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− その3 まずはバンコクへ。うわーいフルフラット♪−



いよいよ地元駅から出発です。今回は2013のロシア(カムチャッカ)行き以来の成田出発(まぁその間に海外に行ったのは2回だけですが=マレーシアボルネオ島とキューバ)。千葉県市川在住のTakemaとしては成田のほうが乗り換えなしで気分的に楽なんですが、羽田も最近はやる気を見せているみたいだし、国交省は過去の運輸行政に関する面子もあるのでしょうがどう棲み分けるようにしているのかいないのか?最近はいろんなほころびが見えてきているように思います。

でも、「東京に2つの巨大空港が離れた場所にある」ということ自体はとても理想的だと思います。特に成田空港の立地する下総台地は地盤が固く、いかに基礎を人工的に固めているとはいえ、災害時に羽田だけしかないというのはあまりに不安です。いざという時に羽田にトラブルが起きても成田である程度対応できることは大切。だから大切なのは平時の棲み分けなのです。

というか、身のまわりの生活用品だって同じように思えます。携帯電話と固定電話、オール電化と電気&ガス or 灯油等々、シンプルユースは効率はいいかもしれないがいざというときには脆いものだと思っているTakemaです。あ、Takemaのスマホは完全に旅行用でして、普段はずーっと電源OFFにしているというのはここだけのヒミツです。普段はガラケーで全然問題なしなので。

そんなわけで成田到着。京成&JRの成田空港駅改札を出たところにあったパスポートチェックポイントはいつのまにかなくなっていました。開港に至る反対運動絡みでの身分証明書確認がそもそもの目的だったのでしょうが‥。その昔の自分としては「せっかくやるなら手作業確認だけじゃなくてパスポートほかの証明書をその場でコピーしたっていいんじゃないの?」と思っていました。証明書の目視確認なんてザルだらけでしょうから

ただ、たぶんこのスポットを含めて監視カメラは相当な数が設置されているんでしょうね。自分としては全然気にしませんというか、こういうのを含めて「プライバシーの侵害云々」という方の気持ちが基本的に理解できないTakemaです。

さて話を戻します。実は今回のミャンマー行きは「2016夏のお出かけ計画時」と並行して予約を入れておりました。だから実際には夏前にこの日のフライトを予約していたわけで、さすがにその時期の年末便予約となるとどの航空会社もまだまだガラガラですから選び放題だったわけです。で、そこでTakemaが選んだキャリアといえば‥‥



だって安いんだもの‥。とはいえ、片道6時間はかかる飛行時間をLCCの狭い座席で‥いや、そこに新たな展開がありました!



以前ボルネオ島をシンガポール経由で往復したとき、エアアジアの国際線機材の中にはビジネスクラスにあたるようなゴージャスな席があることを知ったわけで、しかも料金的にもシンガポール航空のエコノミー格安航空券とそれほどの違いがなかったことを(シンガポール航空のチケット予約発券後に)知り、「こりゃあいつか機会があればその席に乗ってみたいもんだ」と思っていたというわけです。

そして今回。12月の搭乗予約を入れたのは7月でしたから、全12席(しかない)そのフルフラットベッドシートはまだ誰も予約しておらず、よって余裕で最前部の席をゲットしちゃったというわけです。さて気になる料金は‥成田−バンコク往復のタイ航空エコノミークラスに比べて2万円くらい高かったかなという感じでした。5ヶ月前の予約でしたからまだ安かったのかも知れません。とにかく、今回のバンコク往復便はゆったり席を確保してあるわけです!



