした。



こちらはR276沿いにありながら小洒落ることもなく、ゴーイングマイウェイ的に鄙びつつある(ほめ言葉です)川上温泉。ニセコ界隈ではこういうお宿が急速に消えつつありますが、こちらは今のところ休業の気配もなくご家族もお元気そう。あ、おしんこどんは睡魔帝国とのバトルロワイヤル一本勝負を開始したらしく車で寝ておりました(日陰に止められたのでよしよし)。

ただ、そんな感じで「当面大丈夫だろう」と思っていた温泉も「ある日いきなり掲示された貼り紙一枚」にていきなり消えてしまうのが昨今の実情でもありますが。



事前に調べていなかったのですが、こちらは加温湯(源泉30.9度)なのですね。きっちりリフォームされて綺麗な浴室には、微妙にぬるめ(41度くらいか)の湯が「溜められて」おりました。この時の湯客は自分だけでしたし、先客がいた気配もなく(タイルが乾いてました)、しかも浴槽には完全透明湯(髪の毛等の浮遊も一切なし)が満たされていましたから、こちらでは「基本は溜め湯、ぬるくなったら各自加熱湯を注ぎ込め!」という想定が為されているのでしょう。

ある意味「あとになればなるほど悲しい」湯使いパターンではありますが、一番湯といってもおかしくないほどきれいなお湯でしたのでこの時は問題なしでした。



加熱湯は浴槽底部からの投入です。で、ご覧のように加熱湯パイプ側にも蛇口が付いていますのでこれ幸いと口にしてみると‥(飲用許可はありませんので念のため)、



泉質が単純温泉ですし(いや実際は単純温泉にもいろいろあるのは即刻承知の助ですが)、こちらの湯はまぁもうあまりにも特徴がなくて説明するのに骨が折れるほどです(成分表掲示は見当たらず)。でも温泉臭は間違いなくするので真湯ではないですしついでに塩素臭もありません。湯上がりにはお約束の「汗が引かない」状況でしたが、この日はそもそも暑かったですから一概には言えないかも。



このあとは岩内をかすめつつ積丹半島方面へと向かいます。日曜日とはいえそろそろ午後も深まってきた(夕方が近づいてきた)時間ですから車の数も減ってきましたね。



で、やってきたのが「リフレッシュプラザ温泉998」。ここは自分にとってこれまであまりにも運のなかった温泉で、それこそ7-8回は空しく目の前を通過したんじゃなかったかなと思います。というのも、



よって、おそらくは「苦節20年」に近い初めての入浴なのです。成分総計が45930mg/Kgというとてつもなく「濃い湯」(ここの場合そのほとんどはナトリウム分ですが)にいつか何とか!という気持ちでありました。本当は日曜の午後という「一番混むタイミング」での訪問は避けたかったのですが、「月曜(翌日)定休」というある種の呪いには勝てませんでしたので(苦笑)。で、



もっとも露天風呂などは貸し切りタイミングもそこそこありましたが、わざわざ脱衣場に置いてきたカメラを取りに行く気にもならずお湯タンノーに専念した次第です。でも入浴時に10人以上いた先客さんは、自分が出るときには2人しかいなかったような?まぁしゃあないですわ。



このあとはずんずんと積丹半島を反時計回りに進んでいきますが、そういえばその昔、自分が初めて250ccのバイクで北海道にやって来た頃(たぶん1993年か94年)は積丹半島を回る道も雄冬から増毛に抜ける道もなかったんですよ。

その後開通した道を今回もごくあたりまえのように走っていくわけですが、それってたとえば自分の住む千葉県市川市内に2018/6に開通した外環道&R298とて同じことだよなぁ。いつの間にか「在る」ことがあたりまえになっているわけで。



