その2 まずは高速深夜便、朝ごはんは閖上朝市!



朝イチから海鮮、セリ鍋、小籠包ほか!われながら好判断でした(笑)。

(2023年5月2日夜-7日 その2)

さてそんなわけで出発です。この年は5/3-7の5連休でありまして、そうなると「たぶん同じパターンの人が多いに違いない、しかもこれまでの自粛組(家族連れとか)も出動してくるに違いない」と考え、出発は仕事が終わって帰ってきたあとの5/2、20:00と決めました(超早出)。

とにかく混雑するであろう関東エリアを前日のうちに通過し、福島エリアのどこかで仮眠しようという算段です。以前はもう少し遅く前日の22:00くらいに出発していたのですが、そうなると仮眠しているウチに「0:00くらいに出発してきた早出組に追いつかれてしまう」ということを学習し、近年はこのようなスタートとしている次第です。職住近接はこういう時にありがたいなと(片道10-15分)。



というわけで一気に常磐道南相馬鹿島SAまで上がってきました。深夜ゆえSA施設は当然閉店していますが(さすがに東名や新東名とは交通量が違うので)、何と仮設テント施設はしっかり営業していました。でもね、何だか温かい食べ物を売っていないのですよ、チョコバナナとかりんご飴とかかき氷(!)とかの幟は掲げられているのですけれどね。メインは軽食ではなく「縁日」という感じだったようですが。

夜は冷えるし(けっこう寒かった)、食べ物を販売しているということはその方面の営業許可は得ているはずですから、ホットドッグとかフランクフルトとか(揚げ物は専用什器が必要ですからホットプレートで出来る範囲で)を売れば、深夜に小腹を空かせた人たちに売れたはずだと思うのですけれどねぇ。ちょっと残念だったかも(小腹減り組だったので)。

で、暗いエリアを確保して仮眠しようとしたのですが、30分経っても全然眠れません(アドレナリン‥)。こうしている間にも「首都圏組」はひしひしと北上してきます。そもそも朝ごはんをどうするか考えてもいなかったのでちょっと検索。

その時Takema脳内に、いずれのご本尊かはわかりませんが「神」が降臨しました!(この表現がおかしいと気づいた方は詳しいですね。でもそのままスルーしますよ)。そのご託宣はといえば‥


(えらくラフ発言の神さま仏さまですみません)



というわけでソッコーで検索してみると、おお、明朝早くからやってるじゃないですか!朝ごはんもここでケッテー!(GW中の日祝は毎朝6時に営業開始でした)。

どうせ眠くもありませんでしたし、このまま朝市会場の駐車場まで行ってしまうことにしました。高速経由で進むと無駄金がかかりますから、相馬ICまで北上しで高速を下り、そこからはメインロードたる「ロッコク」(国道6号線の略称らしい)経由で北上しました。今考えれば南相馬鹿島SAのETCスマートICでそのまま下りちゃえばヨカッタのにね(苦笑)。

で、その「ロッコク」北部は実に快走路で(知っていましたが)、それに加えて深夜ゆえ多くの信号が国道側は黄色点灯(注意しつつ通過OK)でしたからね。後ろから徐々に追いついてきた大型トラックに迷惑をかけないようなスピードで走ります(ふっとばしてはいませんよ)。

やがて仙台空港の南側で閖上方面に右折しコンビニで飲み物を買い、進んでいけば‥あれま、深夜ゆえガラガラの閖上朝市の駐車場に着いちゃいました。というわけでここで「本格仮眠」ということに。今度は寝られました(笑)。



というわけで日の出の太陽とともにお早うございますの帽子屋さんです(何いってるかわからない人はスルーね)。



われわれは車を朝市隣接のブースに駐めて寝たわけですが、朝起きたときの駐車状況はご覧のとおりガラガラでした。見えている山は蔵王の山塊かな、そういえば蔵王ってまだ登ったことがなかったんだっけ。あ、でもそれよりもわれわれとしては「栗駒山に登っていない」というのが喫緊の課題のような気もしますが(大笑)。ちなみにTakemaは日本百名山に関して30代前半までに60近く登っていましたが、その後は苗場山とか那須岳くらいです。栗駒山もそうですが、ここは筑波山でも行って1つ2つ増やしておこうかな?

というわけで閖上朝市です。朝市開催日に来るのは2回目で(前回はこちら)、前回もタナボタラッキーだった記憶があります。同じ朝市でいえば八戸の館鼻朝市もいつか行きたいんですけれどね。



まだ5時台ですから港沿いのテーブルには誰もいませんでしたが、いっぽうで某ラーメン屋さんにはすでに長蛇の列が。仙台周辺市民はこれほどまでに朝ラー民が多いのか?よほどの人気店なのだろうとは思いますが、少なくとも自分はこの列に並ぶタイプではありません(皆さまご承知の通りです)。



まだ人も少ない朝市の風景、結構貴重かも?



