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- その7 ワイン列車、しなのグリーン、新幹線と繋いで静岡へ -



やっほぉ、地元ワイン飲み放題に美味おつまみ付きの「ワイン列車」です♪

(2020年11月20日~23日 その7)

というわけでうふふ、ここからは「昼前から飲み放題鉄旅」がスタートします。長野電鉄のイベント列車「北信濃ワインバレー特急列車」に乗車なのです!



運行車両は前日と同じく小田急ロマンスカーで、4両のうち中間車両の2・3号車がワインバレーの車両、前後の車両はA特急扱いのようでした。「ワイン列車」のことを知らずにホームに入ってきたお客さんはちょっとびっくりしていたみたい(そりゃそうだ)。そしてこっそりしみ出す優越感(性格悪)。

詳しくは公式ページを御覧頂ければと思いますが(こちら)、「できるだけゆっくり走る『特急』乗車中は地元産の各種ワイン飲み放題」という、



1人7000円(3人以上だと6000円/人)というお高めの料金設定ではありますが、出発直前にざっと見た感じでは「満席御礼」という感じでした。失礼な話ですが長野電鉄も経営は厳しいはずだし(屋代線などは廃止されました)、こういう機会に少しでも「課金できれば」というつもりだったわけです。で、でもですね、上画像を撮って車内に戻ってくると‥





何でもこのワインバレー列車も長野県からの補助が受けられるようになり「利用金額6000円以上の場合は3000円の補助が出る」ことになったのだとか。しかもクーポン券じゃなくて「に ほ ん ぎ ん こ う け ん」で!これにはびっくりしました。2人なので3000*2というわけです。これで実質4000円/人の支払いとなりました。

もちろんこれは実に有り難いのですが、そもそもこの日のお客さんは全額自腹という心づもりで予約したのではないでしょうか。個人的には「何だかそこまでしなくても」という気がしました(このことは各自治体発行のクーポンにもいえることですが)。われわれは長野駅でちょこっとお茶をしたあとそそくさと長野から離脱しちゃいましたし‥お金、ほとんど長野に戻せなかったぞ(まぁ「天下の回りもの」と考えればいいのかも知れませんが)。

話を戻しましょう、ワインバレー列車です!



テーブル上にはうふふ系の箱膳が。お弁当じゃなくておつまみ膳なのが嬉しい♪



赤白とも品数豊富。ちゃんと補給分もあり「売り切れ」はなかったようでした。







ワインカウンターの女性はマスク&フェイスシールドのしっかり装備。

ちなみにワインについては車両中央に設置されたワインカウンターにおもむき、銘柄を指定して(われわれの時は赤白合わせて6種類)注いでいただきます。うん、イギリスのパブのようなこのシステムはいいぞ。ヨッパーによる絡みも避けられるし、もちろんこのご時世ゆえワゴン移動スタイルより販売員さんの不特定多数接触のリスクも軽減するし。

なおグラスに注がれる量はやや少なめで(注ぐ際の車内の揺れを考慮してのことかと思います)、それゆえか、自分も含めて最初の頃は皆さん回転が早い!(結構すぐに並び直す)。いや自分もそうでしたが、間違いなくお酒好きばかりが乗車しているわけで、「もっと飲みたい!」という欲求がそのような行動を取らせたのかと(笑)。

なお、途中から誰からともなく「赤と白、2つのグラスにダブル同時確保」という知恵行動がなされるようになってからは、カウンターの行列もおさまりました。いや品格ある方々が真っ昼間から呑兵衛モードになって長野駅に降り立つことを自制したからかもしれません。ええっとわれわれは(ページ下部参照)。







列車はかの「小栗判官」で有名な小布施駅に到着しました。ここで10分ほど停車するということで、楽しく時に自虐的な(笑)車内アナウンスをして下さる車掌さんいわく「改札外の売店で栗ソフトが云々」。おしんこどんが買いに走ったことは言うまでもありません。



でも味は‥案外普通だったかな(笑)。それよりも「ロマンスカーとN'ex」との交換が実に新鮮。



座席のヘッドカバーは完全オリジナルです。「のんびり」なのに「特急」とは秀逸(笑)。



千曲川を渡る頃になるとさすがに皆さんの飲みっぷりもスローになってきます。カウンターの女性に「ワインの提供はそろそろ終了ですか?」と聞いてみると、「いや、まだまだ(長野駅到着までは)大丈夫ですよ」との余裕綽々たるお返事が。なるほどそうですか、それではということで列車が地下区間に入る直前に最後のおかわりをお願いしました(笑)。



というわけで、列車が長野駅に停車するまさに直前、「最後の1杯」を飲み干した次第です。おしんこどんの顔もほんのり赤く染まり、ほろ酔いの状態でお昼まっただ中の一般世間に放り出されたというわけですね(苦笑)。