さて日も随分傾いた頃、この日の宿である「温泉旅館北都」、温泉通称「シララ姫の湯」に到着です。源泉かけ流しの湯宿ですが、もともとは1997年に釣り宿として営業を開始し、そのあと湯のボーリング成功により(900m掘削)現在のような温泉旅館に衣替えしたのだとか。ちなみにお宿前には何やら海産物がくるくる回っておりました(右上画像マウスオン)。何を干しているのか伺ったら、確かカスベ(エイ)っておっしゃっていたような。



案内されたのはまさかの洋室でありました。海沿いですから内陸のような暑さではないとはいえ、部屋の中はそこそこ熱がこもっており(場所柄クーラーはありません)、部屋のドアを開放して涼しくしましょ。で、テラス席に出て当然の助動詞的にこうなります(右上画像マウスオン)。

おっともちろん夕食前にお風呂にも行っておきましょう。



目の前が海なんですがテラス席からも丸見えです(笑)。もっともこの日の宿泊客でこの共用テラスを使っていたのはわれわれだけだったようですが。こちらの湯にはずーっと昔バイクツーリング中に立ち寄り入浴したことがあり、その時の記憶は「適温ぬるめの透明湯」くらいのものでした。まだ湯をめぐり始めた頃だったかな。

今回やってきて、場所柄強食塩泉かと思っていたら何と炭酸泉でちょっとびっくり。もちろんナトリウムの含有はそれなりにありますが(482.6mg)、それを凌駕する炭酸水素イオン1631mgでありました。もちろん長く浸かっていると泡付きも見られます。が、この時は結構さっさと上がっちゃったんですが。



源泉槽の上にはなぜかカメ。



湯上がりにはちょっとお散歩。砂浜にも下りられるんですが、下りたところで特に何もないだろうし、風呂上がりの足とスポサンが砂まみれになること必定なので自粛しました。あ、南に下る新日本海フェリーが進んでいきますね(時間的に新潟行きかな)。もう日の入り時刻も近いので車通りも少なく(もともと通行量は少ないのですが)、とても静かでのんびりした時間が流れておりました。



というわけで夕食です。実はこの日の夕食も併設の食堂でと考えて「1泊朝食付き」で予約していたのですが、しまったどんな料理メニューがあるのかまではチェックしていなかった!



で、「うに丼は何とか1人前ならある、あとはカツ定食とかも」ということなのでそのままオーダー。あ、枝豆もね。あとはビール(缶)。というわけで注文を終えてふと外を見ると‥ん?今やまさに?







ま、ビミョーに雲の中に沈んでいったのはご愛敬ってことで(笑)。

そうそう、今度は北行き(小樽行き)のフェリーが進んでいきましたよ(右上画像マウスオン)。で、そうこうしているうちに出てまいりました夕ごはん。



ウニ丼に卵焼きが合わせてあるの、初めて見ました(笑)。でも案外合うのにびっくり。ちなみにその分ウニの総量も少なくなってはいますがお値段もその分お安く確か2000円だったかな。ある意味これで十分なような気もします。ちなみに付け合わせの小鉢にはイクラが入っていましたんで「セルフ二色丼」も可能でありこれはなかなかC/Pが高いように思います。一方のロースカツ、付け合わせの野菜が全くないのはどんなものかなぁ(苦笑)。



というわけで冷酒も追加注文してパクパクしていたら、「はい、これサービスです」と、先ほどまでくるくる回っていた?カスベのフライカレー風味がアツアツで登場!こちらも美味しくいただきました♪

暗くなると沖合にイカ釣り船の集魚ライトが見えてきます(右上画像マウスオン)。イカ、たくさん獲れるといいですねー。



明けて翌朝、朝風呂のあと朝ごはん。この日は少し運動する予定なのでちゃんと食べます(いつも食べてますが)。お、卵に賞味期限の刻印が!(右上画像マウスオン)。こういう技術ってホントにスゴイですが、海外とかだと「そこまでする必要ある??」って鼻で笑われそうな気もします。どこまで普及するだろうか?

さて、今日も一日がんばりまーすとカラ元気!

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