2023/6 平日連休で山梨、長野、群馬。

その1 まずは山梨で温泉、お蕎麦、水汲み。



とりあえず一湯です。平日午前でも混んでたなぁ。

(2023年6月15.16日 その1)

GW明け以降ずっと仕事人生一直線だったので(うそつけ)久々の1泊お出かけです。ただ予約したお宿は長野の小諸界隈なので近い近い、ゆえに関越道と上信越道一直線では時間的に近すぎます。というわけで、よぉっし、



平日の朝8時くらいの出発にしたのは、千葉(市川市)から山梨方面に向かうには迂回で大回りしてもどうせどこも混んでいるし、そもそも平日朝のその渋滞区間は「普段使い」の皆さんばかりだろうから、「変な合流」によるさらなる渋滞はないだろうなと思ったからなのです。



「変な合流」とは、いわゆる「ジッパー合流をせず合流車線の前後あちこちで合流」するということで、そうなると当然被合流車線のスピードが低下してしまい、さらにはそれを嫌う被合流車線の車両が手前で右側車線に車線変更することにより内側車線まで渋滞してしまうというパターンです。サンデードライバーの多い週末の上り線で実によく見られますが、平日のラッシュ時であればその心配も少なかったというわけです。渋滞はしていましたが一度も停止することなく(これ重要)上りエリアをクリア。

そういえば首都高の首都環状線(C1)もずいぶん空きました。もちろん外環や中環の整備が進んだこともあるのでしょう。ただ、千葉(市川市)から山梨方面に抜けるにはやっぱり日本橋のど真ん中を抜けていくしかないのが実情です。だから中央道沿線には滅多に行こうとしないのです(特に帰りには何度も煮え湯を飲まされていますし)。

さて東京のど真ん中から西側は下り線なので快調に!中央道釈迦堂PAで最初の休憩。このあとページトップ画像にあるトータス温泉へとやってきたわけです。入口が微妙にわかりにくく、思わず笛吹川を渡る誘導路に入りこんでしまったのはここだけのヒミツですが(苦笑)。



平日の午前中だというのにお風呂はそこそこ賑わっていてびっくり、やっぱり町中だからかなぁ。当然湯画像はありませんが、湯温高めとぬるめの2浴槽および露天風呂がありました。

薄茶の透明湯でツル感あり、近隣の温泉施設と似た感じの浴感です。突出した特徴があるわけではないにしろ、毎日浸かるお湯としては実に羨ましい限りです。内風呂よりややぬるめの露天風呂はなぜかガラガラだったので、露天に浸かっている時間が圧倒的に長かったかなと。それにしても、ページトップ画像の田中先生による講評はかなりのインパクトがありますね。

さて、湯上がり後はさっさと甲府昭和ICに移動し、再び中央道の人となりました(市内を抜けていくと時間がかかるので)。で、須玉ICで下りてR20方面へ。



やってきたのはR20の旧道の台ヶ原宿です。「金精軒で和菓子でも買って‥」と思ったからなのですが、おしんこどんはあまり興味がない様子、ではではというわけで左上画像のお蕎麦屋さんに入店。一番混んでいたタイミングだったらしく、席が空くまで少し待ちました。あ、右上画像は食後に立ち寄った郵便局です(あまり意味なし芳一)。





海老天おろしそばと天もりそばを注文。われわれより前にかなり多くの人が注文していたため、「下手をすると油が回って(へたって)いるかも‥」という一抹の不安がありましたが、そんな不安は天ぷらをひと口食べた瞬間に一蹴されました。カリっサクっとした揚がり具合とともに天ぷらのいい香りが鼻に抜けました。うん、いい!そしてお蕎麦もなかなかのもの。細身のお蕎麦は、かつて栃木県那須界隈にあった「季流」を思い起こさせます。お蕎麦ののどごしも良しでした。ごちそうさま。

