- その2 初訪&惜別湯のあと水を汲み今宵の宿へ - じつは焦る必要もなかった貸し切り露天風呂。ま、明るいうちに入れたからいいか。 |
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(2021年12月1日-2日 2/4) |
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やってきたのは「かご岩温泉旅館」。中規模の温泉ホテルですが、ホテル本館には温泉浴場はないようで(あるのかも知れませんが未確認)、ホテルからはその隣にある施設に渡り廊下がしつらえられていました。その隣の施設というのが‥ |
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なおこちらは休憩施設も併設する立派な施設なので、てっきり係員さんが常駐しているのだろうと思っていましたが実際は無人で入浴券の自販機がありました。自分はそれすらも目に入っておらず、やがてホテル側から従業員さんがやってくるまで「困ったなぁ料金箱もないし‥」と勝手に悩んでいたわけです(苦笑)。 |
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ちなみに源泉は最終検査時で38.5度、ゆえに加温し循環もしているということでしたが、塩素の臭いは皆無だし、結構よかったですよこちらのお湯。個性は少ないけれど何だか落ち着ける湯なんだなぁ、油断ならない単純泉! |
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こちらに浸かっていたら、何と遠くから「ポォーっ!」と蒸気機関車の汽笛が聞こえてきました。あぁそうか東武鉄道のSL大樹か、それにしてもいいタイミングで汽笛を鳴らしてくれました。 |
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この日は比較的暖かく風もなかったので、ややぬるめの露天湯も実に気持ちよくタンノーできました。おしんこどんよりやや遅れて上がりましたが、階上の休憩室も実に懐かしい感じで、ここがあとひと月で閉館してしまうとは何ともはや。県道沿いに少し下ったところには「川霧の湯」もありますが(あちらも悪くない風情ではあります)、選択肢がなくなるというのはやっぱりちょっと淋しいですねぇ。 |
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左上画像は温泉棟とホテルでして、こうして見ると一体のようにも見えますが全く別棟です。ホテルからは屋根付き渡り廊下で温泉棟に移動するという構造になっています。 |
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一浴のあとは道の駅に立ち寄ります。今さらながら思うのですが、「道の駅」を構想した方々は本当に先見の明があったよなぁと。かつては私営の「ドライブイン」が当たり前だったのに、地域振興を含めての「駅」というアイデアを創りあげたことはまさに尊敬に値します。思えば昔のドライブインでは「買い物をすればトイレ利用無料」などという阿漕なところもありましたっけ。 |
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本当の尚仁沢湧水は別の場所(歩いていくしかない)にあるのですが、別にそこまでのこだわりがあるわけでもないので水汲みの広場までやってきました。それにしてもここにあるレストハウス、混んでいることを見たことがないのですが‥大丈夫なのかなぁ?水を汲む人は多いのですが(この日は平日の水曜日なのに入れ替わり立ち替わりやってきていました)。 |
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水汲み目的の皆さんは大容器持参なのですが、われわれは質素に?ペットボトルに全部で10Lほどいただきました。でもここのお水、やっぱり美味しいわ。われわれもかつては結構あちこちで汲んでいたのですが、砂や木端が入っているところもあっていつの間にかやめていたのでした。ただ、いいところの水はやっぱり汲みたいぞ! |
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というわけでやって来たのは塩原塩の湯温泉の明賀屋本館さん。ずっと昔から気にはなっていた湯宿なのですが、以前は日帰り入浴もやっていたとはいえ高額ゆえパスしていたうちに、今では「(入浴)のみ不可」になってしまいました。湯っくり浸かりたいと思っていたところで今回平日ど真ん中水木休みが取れたので(しかも12月に入ったばかりのシーズンオフ!)、さっそく予約を入れた次第だったのです。 |
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なかなかどうして急な階段です。ま、川沿い露天風呂への経路に比べれば屁でもないんですけれどね(後述)。余り湯が流れるのをチェックしながらいざ露天風呂へ。 |
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とはいえクソ寒いのでおしんこどんともどもさっさと浸かることに。湯は熱めですからしっかりかけ湯をして‥。 |
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いやぁよろしいわぁ。この日が水曜日の平日ということで、まだ皆さんお仕事にいそしんでいるはずだよなぁと思うとさらに格別な気分です(性格悪)。 |
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そうこうしているうちに暗くなってきました。川辺にはいくつもの廃屋(廃旅館や建物)があり、そこに向けての階段通路が設置されているのですが(何だか温泉の権利が実に入り乱れているようにも思われます。ちなみに崩落した階段もあったりします)、暗くなるにつれて、廃旅館と思われた建物に明かりが!マジか!と思いましたが、実はここ明賀屋さんの川沿い露天風呂への通路としてあの建物の一部が利用されているのでありました。いや、でもいつまでも使えるわけじゃないように思えるのですが‥。 |
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気がつけばすっかり真っ暗になっちゃいましたんで(持ち時間も終わりとなったので)撤収。内風呂に誰も入っていなかったのでとりあえず撮影だけね。ちなみにこの日は6組9人が宿泊していたようですが(食事会場で数えたので、素泊まりの人がいれば数から漏れてます)、チェックアウトに至るまで、少なくとも「お風呂場で誰かと同時入浴」になることは1度もありませんでした。脱衣場で入れ替わりってのはありましたけれどね。実にラッキーでした。 |
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さて一旦部屋に戻り、お土産コーナーを眺めたりもしましたが(買うわけではない)、まだ夕食には時間があるさというわけで、いよいよ川沿い露天風呂に向かうTakemaでありました。 |
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ありがたいなぁこのお宿の方針は。階段は相変わらず急ですが(笑)。 そんなわけで湯をタンノー。階段の緩い部分にはベンチがありました。 |
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このあとは夕ごはん。「伝統的なお宿夕食」という感じでしたが、これはこれでいいのではないかと思ったりしました。お宿自体の雰囲気と合っています。ここでインスパイアとか創作云々が出てきてはかえって困惑してしまうでしょう。 |
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誰もいなかったのでおしんこどんも混浴側にてのんびり。 帰り道、またしても誰もいなかった内湯で湯ったりしました。 |
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というわけで思いきりのんびりした気がする初日終了。というか翌日はもう帰るんですけれど。 |
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