木洩れ日が嬉しい♪

− 2009北海道ツーリング本編その6 天人峡で湯ったりの翌日は丘めぐり −

そんなわけで旭山動物園の駐車場で二人を無事ピックアップ。ちなみにこの日の上川地方はひたすら天気がよく、というかえらく暑かったので、坂道だらけの園内を回るだけで結構疲れたとのこと。こんな日は太陽の下にずっといるだけで疲れますからね。お疲れさまでしたー。

途中キタキツネを軽く轢きそうになりつつも(車から逃げずにこっちを見ていたところをみるとたぶんおねだり系ですね)とにかく天人峡温泉へ。予約時にどこにしようか悩んだのですが、一番大規模な天人閣は夕朝食ともバイキングということで、今回は一番小規模な「御やどしきしま荘」を予約してきました。



右上画像をマウスオンすると宿の拡大画像に変わります。

平成17年にリニューアルされたというこちらの宿、館内は非常に綺麗。「雑然」とは縁がない感じで一般受けは非常によいと思われます。宿の規模もほどほどで落ち着けます。ここでは2部屋を予約しておいたのですが、おしんこどん&母の部屋は川に面した角部屋でよーしよし景色もOKでした。

一方Takemaの1人部屋は、山側といえば聞こえは良いですが、すぐ裏に天人峡パークホテル(の旧館?)が迫っていて展望は一切なし。この宿に泊まるなら「川側」をリクエストしておくべきでしょう。ただしTakemaはもともと景色を楽しみにしていたわけではないのでこちら側の部屋で何の問題もなし。逆だったら「ちょっと‥」だったかもしれないので、宿の方のご配慮に感謝です。



エントランスには囲炉裏があったりして落ち着いた雰囲気。通路も整然(浴室側から)。

さてそんなわけで、夕食前にお風呂に行きましょ。ちなみに深夜に男女入れ替えが行われるそうなので、いわゆる「男女平等」方式ですね(笑)。



内風呂は大理石風呂(左)と檜風呂(右)とに別れています。

このほか、上記大浴場それぞれに小さな露天風呂が付いていますが、目隠しの塀が高すぎて景色は楽しめません。

ちなみに内風呂は換気不良で浴室内は「むわ!」というサウナ状態。露天風呂出入口の扉を開けると「あー生き返る!」という感じの空気が入ってきますが、それ以外は‥。扉を開け放つことは虫の侵入を考えれば無理でしょうが、ここは換気についてもう少しご考慮いただきたいところであります。

で、最初にかけ湯をした瞬間に「あれ?熱い?」と感じました。というのは、宿のウェブサイトには「源泉温度は約43℃」とあり、ここまで配湯してくるまでに必ず温度のロスがあるはず。ということは、こちらの宿のお湯使いは「加温かけ流し」なんでしょうかね。
ちなみにあらためて調べてみると、正しくは「かけ流し+循環併用」なのだそうです。でも塩素臭は感知しませんでしたから、循環といっても加温がメインなのかもしれません。
まぁとにかくTakema入浴時のお湯自体に特に不満はありませんでしたのでよしよしということで。

3人で乾杯し夕食もタンノーいたしました。夜はぐっすり‥だったんですが、ずーっと旭山にいたお二人の方が疲れていたんじゃないでしょうか?

明けて朝です。朝風呂をいただき、ご飯もしっかり食べてチェックアウトしたところで、遊歩道を歩いた先にある羽衣の滝を目指します。道自体はまさに遊歩道で、天人閣までの車道上りを除けばいたって安心安全に整備されています。でもTakemaは今回大失敗!というのは‥

ただ、記憶によれば遊歩道沿いだとかいうことでしたのである程度真剣に川の方を眺めながら歩いていたんですが、結局見つかりませんでした。実は帰路に「あ、あれは湯が出てるな」という場所も確認できたんですが、歩道からは崖下り難度はフリークライミングの10aレベル&苔で滑る手がかり、という感じでしたのであっさり断念。あそこに行くなら上流側から行かないと‥という感じでしたし、そもそも湯船を作りにくい場所に見えたので‥。



でも天気はサイコーだし、足下にはこんな実もなっているしで観光には一番の日和でしたね。

さてぽこぽこ歩いて行くうちにいよいよ羽衣の滝に到着です!登山系の団体さんは別の展望台方面に向かったので「こんなに人が少なくていいの?」と思うくらいでありました(ま、あとで合流したんですけれどね)。

おおーう、これはなかなかではないですか!しかもこの横位置では撮りきれないほど上流からずっと落ちてきている滝(しかも二筋)は、確かにかなりの豪快さを感じます。でももどかしいのは「この距離でこの高度範囲となると、広角レンズなしには一枚で入りきらない!」ということですね。しかも撮影スポットには一長一短があって、下部からでは二筋の流れ込みが見えにくいし、上部の展望台からだと全体が近すぎて撮りきれないし‥うーん、でもそれだからいいのかも知れません。ちなみに、上記画像にマウスオンすると無意味にズーム画像に変わります。

で、ここでお会いした前述の登山系の団体さんですが、ガイドさんとひと言ふた言。実はこの少し前に例の「トムラウシ山大量遭難」があったんですよね。

そのことについて伺ってみると(というか、自分もこのエリアの単独テント縦走をしたことがあると申し上げたので「こいつはある程度わかってるな」と思ってくださったのか)、次のようなお話をして下さいました。

