その2 故郷経由、海を渡っておしんこどん実家へ。 数十年ぶりにこちらのお寺にもお詣りしました。 |
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(2022年12月27-29日 その2) |
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とある神社までやってきました。確かここです間違いなく。おしんこどんはもちろんここに来るのは初めてですが、Takemaはたしか50年くらい前と40年くらい前の2回、ここに来ています。まずはお詣り。 |
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続いては神社の裏手へ。神社よりやや高台になっていて、そこには一面にキャベツ畑が広がっていました。何の変哲もない畑地ですが、まさにこの場所こそが目的地だったのです。というのも‥ |
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Takema母は高校時代までを渥美半島で過ごし、その後祖父や祖母、兄弟たちと千葉に移り住んだということです。自分が小学生の頃、ここに連れられてきたことがあり、「神社の裏手に米軍の爆弾が起きて大穴があいた」だの「(祖父は)養鶏をやっていて、当時は卵は貴重品だったから高く売れ、生活は特に貧しくもなかった」等々の話を聞いた記憶があります。 |
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というわけで、この場所から母に電話を入れました。実は最初は母もこの帰省に同行し、地元に住む幼なじみの方と語らう場を設けようという算段で計画を立てていたのです。ただ出発直前になって母が少々体調を崩し、長時間の移動等はちょっときついだろうということで自宅に留まることとなったのです。 |
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伊良湖温泉。調べたところによると「泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、成分総計:7.094g/kg、源泉温度:25.6度」と、ここまではまぁそこそこのスペックなのですが、問題は動力揚湯による湯量で、「14.5L/分」とまぁ何とも少ないこと。この湯を近隣のいくつもの施設で分け分けして利用‥というわけでお湯については期待する方が無理でしょう(そもそも期待していなかったというか、温泉があることも知らなかったので)。あ、壺湯の人口炭酸泉が悪くなかったのでよしとしましょう(そもそもハズレはないとも思いますが)。 |
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夕ごはんはともかくなぜか喫煙所画像を並べてゴメンナサイ。 |
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夕ごはんはビュッフェ形式で、品数は実に多くできたてを提供しようという心意気はわかりますが、いかんせんオーバーキャパのお客さん数でかなり渋滞していたことは否めません。導線に問題がある気がしました。ラインが1本しかないからなぁ、メインディッシュエリアだけでもアイランド方式にして2本のラインを確保できれば状況はだいぶ変わると思うのですが‥ |
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朝イチで湯に浸かり(夜間の清掃でお湯は入れ替えられたと信じて)、さて日の出を見に外に出てみますか(部屋は夕日側だったので)。屋上スポットもあるようですが‥ |
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というわけで早めに朝ごはん。夕食時よりは流れも良くて問題なし。あ、前泊に引き続きまたとろろかけご飯にしていますね(笑)。 |
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さて早めの朝食にしたのには理由がありまして、この日はまず上画像の通り「伊勢湾フェリーで鳥羽に渡る」というミッションがあるわけですが、「年末年始の繁忙期には乗用車の事前予約ができず早い者勝ち」となっています。ということは出航時間少し前に到着してもその便には乗れない可能性が高いことを意味するわけです。 |
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でも周辺宿に泊まっている方々もみんな考えることは同じでしょうからねということで、伊良湖港に到着したのは8:40ころでした。ほらぁ、もう先に10台くらい待ってるって! |
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やがて鳥羽からの便が到着しましたがかなりガラガラでした。というわけでいざ乗船、満車御礼で出港です。 |
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この日の伊勢湾は穏やかで快適な船旅。もし悪天で欠航だったりしたら、伊良湖岬からぐるりと豊橋、名古屋、四日市を経由して回らねばならず。その場合の予想所要時分はグーグルマップによると「3時間43分、245km」となるわけで、それを1時間足らずでパスしてしまうわけこの船は実にありがたいです。 |
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風が強くて寒かったですが、まぁ来たりし鳥羽方面を眺められたのでヨロシイかと。ちなみに足湯もあったようでしたが有料でした。温泉でもないのにねぇ。 |
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養鶏場に併設の施設ということで、防疫対策として各施設のかなり手前に独立した消毒スペースが設けられており、係の方がタイヤ周りなどに消毒液を噴射してくれます。こちらで飼育されている鶏は約5万羽ということですから、万が一にも鳥インフルなどを発生させてはならないわけですからね。 |
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「山の駅よって亭」は卵その他の直売店です。こちらで飼育されている鶏はすべて「平飼い」(立体の籠に入れず自由に歩き回らせる飼い方)で、また食事後に鶏舎を遠望する場所にも行きましたが、鶏舎は外部からの鶏や小動物等の侵入を防止するため「完全に密閉」されているようでした(右上画像マウスオーバーで鶏舎画像に変わります)。 |