その勢いのまま、改札近くの臨時売店でエリンギほかを購入。必然性ないなー(笑)。

で、このあとは静岡に移動します。最初の計画時には(まだ湯田中宿泊と決める前は)「飯田線で豊橋に出て云々」とも考えていたわけですが、あまりに時間がかかりすぎるので諦めた記憶があります。最初は上諏訪界隈に泊まろうと思っていましたから。でも気がつけば新潟経由の超大回りになっちゃったわけで、ええ、このあとは「名古屋経由で静岡へ」と進みます。距離としては遠回りですが、新幹線を使うので早いのと、乗り継ぎ割引で特急料金が割り引かれますから‥というわけで、





何とグリーン車なのには理由があります。しなの号の1号車は、長野発だと車両最後尾ではあるのですが、この車両は‥





残念ながら進行逆方向ではありますが、それはまぁ仕方がないとして、この特等席(1番CD席。AB席は運転先があるので展望イマイチ)を確保しなければ意味がありません。そんなわけでJR東海のサイトで「事前座席指定予約」に及んだ次第です。まぁ結論からいえば、この日のグリーン車はほとんど貸し切りに近い感じでした(笑)。



ところでお隣ホームにはしなの鉄道の観光専用列車「ろくもん」が停車中。フロントマスクは115系のままというのが何というか潔い感じです(経費節減ということもあったのでしょうが)。こちらもワインバレー列車同様週末を中心とした不定期運行です。しかし日中の運行では飲み放題とかのサービスはないようですねぇ残念。



そんなわけで発車。ごらんのようにガラガラのグリーン車です。三連休の中日ということでもう少し混んでいるかと思っていたのですが、まぁ写真撮り放題だしこれはこれでいいかな。さっきまでワインをたんまりいただいていたので、3hちょいの移動ですがお酒はこれ1つだけといたしました。



電車は長野盆地から徐々に山越え区間へと向かいます。



そして姨捨の棚田エリアを快調に登っていきます。



松本までは完全貸し切りだったので席を移動したりしてうろうろと(貧乏くさ)。松本到着直前、隣線にあずさがにゅんと顔を出しました。こいつに乗り換えればこの日のうちにおうちでのんびり‥いやいやそうはいきません(笑)。



塩尻から中央西線へと入りますが、この路線を名古屋まで完乗したことはなかったかと思います。まぁ「鉄道ファン」というほど普段は乗っていませんし、上で書いたように「飯田線の乗車時間に尻込み」するほどのヘタレですからね。

それにしても左上画像の会社、もちろん全国区ではないのでしょうが、この界隈においてはさぞかし名を馳せているのかなと。防霜ファンはもともと静岡で開発されたようなのでこちらは後発かも知れませんが。







国道もそれほど混んでいませんね。どんどん下っていきます。



ああ、日が暮れていきます。明日はしっかり晴れてくれと願う次第です。






というわけで名古屋に到着。とはいえ名古屋では乗り換えるだけゆえ愛知県ではまったくお金を使いませんでした。こればっかりはしょうがないか。



余裕をもって16:43発のひかりにしたので一服の余裕も(実はこっちの方が先に到着)。



さすがに新幹線は速いですねぇ。暗くはなりましたが1時間もかからず定刻に静岡駅に到着しました。



この日のお宿は温泉とは縁もゆかりもない静岡駅前のシティホテルです。いや駅前ゆえお値段もお高めだったのですが、いかんせん翌朝の集合時間を考えれば便利な場所に泊まることには大きな安心感があります。あ、バンコクドンムアン空港のアマリステーションホテルもそんな感じでしたね。昔は高くて泊まれませんでしたが(その時のページはこちら)。



ロビーもビジホとはまったく違います。部屋に入ってTVを点けると、ほほう優勝力士インタビュー。

さてしかし、この日は朝食後にワイン列車内での軽食をいただき、長野駅でスープや甘味を口にしたとはいえそこそこお腹は減っています。1Fにはレストランもありますがそれはまぁ最後の手段として駅南口へ。どうやらそちらのほうがお店が多そうだったからなのですが‥


(北口を歩いていたときには降っていなかったのに!)

少し駅から離れたエリアに目星をつけていたのですが、まさかの雨ゆえ傘持ってきてないぞ。ゆえに選択の余地もほぼなく駅前地下の居酒屋へ。換気状況についてはやや心配に思えるお店でした(=席が端っこだったからということもありましてね)、まぁこの日から3週間以上経っていても発症はしていないわれわれですので大丈夫だったのでしょう。





まぁ夫婦なので今さらあぁだこうだとぺちゃくちゃ喋ることもありません。端の席だったので換気が気になっただけです。






カウンター内の足元生け簀を見て「過去には絶対にうっかり転けて落水した従業員がいるはず!」と思いましたが、実際はいかがなものでしょうか?(教えてくれるはずもありませんが)。

ちなみにこの日の宿泊では初めて「電子クーポン」が支給されましたが、見よう見まねで何とか使えたようでした(従業員さんも「あれ、さっきまで3000円分表示されていたのにもう残高ゼロになっちゃいましたね、だったらたぶん支払われたということでしょう」という感じのアバウトさでしたが)。

部屋に戻ってからはちょっとだけ追い飲みしただけであっさり寝ることに。そう、翌日の最終日は「大イベントツアー」に参加するのですから!

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