そうなんですよ「ダメなときはダメ」、それが山岳ツアーの一番の基本のはずなのに「せっかくここまで来たのに‥ねぇ?行こうと思えば行けるんでしょ?」というネチゴネ派やら、中には「俺たちは大枚を払ってここまで来てるんだぞ(大した額じゃないのに)、ここで頂上まで連れて行くのがお前らガイドの仕事だろうが!」と開き直るバカ殿様派がはびこってきたことが、今の山岳ツアーを駄目にしてきたんじゃないですか?これって、山の世界だけでなく今やどこにでも出没する中高年世代の「本人にだけ通用するくされ常識」なんですけれどね。

ま、愚痴をいっても始まらないので(何だか最近愚痴コメントが増えてきているような気が‥年かな(苦笑))。



こういうところに行くだけなら問題ないんですけれどね。いやーこの時はホントにいい天気でした。



上を見上げれば緑のカーテン。拡大画像もどうかと思ったんですが目がちらつくだけなんでやめました。

さてこのあとは狩勝峠方面に向かって南下します。おおっとその前に「大雪旭岳源水」?。というわけでちょこっと立ち寄り。ここ東川町は全国でも珍しい「上水道のない町」なんだそうで、住民の方々がふだん飲んでいるのは「伏流水」。くわー何ともうらやましいっ!



たまたま工事中でしたが、手作り系の臨時給水所の蛇口からはもったいなさすぎるくらいの勢いで水が落とされておりました。

ここからは道道をつないで南下するつもりが、道を勘違いしていてあれま旭川空港へ(何やってるんでしょうねー)。まぁ仕方ないということでそのままR237を南下。ちょこっと寄り道した赤羽の丘は‥うーんイマイチだったかな。ここからはいくつかの丘を巡りながら進んでいきます。おしんこどん母にいい景色を見てもらわなきゃね(笑)。

と、国道沿いに大規模な観光花畑があったので、ここもちょっと立ち寄ってみることに。ぜるぶの丘です。

国道沿いという立地の良さも手伝って、平日なのにそこそこの人出。週末はさぞかし混むんだろうなぁ。それにしてもこのあたりの似たような施設は軒並み入場無料というのが嬉しいですね。ちなみに7月の悪天&低温のため、まだ何とかラベンダーが紫色を保持していてくれました。

続いては三愛の丘へ。ここは周囲が畑(甜菜?)なので華やかな色合いというのはありませんが、一面の緑は見ているだけで気分が良くなります。自分としてはこういう方が好きかもしれません。

そしてお次は定番の「四季彩の丘」。今回訪問した中では一番観光化されていている気がしましたが、何といってもここは「冬も営業している」というのがすごいところでして、われわれも2008、2009の冬にはこの場所でこんなことをやってみたりしてきたわけですね。



園内にはトラクター牽引による観光馬車?も走ってます。右上の花は‥リアトリス?(マウスオンで拡大)

さてそんなわけで駆け足での丘巡りを終え、十勝岳の山麓線(道道966)経由で南下しようと思い車を走らせていたら、何だか妙に「絵になる木」があったのでついついパチリ。いかにも系ではありますが、デスクトップ背景にも悪くないのでは?


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そんなわけで白金温泉めざしてどんどん。うーん、なんだかどんどん十勝岳方面に雲が‥そう、この日は「午後から天気が悪くなりはじめる」との予報だったのです。温泉に入ってる場合じゃないぞ(笑)。いや今は「3人旅」なんだから、おしんこどん母に「入浴を強要」するわけにはいきませんからね=タテマエ(本音=この界隈の湯は大体入ったことがあるのでまぁいいか)。



お山の頂上はガスの中ですが、まぁ雄大系の景色が眺められたからいいですね。

さて、そろそろ昼食を摂らなければいけません‥が、牧場直営系のジンギスカンレストランはあったけれど他には全然ないなぁ。蕎麦屋さんとかないかなぁと思いつつ麓郷へ。するとやっぱり観光地麓郷ですねというか、ちゃんとしたお蕎麦を食べさせるお店があって嬉しい一方びっくり。

店の前には時期柄直売所もあったりしてやる気満々です。というか、この建物のメインは「麓郷デパート」?(建物の上部にしっかり看板が見えてます)。確かに建物の中には食料品中心に品物がありましたが‥。よく調べてみるともともとは商店で、あとから食堂部を付け足したんだとか。とあるブログには「数年前にできた手打ち蕎麦の店、何回か行きましたが次第に美味しくなってきました」という何とも正直なコメントが。味も進化しているということですね。

確かにそこそこ美味しくいただきました。画像を見ると半製品を茹でただけ系に見えますがそんなことはありません。ただ、飲用水タンクの清掃がちょっと手抜きなのかカビっぽい味がしたのはいただけません(この時期だけにね)。お掃除をよろしくお願いいたします。ちなみにこちらはライダーハウスもやっているのだとか。多角経営ですねー。

さてここからは道道253でR38へ‥ん?その手前で曲がれとナビが指摘?なるほどこんな近道があるのね。おかげで、はるか手前でわれわれのカローラフィールダーを一気に抜き去ったオフロードバイク2台よりも随分早い時間に「道の駅南ふらの」に到着してました。

この道の駅の裏手にあるラベンダーは植え付けをあえて遅くしているのか、それともそういう品種なのかはわかりませんがまだまだ満開モードです。おっとおしんこどんはゆでキビを手にゴキゲンモードがこちらも満開であります。ん?隣におられるのは?(唯一のおしんこどん母画像です)。

ここからは狩勝峠を越え、くされナビの案内にとまどわされながらも(なぜか農道つなぎつなぎルートを案内するもんだからさすがに方向感覚がなくなり難渋)、何とかこの日の宿である十勝川温泉へと到着しましたわ。
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