さて人も増えてきた(&お店の準備もほぼ完了してきた)ところで、そろそろわれわれも「朝ごはん」といたしましょう。まずは水餃子。前回のお隣のお店で購入。無料オプションはお隣同様のキムチ、それとミニチャーハンでした。お隣はゆで卵提供(ただし数量限定)だったと思いますが、卵も値上がりしていますからこの時ははどうだったんだろう?個人的にはメンマが好きなんですけれど(笑)。



さて朝市の会場内には海鮮焼きの食材を販売しているお店があり、そこで食材を買うと無料早い者勝ち席でそれを焼いて食べることが出来るのです。ただし水揚げ直後の新鮮素材というわけではないようで、左上画像の海鮮食材も一部は凍ったままでした(朝イチだしね)。

でも海鮮BBQですから「水揚げ直後の新鮮なる非冷凍もの」にこだわる必要などありません(だったら寿司屋行けって)、だからこそ「炭火で焼いてみんなで美味しく楽しめる」この海鮮焼きものブースが朝から大人気というわけです。



われわれは何といってもスタート時間が早かったので席は選び放題で、そのタイミングでは炭担当の係員さんが最初にくべてくれたものをそのまま使えたので何の苦労もなく「ただ焼くだけ」でした。

ただ「2回戦」以降の方は、へたってきた炭を追加すべく火付けの釜に群がっていたようでした。そんなにすぐにへたってしまうかなとも思いましたが。




(テーブルを探すグループに「こちら、終わりましたからどうぞ」とお声掛けする優越感(性格悪))。

ちょっと購入の順番を間違えて、せり鍋の汁がぬるくなってしまったのは残念でしたが、あとはみんな美味しくいただけましたとともに、まさかの朝ごはんをこんな形でスタートできてよかったです。実は事前にはコンビニおにぎりかなと想定していたので。



で、こんなチケットをもらっておりました。つい油断というか誤解していたのが「各店舗300円以上でスタンプ」というところでして、この時われわれが一番多くお支払いしたのは当然海鮮焼きモノ屋さんなのですが、そこでのスタンプは「ただの300円以上=1個だけ」なのです。

というわけで喫茶部にて朝のコーヒーをいただき、300円となる金券をゲットしました。完全に朝市協同組合に乗せられた気もしますが‥(笑)。



閖上さいかい市場(仮設)には何度も何度もおじゃましました。浜やさんはもちろん(5-6回はおじゃまし、赤貝丼も3回は食べました)、お隣のお店の天ぷら(さつま揚げ)、そしてお米屋さんで当時すらなかなか買えなかった「ササニシキ」も買ったりしましたっけ。

浜やさんはともかく(店舗の場所はわかっているしすでに食べにいっているので)、あのさつま揚げ屋さんやお米屋さんはどこにお店を構えたのかなぁ‥。あ、ちなみに今回ミニせり鍋汁を購入したのは「浜や直営店」でありましたよ。



何だか丘の上の重機群が妙に勇ましかったのでパチリ。
というわけで無事朝ごはん摂取を完了し、仙台東部&北部道路を経由して北上します。とりあえず目指すは鳴子なので、古川ICで下りればいいわけなのですが、さすがに飽きちゃったんですよねあの道。それにまだまだ時間が早いので、えーいというわけで、



これがなぜ「何と」なのかというと、仙台北部道路の終点である富谷IC(行き止まり支線)から鳴子温泉界隈までは今回考えていたルート取りではまだ90km以上あるわけで、随分手前で降りちゃったことになります。ちなみに古川ICからだと30km弱に過ぎません。

とはいえ「途中に秘湯が!」というようなイベントがあるわけでもなく(笑)、ただ単純に「通ったことのない道を通ってみたかった」に過ぎないんです。そういうのってわくわくできるでしょ?





想定はしていなかったのですが、なかなかワイルドなルート取りとなりました。ただ林道自体はしっかり整備されていて、川渡りとか土砂崩れ越えとかもなく快調に走れたのですけれどね(これはこれで面白かった。GW初日なのに対向車はほぼ皆無でしたし=林道だしある意味当然)。



開けた尾根道を行く区間もありいい感じでしたね。

で、進んでいくとやがて蕎壽庵(蕎麦屋)がある県道に合流しました。ここまで何だか楽しい道でしたし、GW初日ということもあり気分が高揚していたこともあってかよかったなぁと思い起こします。ま、雨だったら印象は全然違ったはずでしょうが(これまた当然)。

さて、朝ごはんタイムがとてつもなく早かったこともあり、鳴子界隈のR47沿いに降りてきたのはまだ9時半過ぎでした。仮眠したとはいえ夜通しの運転でしたし、となれば湯を所望したいところなので初訪問の湯宿へと向かいます。

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