- その12 ニセコアンヌプリへお手軽大汗ハイク、ニセコ黄金温泉でさっぱり -



はい、まずは定番の積丹ブルー見学なのでありました!

(2018年7-8月 その12)

さて出発ですが、この日の泊まりは同じ日本海側、島牧村の「モッタ海岸温泉」です。真っ直ぐ進めば2時間半もかからずに着いてしまう距離なのですが、さすがにその通りには進みません。しかも前ページで「運動する」って書いたじゃないですか。ハイ、本日はライトハイクもやりますよ。

積丹半島先端部に近い温泉旅館北都でしたから、とりあえず半島を一周する形で北側を回ります。上画像は島無意海岸展望台からのものです。そういえば駐車場から山の上に上がる遊歩道もあったっけ。いつか行ってみようと思っていたのに結局今回もパスとなりました。というかすでに朝から暑い!



展望台から見える崖には海鳥のコロニーがありますね(両上画像マウスオン)。

で、ここからは古平から道道998の山越えで神恵内側に進みます‥が、





もちろん公式発表気温とは違いますが(最高に厳しく最低に甘い)、ま、とにかくこのあたりの数日が地域によるとはいえ「2018の北海道の夏」を象徴していたことはほぼ間違いありません。その昔(90年代)8月上旬に雨の糠平でキャンプしていたときテント内で聞いていたラジオからは、



などという恐ろしいアナウンスが流れていましたからね(笑)。それに比べればかなりまし‥いやそうじゃない、暑すぎですーっ!。

というわけでここからは少しでも涼しい場所をということで標高を上げていきます。途中のコンビニで飲み物&お昼ごはんを購入し、やってきたのは‥。





暑いので山の上に逃げようという算段なのですが、往復1.5-2hとはいえ山登りなのですから当然汗をかくわけで、避暑企画としてはどうなのかなぁと(笑)。でも楽しいはずだし?



山の上はさすがに24度と快適である旨のお知らせです。ちなみに即時最新情報に切り換えられるよう裏側には云々(左上画像マウスオン)。山麓駅の標高はほぼ400m、山頂駅は970mくらいなのでこの標高差をパスできるのは有り難いなと。さすがに平日ゆえゴンドラも空いてます。



途中で気温を測ってみたら24.7度でした(両上画像マウスオン)。



そんなわけで山頂駅に到着です。ここから山頂までの標高差は340mくらいなのでお手軽ハイクなのですが、それにしても日差しが強くて気温以上に暑く感じます。



ここから途中のリフト終点までの区間が暑くて大変でした。もうなんというかのっけから汗出まくりで、このリフトも別料金で動かしてくれればいいのにと切に思った自分が元山岳部員であることはここだけのヒミツです。この日は雲が多めでしたが何とか羊蹄山も見えてますね。




お花たちも数は少ないですが咲いてましたねー。



上に上がるにつれて傾斜は緩くなりましたが、そのかわりガスがかかり始めました。雨を降らすような濃いものではなく、またムラもあって一気に晴れたりもするのですが、展望はイマイチに。



避難小屋が見えたら頂上まではあと少し。はい、休憩込み55分で到着しました。



実はこの時いろいろあったんですが涙を飲んで省略(苦笑)。ニセコという場所柄か外人さんたちのパーティもいたりしましたね。さてそれでは展望をば。







頂上付近がガスの底なんですね。まぁカンカンに照ってるとそれはそれは暑いので‥。



いろいろよく見えます。右上画像は‥うん、あれは泊の原発ですね。



大汗をかいたのでかつての気象観測所コンクリに手ぬぐいなどを干しております。



頂上には避難小屋があるのですが、内部は綺麗な状態に保たれておりました。なるほど、冬季登山(山スキー)用に建てられたわけですか(右上画像マウスオン)。



お昼ごはんはコンビニおにぎりほか。日差しがなくても非常に快適な温度です。



さすがに高山植物も咲いてますね。エゾキスゲ、まだ咲いていました。



さてそれではそろそろ下りましょう。さすがに下りはなかなか早くて37分で登山口に戻ってきました(13:55着)。



そういえば、山頂からは羊蹄山が全然見えなかったな。ガスが隠していたようです。

このあとは山の汗を流しに温泉です。しかし、昔ながらの山の湯っぽい施設がどんどん休廃業しつつあるニセコ界隈、どこに行こう‥あ、そうだそうだ!





手作り感のあるお風呂ですが結構好きなんですよねここ。まずは全身をしっかりと洗い清めたうえで内風呂にしゃっぽり(右上画像マウスオン)。でもやっぱりここニセコ黄金温泉といえば‥







ここの炭酸泉が何とも気持ちいいのですよ。ぬるめの源泉に浸かっているうちにアワアワモード真っ盛りになっちゃいます。おっと、お隣の‥



こちらも同じ源泉で、寝湯が楽しめちゃいます。はー、気持ちいいわぁ。

ちなみに炭酸泉ということは、そのガスのにおい?に引き付けられて大アブ小アブがわんさかとご乱入‥してもおかしくないのではありますが、なぜかほとんどその気配なし。おそらくは長く続いた低温傾向のせいでこの界隈では羽化が遅れていたのでしょう。よしよし。

なお併設の食堂ではご主人手打ちのお蕎麦が食べられるのですが、まだお腹が空いていなかったのでいただきませんでした。もっとも、「ご主人ご高齢につき」来年からお蕎麦の提供は週末だけにする「予定」なのだそうです。残念ではありますが御身大切にということですね。



こうして身も心も爽やかになったあとはしばしR5を進み(交通量はご覧のとおり極少でしたが、何せ1桁国道ですから誰がどこにいるとも知れず、徹底的に安全運転を励行しました。黒松内から道道523号に入り寿都をショートカット、おおーようやく日本海が見えてきました!というわけでこの続きは次ページにて。

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