さてそんなわけで荷物預けのカウンターへ(WEBチェックインは済ませてあります)。うわーいプレミアム席専用のカウンターへ一直線!(右上画像マウスオン)。いやー早い早い、こんな経験初めてです(当然)。



早めに空港に到着したこともあり、搭乗時刻までにはまだまだたっぷり時間あり。よって第2ターミナル内にもようやくできた「回るお寿司屋さん」へ。でも第1のほうは窓から外が眺められるのに対して、こちらは何だか地下街の一角のような雰囲気でちょっと暗い雰囲気かも。中の寿司職人さん(のうち)お1人は若い女性グループと楽しげに話をしていたようで、そういう意味でのほのぼのさは悪くないんですけれどね。



このあとお店を変えてちびちびと飲み直すことに(お寿司ばっかり食べてるとお腹が一杯になっちゃうので)。さーてイミグレが混んでいると面倒なのでそろそろ行きますか!という不安前提行動とは裏腹に、手荷物検査もイミグレーションもガラガラであっさりと「出国」しちゃったんですねこれが。もはやすることもないのでその辺の椅子に座ってのほほんと搭乗開始を待ちます。ビジネスラウンジ?エアアジアにはそんなのありませんってLCCなんだから!(笑)。



搭乗はもちろんプレミアムフラットベッド席から始まります。うふふヨコシマな優越感とともに機内へと進むのだ(性格悪)。



うーん、左側へ進むのは成田では初めてです。まぁあえて言えば「ビジネスクラス」じゃないんですけれどね(笑)。

で、ここでTakema&おしんこどんの「来し方」をふり返ってみましょう。当然ながら「われわれの主体的意志によるビジネスクラス席の予約」をしたことなどありません。エコノミーの数倍というあまりにかけ離れた料金、それでも(最大でも)12時間という機内滞在時間を考えればC/Pは悪すぎです。

ただ「主体的意志による」というのを除けば、こんなこともありました。2002年のバンコク発パロ行きブータン航空!でもビジネスクラス席は幅は広いがさしていい感じではなく、でも「国王陛下も座る席だし」という満足感はありましたが(笑)。当時のブータン航空は機体も2機しかなく、それも今より古い機材でしたからね。

あ、あと出張の時のオーバーブッキング絡みでエアカナダの国際線(バンクーバー〜成田)にてビジネスクラスにというのもありましたっけ(こちら=2007年)。こちらは正真正銘の長距離路線ビジネスクラス席でした。「同じヒコーキの中にこんなに悦楽ハイソ系の席があるんだ」とびっくりしつつ、でもC/Pを考えれば自分でこの席を予約することはないだろうなと思い続けてきたわけです。

そんなこんなでの幾星霜(笑)、フラッグキャリアのエコノミー往復料金+2万円ちょいでゲットしたエアアジアXのフルフラットベッド席とは‥?




(焦って撮ったからか手前ピンぼけなのはご容赦あれ。マウスオンでおしんこどん着席画像に変わります)。



うーん、どう操作していいのか悩むシートコントローラーですが、とにかく一番下のボタンを押し続ければフルフラットになるということなのでしょう(笑)。そんなわけでいざしゅっぱーつ!(定時出発でした)。



さて、LCCとはいえ「それなりの料金」を払っていることもあり、エコノミー席にはない「特典」がついています。預け荷物が無料だったり(40kgまで)、機内食が無料でついてきたり(予約時に食事メニューを選択)、枕やブランケットが無料だったり、ミネラルウォーターが1人1本付いてきたり‥まぁ、裏を返せばエコノミー席ではこれらが全て有料ということなんですよね。あ、電源コンセントもありますのでデジタル機器の充電も可能です。でもこれらのサービスって、一般的なフラッグキャリアでではだいたい無料ですよね(笑)。

なおアルコールに限らず飲み物は全て有料。まぁこれについてはしょうがないでしょう。しかしさすがLCCというべきか、一般的なフラッグキャリアであればごく当たり前の設備がありません。それは‥



つまりは「飛び立ったらとにかく寝るしかない」ということになります。まぁ自前のデジタル機材で見たり聴いたりは出来ますが、今回はそこまではせず、「本を読み、眠くなったら寝る」という昭和チックな過ごし方を選択することに。ということで‥



ミャンマーのガイドブックちょっとマニアックな温泉本を持ち込みました。おしんこどんは早速フルフラットベッド姿勢に入ったので「こんな感じ」というポーズを取ってくれました(右上画像マウスオン)。実際のところ完全なフルフラットではなく170度くらいなのかなという感じですが十分です(当然)。寝返りも打てますからね(ただしじわじわ身体が下がり気味になるのはご愛敬)。

