その5 妙高の湯の翌日はカニを成敗しつつ東へ移動



この波紋、何だかいいなぁとパチリ。



(2022年11月3日-6日 その5)

というわけで日暮れ直前にお宿到着。宿自体はちょっと懐かしい感じの造りですが、お手入れはきちんとなさっているようで特に不便や不満なところはありません。



あちゃー今度は新潟のクーポン券ですよ。でもこれについては作戦ありでした。

というわけで、釣瓶落とし系ですぐに暗くなっちゃいましたがお風呂に行ってきましょう。駐車場の車両の数から(各宿共用)たぶん他のお客さんはあまりいないだろうと想像していましたが、どうやらもう1組(男性2人)だけだったみたい?



先客は観音さまお一人のようで。





含硫黄-ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉と、やや長めの源泉名ですが、お湯は案外さっぱりした感じで、硫黄の主張もそれほど強いものではありません。周辺の露天風呂(黄金の湯とか)が思い切り白濁しているのと比べると透明度が高いのは鮮度がよいからなのかな(ま、別源泉でしょうから単純に比較はできませんが)。湯口の上には観音様がお立ちになっています。



浴槽のすぐ脇にはなぜか2本の笠が。この場所から外の露天風呂に出られるのですが、屋根がけがないため雨天時に使ってくださいということなのです。でも傘を常備というのは珍しい気がします。ならたまに目にしますが。



夕ごはん。日本酒のラインアップが乏しいのがちょっと残念でした。

この日は一日を通してさえないお天気でしたが、翌日の天気予報は「明日もあんまり期待しないでね、晴れるところもあるけれど雨も降るよ」という感じです。まぁシャーないなと思いつつ眠りについたわけですが‥







というわけでお風呂へ。前夜よりも湯の花が増えているような気がします。こちらの湯も宮城の駒の湯温泉のようにじわじわと湯の花が増えていくという感じなのでしょうか。



露天風呂の愛称が「石うすの湯」って、まさにそのままです(笑)。



朝ごはんのあともう1回湯浴みです。今晩泊まるお宿は単純泉なので、硫黄分をたっぷり身に纏っておきます。



すっかり晴れましたね。お隣のお宿前には無料の足湯も。



さて出発です。山をどんどん下っていくとともに、紅葉が見頃になっていきます(燕温泉はすっかり落葉していました)。お天気はいい感じですが、日本海側は天気が良くないとのこと。妙高って結構海に近い場所なんですが‥こりゃ大丈夫かも?







しかぁししかし、日本の天気予報は的中率高いですね(痛し痒し)。中郷ICから上信越道に乗ったあたりでは晴れていたのに、北陸道に入るとご覧のように雨が降ってきました。

さて北陸道を西に向かうわけですが、この日のお宿は奥只見なんですよ、富山方面に行くとなればまったくもって逆なんですが、その理由はといえば‥





というわけで、高速道のICを降りてしばしで「道の駅 能生(のう)」に到着です。この能生という地名は小学生の頃から聞き知っておりました。というのも小学生時代の自分はそこそこ鉄っちゃんでして、当時愛読していた鉄道雑誌の記載事項をよく覚えています。ま、要はこんなことです(wikiの能生駅ページ「能生騒動」へ)。

当時は笑い話として捉えていたがために覚えていたわけですが、これってもし今やってしまったら町長以下関係者一同、国鉄関係者や時刻表出版社、さらにはイベント関係者までも含めてとんでもない大騒動になったことでしょうね。1961年という、さすがに自分も生まれる前だった時の出来事ですから当該地域を除いては大きなニュースにならなかったのでしょうが。

ところでこの関連を調べていて、お隣の駅である筒石駅が「ミニ土合駅」であったことが判明。次回は是非行ってみたいと思っております(事前に調べていなくて残念)。



さて道の駅能生といえばベニズワイカニです。2004年の日帰りバイクツーリングにも寄って食べてます(その時のページはこちら)。大きいモノになるとそこそこのお値段ですが、われわれには地域クーポン券という強い味方がいるので強気にいくか?





確か1500円だったはず(500円は現金払い)。ちなみにあくまで手前の1パイ(1匹)のお値段で、奥に見えている半身関係は「おまけ」です。

というわけで、2004年はバイクの脇の縁石に座って食べましたが、今回はカニ食べ専用施設「カニかに館」へと移動していただきます。2004年当時もあったのかどうかは知りません(たぶん類似施設はあったのでしょうが)。



カニを成敗する武器はハサミと箸のみという潔さ。



どんどんどんどん剥き&ほじりまくっていきます!



というわけで無意味な達成感とともにしっかり完食です。手洗い場があるのは実に嬉しいですし、どうやら右上画像の建物はあとから増築されたもののようです。ここを訪れてカニを食べるのは観光客の比率がかなり高いと思いますが、その意味でも「うまく観光需要を満たしている」(地域外からのお金を取り込めている)好例だと思います。

さてとりあえず雨が止んだようなので港の方に行ってみましょう。



お天気はイマイチですが、海は荒れていないようでした。



別棟に新潟県立海洋高校の直営店があり、こちらではあんこうバーガーなるものも売られているようでしたが、同じ海産物系、しかも観光客向けとなると少々分が悪いような気もします。われわれもカニを1.5ハイ食べた直後ですので、ここは「特製醤油かけソフト」をシェアするに留めました(あ、その醤油は買いましたけれど)。



このあとは海岸沿いを直江津市街へと進みます。千葉を出発してからガソリンを給油していないので、残量はメーター目視で30%くらいかなというところですが、感覚的に「このあとは減りスピードが早くなる」感じなので結構入りそうです。で‥



というわけでいざピットイン。1000円単位でお釣りは出ないというわけで最初「クーポン4枚=4000分を」とお願いしたわけですが、そう言いながらも「いや、たぶん間違いなく5000円はオーバーするはず!」と考え直して「クーポン5枚で(それでも足らない場合はその分をカードで)」とお願いしました。

結果、給油料金はトータルで5989円。うん、とりあえず全てのクーポンを使い切りました!(この日の夜も新潟県内泊なので再びクーポンが発給されますが、週末泊なので枚数は少ない)。

このあとは直江津市内から内陸に進むR253経由で十日町方面へと進みます。いやぁ、何もなくてちょっとびっくりしました。いや集落はそこそこありますし地域密着のお店もパラパラとはいえあるんですが、「これって‥何だろ?」系のときめきを感じさせる場所がほぼありませんでした(そりゃ神社とかはありましたが=案外好きです)。



というわけでまつだい駅までやってきました。カニを食べたとはいえ総量的にお昼ごはんに足るわけではなく、しかもここから先ショートカットで進む(お店がない)となればここでお昼を食べておかねばというわけです。

しかしここで自分の下調べの甘さが露呈しました。駅近くには何軒か食事処があるものの蕎麦屋はなし。それならばもう少し進めば=十日町まで行けばへぎ蕎麦が食べられたのにね。この日はつい面倒くさがり、まつだい駅2Fのレストランでお茶を濁してしまいました。




(あくまで個人の感想です)

自分は生姜焼きを頼んだのですが(左上画像マウスオーバー)、なぜご飯の上に載せてくる?またこれは最近あちこちで感じることなのですが妙に甘味が強く生姜と醤油のインパクトが弱すぎました。ワンプレートも善し悪しです。というわけで「何だかな?」と評価した次第。やっぱり十日町市街で「へぎる」んだったかと。

というわけで十日町市街を迂回する感じで県道75号-R252へと進み魚沼市というか小出へ。さて今夜のお宿へ!

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