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まずはメニューを確認。ふむふむ、メインの平飼い鶏肉(やわらかめ・かため)が1人前税込み500円とはなかなかにリーズナブルだし、その他のメニューも500円前後かそれ以下のお値段設定です。ただ1つ、「熊野地どり 990円」だけが頭二つくらい飛び出ていましたが(笑)。とり皮にも心惹かれましたが、皮ばっかりというのも飽きるだろうと思ってパスしました。 |
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注文はタッチパネル方式でスムーズ。焼き物ほかが出て来る前に食べ方焼き方のお勉強。なるほど味噌味なんですねと思うやいなや(程なく)、注文の品々が出てきましたよ! |
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続いて平幕じゃなかった平飼いとり肉(やわらかめ)も登場。おしんこどんは追加でたまごかけごはん(卵3個付き)と味噌汁を注文し、完全に「定食モード」路線に走ったようです(笑)。ま、自分もちょっともらいましたが。そして‥ |
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うん、人気があるのも納得の美味しさでした。熊野地どりを除けば安くてお腹いっぱいになるし、われながらいいお店を見つけたもんだと自己満足。なお、このあとツーリングマップルを見ていたらこのお店、ちゃんと掲載されていましたけれどね(苦笑)。 |
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食後の腹ごなしとばかりにアスレチックにいそしむおしんこどん。 |
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さてお昼ごはんも食べたし、奈良県中部に向けて進みましょうということでR368を西に進みます。地図を見ていて、こちらから仁柿峠までは古い感じの線形だなとは思っていたのですが‥ |
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そういえば峠の手前にはこんな「大物」もいましたっけ(笑)。 |
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画像はありませんが、特に仁柿峠の東側はすれ違い場所も少なく、場所によっては延々とバックを強いられるかもしれません。バイクでは通りたくない道だなぁ(ここのところバイクツーリングなど全然出かけてないくせに=自己ツッコミ)。 |
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無人の有料施設ですが、\100だということで急遽水汲みです。こんなこともあろうかと、車には2Lの空ペットボトルが6本1箱*2ほど積んであるのですから! |
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というわけで、とりあえずこれだけ満タンにしました。 |
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ちゃんと水質検査も受けているとのことで、このあとおいしくいただきました。 |
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このあとは‥おしんこどん実家に戻る前に最後のひとっ風呂ということで。弘法の石清水からはたった1.2kmほどのところにある美榛(みはる)温泉です。炭酸水素塩泉で、まぁ場所柄湯温が低く加温循環なのは仕方がないでしょう。「たまご肌美人の湯」というのがキャッチコピーらしく、確かにツル感がありました。 |
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長谷寺です。ずっと昔、修学旅行でやってきているはずですがお寺の記憶は皆無でしたし、そもそもTakema家宗派の総本山ですからお詣りしておくに越したことはありません。そもそもこのルート取りをすることってまずないわけですからね。 |
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仁王門をくぐり、登廊をじわじわと登っていきます。 そして本堂へ。仏さまのお姿は畏れ多いので撮っていません(撮禁かも)。 |
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正面舞台から見る長谷寺本堂。「大悲閣」と大書された額が印象的ですが、これは何が悲しくて系のものではまったくなく、「悲」は「観音様の慈悲」を意味しているのだそうです。つまりは「大きな慈悲を司る建物」、勝手に解釈したので違うかもしれませんがそれはそれでいいじゃありませんか(笑)。 |
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このあとは五重塔に行ってみました。遠目に「新しそうだな」とは思いましたが、昭和29年の建造ということですから建物としてはもう70年ほど。ただ近代の初期西洋系建築物であれば「このあと30年もすれば100年オーバーで近代産業遺産になり得そうな施設もあるのでしょうが、宗教的な建築物となると「70年はまだまだお子さま」扱いされてしまうのが不思議ではあります(笑)。ただ昭和20年代であれば宮大工もたくさんおられたでしょうし、しっかりした造りになっているんでしょうね、数百年の時の流れにも耐えうるような。 |
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おしんこどん母、すみませんねぇわれわれだけで。 |
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というわけで1/1、元旦。奈良は千葉より西に位置することもあり(盆地なので東の山に遮られることもあり)日の出が遅いのです。ゆえに寝坊してもしっかり見えましたよ、2023の初日の出が! |
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というわけで2022/2023年末年始の奈良帰省お出かけ編はこれにて終了です。大したネタはありませんでしたが、これもまた「自分用の旅の記録」なのでお許し下さい。 |
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