さてTakemaはワインなどちびちびやりながら本を読み進めます。ただーしただし!この時点では知らぬが仏ですがこの後Takemaが大ポカをやらかしました!それは‥


(なぜか温泉本の方はちゃんと荷物の中に入れ直していたのに‥)

そんなわけでミャンマー入り後は、「それまでに読んでいた内容の記憶」&「12年前の記憶」とで旅行せざるを得なくなったわけです(大苦笑)。しかし、実際のところ宿の予約とかはほとんど終わらせていたし(各予約書のコピーも持参)、それに今はミャンマーといえどもネットが使えますからね(3Gなら全国でOK)、まぁ何とかなった次第です。

そうそう、SIMフリースマホ持ちのTakemaですが、今回は安直にWiFiルーターをレンタルしました。ミャンマー到着時に現地用のSIMカードに差し替えるという方法もあったのですが(その方が圧倒的に安い)、現地でどのくらいのパケットを使うかも解らないですし、いくつかある通信会社のうちどの会社が地方部に強いのかもわかりません。だったらもう「お任せにしちゃえ」と考えたわけです。

結果としては(料金はともかくとして)正解だったかなと。電波は弱くてもほぼ全ての場所でネットに接続可能でしたし(キャリアはMPTという国営の電話会社だった)、またスマホとノートPCを同時にネットに接続できるというのもヨカッタです。普通はどうなのかよくわかりませんが、自分のスマホの場合仮にテザリングをONにしてアクセスポイント化させてしまうと、スマホ本体でWiFi接続することができない(つまりスマホとPCで同時にWiFiアクセスすることができない)わけなのです。でも別途ルーターを用意すればそういう不便からも開放されるわけです(今回レンタルしたルーターは3台まで同時接続可能ということでした)。

ハイ話がぶっ飛びました。まだ経由地のバンコクにすら到着していませんね、早く話を進めましょう(苦笑)。



さてよく寝た上でバンコクのドンムアン空港に到着です。「え?ドンムアン?」と思ったあなた、さては旅歴が長いですね(笑)。そう、現在のバンコク国際空港といえば一般にスワンナプーム空港を指しますが、かつてはこちらのドンムアンがメイン空港でした。

現在のドンムアンはLCCキャリアのハブ空港となっており、到着便の状況を示すボードも‥ほとんどエアアジアですね(笑)。自分としてはドンムアンの泥臭さの方が好きなのでかえって嬉しい気分です。また、この翌日(もう日付は回ってますが)のマンダレー便もエアアジアなので便利だし。

優先降機のため先頭で飛行機を降ります。イミグレの列もなきに等しい状態、荷物も早く出てくるためいろいろと実にスムーズです。タイバーツへの両替もそこそこした上で(日本への帰国時再びバンコクに宿泊するためバーツ現金が余ることはない)、今宵の宿へ「歩いて」向かいます。



おっと、その前に「一服」したことはいうまでもありませんが(笑)。

さて、今宵のお宿は何とAmariのエアポートホテル!その昔、ドンムアンがメイン空港だった時代には当然ながら高嶺の花だったこちらのホテルですが、今やその料金もがくんと下がり、この時の宿泊料金はツインルームでB1900でした(B1=約3円ちょい)。まぁそれでも高いですけれど、この時間にバンコク中心部まで出て泊まり、また午前中にドンムアンまで戻ってくる手間を考えたら十分!



さすがにエアポートホテルだけあってWiFiもばっちり(そりゃそうだ)。ちなみにチェックイン時「お客さまの予約内容に朝食は含まれていません。もし朝食をということでしたらお1人さまB400でご用意いたしますので朝食レストランの係員にお申し付け下さいませ」と言われましたが、さすがにそりゃ高いよ(大笑)。

ホテルというか空港の近くにはまず間違いなく地元(or 空港従業員)向けの食堂があると思うので、朝になったら探してみることにしてこの日はおしまい。おやすみなさーい。


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