このあとはR20を西進します。あ、あの道の駅に寄ってアレしましょ。



というわけで、道の駅はくしゅう内にある水汲み場にて6本ほど。一応ことわっておきますが、この湧水には「最小限の」塩素が加えられているという掲示があります。ただわれわれには全くその気配(というか臭い)は検知できませんので、本当に「わずかな量を念のため」という感じなのかも知れませんし、常時ではないのかもしれません(パイプ内のぬめり除去用だったりするかも知れません)。

さてここからはR20を離れて白樺湖方面にショートカット気味に北上します。と、事前調査によると、この辺りのローカル道沿いにも「田舎湧水」があるようです。もとより分岐に看板などありませんが、たぶんこっちだろうと見当を付けて進んでいくと‥





看板にも湧水名はありませんが、通称なのか正式名称なのか、こちらは「湯川 新湧水」というようです。「新」が付いているということは以前は別の場所にあったのかな?「自己責任で」とありますが当然ですよね。こちらでも2L*6=12L汲みまして‥ええっと、全部焼酎の割り水に(笑)。

このあとは白樺湖、蓼科牧場経由で峠を越え小諸側へと下っていきますが、県道だからかも知れませんがとにかく何もない!(苦笑)。いや時間的には余裕があったので、小洒落たカフェでもあればちょっと休憩としたかったんですけれど‥。

おまけに、これはナビ任せにした自分が悪いんですが、平地に出てきたあと、なぜかメインロードに出ることなく細っこい1.5車線程度の「集落を繋ぐ道」(古くからあったはずのくねくね道)を延々と行かされまして、そんな道ですからこれまた何もない、あるのは田畑と集落の家々のみでありました。メインロード経由に出て道の駅(この界隈の駅には立ち寄ったことがなかった)にでも行けばよかったなぁ。

で、なぜか東御市側に出てきたところでR18に合流。あれれここって、東部湯の丸SA(IC)のすぐ近くだよね。まるでこれからバラギのキャンプ場に行くような気になってきたぞ(行きませんが)。というわけで上信越道の一段上を並走する「浅間サンライン」(元広域農道だったっけ?)に上がって小諸方面へ。ルート取りは大失敗でしたが、ここに道の駅「雷電くるみの里」がありますからここでちょっと休憩しましょう。



まぁよくある感じの(あまり特徴がないともいう)道の駅でしたが、ご当地力士雷電のミニ資料館もありました。ちなみに当地はくるみの産地なのか駅名にも冠されていますよね。というわけで道の駅整備時に植えられたと思われる胡桃の木が1本あるわけですが‥



近くにはロープが張られ、「毛虫に注意」と貼り紙も為されていましたから当然管理者もご存じのはずなんですが、どうなんですかねぇ。展望台側の通路とかにも平気でうろうろしていましたけれど(苦笑)。

写真を撮らなかったのですが体長6-7cmは優にある大物で、体毛はなかったので今検索してみると「エゾスズメ(スズメガ科)」の幼虫でしょうかね。「オニグルミなどの葉を主食」とあるし。

ハイそれではもう今宵の宿に行っちゃいましょう。









菱野温泉にはもう1軒常盤館さんがあり、一応別会社なのですが、「姉妹館」を謳っていますから常盤館さんと資本関係があるのかなぁ(詳細は不明です)。

この日は常盤館が休館日だったこともあり消去法的に薬師館を予約したのですが、実はそれが結果的に大正解でした!(いつもの通りあんまり下調べもしていなかったのですが)。



薬師館の部屋数は10部屋。実際にはもう少し部屋はありそうな気もしましたし、奥には旧施設(使ってなさそう)もありましたが、旧施設はともかくとしても「現行スタッフで回せる室数で」という運用なのではないかと思われます。お部屋はご覧のとおり畳にベッドがデフォルトのようで、なるほどこれは悪くないです(畳敷きのままなのは経費節減のためなのでしょうが)。

ソファーも置かれているのですが、自分としては広縁の椅子とテーブルは残してほしかったなぁ。ソファーは沈み込みがあって、ゆったりするのにはよくてもPCとかのちょっとした作業にはあまり向かないので(=ゆったりしていられない貧乏性)。いや、簡便な椅子とテーブルで構わないので。

さて、上記記載の通り落ち着いていられないわれわれですのですぐに移動します。どこへって?常盤館ですよ。

詳しい方ならご存じの通り、あちらには展望湯「雲の助」があります。薬師館宿泊者は無料入浴できますので(ちなみに通常の日帰り入浴料は1500円/人とお高めです)、薬師館のフロントで入浴券を受け取り、車で常盤館へ。常盤館のフロントでチケットをお渡しし(この時初めてこの日の常盤館が宿泊お休みであることを知りました。ちなみに雲の助は通常営業)、さて‥









なるほど、入浴料\1500にはこのケーブルカー利用料金も含まれているわけで、この鉄道路線の維持管理費を考えれば仕方ない額かも知れません。でもわれわれは姉妹館の宿泊ということで無料!この日休館である常盤館の宿泊者は当然ゼロで、駐車場もほんの数台しか駐まっていなかったし、これは期待できるかも?

ちなみにこのケーブルカー、運行ダイヤというものは存在しません。乗りたいときに乗り込んで発車ボタンを押せば動き出します。さらにはご覧のように単線ですが、多くのケーブルカー路線の場合、途中にすれ違い区間を設けて2車両で運行されていることが多いです。(そもそもケーブルカーで全線複線って実にほぼないはず。あの立山ケーブルだって単線だしと思って調べてみたら、複線というべきなのか謎ですが奈良の生駒ケーブル(下部)が一応2線はあるようですね。

でもこの菱野温泉専用ケーブルカーの場合、この旅客需要であれば「1車両を単純往復させる」だけで十分なはず。それなのに、嗚呼それなのに!



というわけで楽しみにしておりました。ではではいきなりですが、出発から到着までをノーカットでどうぞ。いや、実質運転時間は90秒くらいのものなのでそんなに長くないです。





で、やってきました「雲の助」。絶景露天風呂が売りの施設なのですが、残念ながらメインの露天大樽風呂は工事中で入れませんでした(露天の岩風呂やミニ樽風呂はOK)。先客さんは1人だけで途中からはずっと貸し切りモードになりましたが撮影禁止なので画像はなく、とりあえず公式サイトの画像をお借りします。以下4枚の画像は常盤館公式サイトの画像をお借りしています(4枚の画像をクリックすると公式内当該ページにジャンプします。






しつこいようですが、上記4枚画像は常盤館サイトからお借りしています。
画像をクリックすると画像が掲載された公式サイトのページが開きます。


ただねぇ、お湯が‥この日はかなり塩素臭くてちょっと凹みました。内風呂などではどんな由来かはわかりませんがかなり泡付きもあってイイナ感もあったのですが、いかんせんこの塩素臭は如何ともしがたかった‥。最後にシャワーを浴びてから身体を拭いたという事実がこの無念さを物語ります。ちょっときつすぎでしょ残念無念。



いろんな造りは小洒落ているんですが。

常盤館には内湯もあるということなのですが(この日は休館日のため入れませんでした)、公式サイトを見るとオーバーフローはしていないようだし同じ感じなのかな?と思うと同時に「一応別源泉であるとはいえ、同じように冷たい規定泉の薬師館の湯はどうなんだろう?」とやや不安になりつつケーブルカーを下ったのでありました。その不安はこのあと一気に解消されたわけですが。



はいはーい、下っていきますよぉ♪



すれ違いもバッチリ(当然)というわけでお宿駅到着です。



というわけで薬師館に戻ってきました。ん?一段下の広場では馬が飼われているのですね。しかし‥何のために飼っているのだろう?ホーストレッキングでもできるのかな?(未確認。「エサやりはできる」とはどこかで見ましたが)。

さてこれでお隣の雲の助はコンプリートし、あとは薬師館の滞在を楽しむだけ。まだ時間も早いし、のんびりできそうです。

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