その7 計画性なしの移動ですからまぁしょうがない。



うーむ、名前は「白滝」なんですが、増水で「茶滝」かな。

(2025/8/3-8 その7)

というわけで湯田川からは雨の中の出発となりました。雨の降り方にはムラがあり、小雨程度のこともあればザザァっとたたきつける感じのこともあり。最初に鶴岡市内でお土産屋さんにも寄ったのですが購入したのはおしんこどんのみ。自分としては富士酒造のお酒がほとんど置かれていなくてがっかりでした。

このあとはしばし北上するので、酒田市内をパスすべく高速に乗って遊佐鳥海ICまで。せっかくなので鳥海山の湧水をどこかで汲みたいと考えたわけですが、その前にちょこっと道の駅へ。



直売所エリアには日本海産岩牡蠣の焼き物なども売られていましたが、さすがにまだお腹がすいていない‥と思ったところでメロンに目がいきました。「メロンか‥メロンなら食べ頃になるまで間があるな」。

というわけで購入しました(右上画像マウスオーバーで別画像に変わります)。帰宅後に食べましたが、「ちょっと懐かしい感じの味」がしましたっけ(微笑)。

このあとは水汲みですがちょっと紆余曲折ありまして、結局は少し戻るような形でこちらへ。







倉庫だからか、グーグルで画像検索しても「倉庫のシャッターが開いている」画像は出てきません。ただし管理は明らかに丸勝金物店が行っているはずで、看板の付け替えなどの記事もFacebookに出てきます(2019)。というわけでありがたく汲ませていただきました。この時は雨も止んでいて、汲むのも楽々でした。







ちなみにこの時点の日本海東北道は遊佐鳥海IC-象潟IC間が未開通でしたが、その未開通区間もどんどん工事は進んでいるようでした。東北中央道もそうですが、もう数年すると全通しそうな勢いです。時代は流れたなぁと思うとともに、自分が子供の頃亡父が、毎年夏のお盆時期に家族を乗せて全て下道で(というか、まだ上信越道はおろか関越道すら存在しなかった)千葉から群馬の嬬恋村まで車で往復していたのは何と難儀なことだったろうにと思ってしまいます。自分はずいぶん楽をさせてもらっているよなぁ。

さて再び道の駅鳥海まで戻ってきました。このあとは徐々に岩手の平泉方面に近づいていくつもりだったので、まずここらで温泉に入っておこうかという気になりました。というのも地図上のすぐ近くに温泉マークがあったからですが。要は下調べ皆無です(いつものこと)。





海沿いだし当然塩化物泉だろうなと思いつつ(それすら調べていない)、いざお風呂へ。浴室に入ると「うむ塩素臭」。きついという程ではないですがかけ湯をした上で浸かってみると、やっぱり塩素臭が気になるなぁ。で、さっさと切り上げて出ようかなと思ったところで「あ、ここ、露天風呂もあるのね」と気づいた次第。しかもその出入り口には、



もちろん撮禁ですから画像はありませんが、行ってみてびっくり!循環濾過で透明湯の内風呂とは違いやや黄土色の濁りを帯びたお湯で、その湯の投入量と排湯量はイコール=鳥海源泉を加温かけ流しで提供しているようです!(湯上がりに脱衣場でその旨の記載を発見)。しかし記載を見なくても、この湯使いはちょっと見ればわかります。

こりゃもうこの露天風呂にて湯っくりするに如(し)くはなしなのですが、なぜか内風呂の方々は露天風呂にはほぼやってこず(1人だけ)、貸し切りタイムも結構長かったです。シアワセ。



この画像は公式ファイルからお借りしたイメージです。
(上画像をクリックすると公式ページにジャンプします)。


泉質は予想通りナトリウム-塩化物泉なのですが、自己責任でなめてみると思ったより塩の主張は少ないかなという印象。若干の金気もあるかなというところです。

というわけで思いがけずの湯に気をよくして車に戻ります(おしんこどんは入浴せず休憩中)。しかし、ここで湯っくりした関係上、これから向かう山越えエリアにはお昼ごはん処がほとんど存在しないと思われ(この判断は正解でした)、ならば山越え前にどこかで食べておくか?



海は荒れ気味ですね。雨はかろうじて降っていません。

しかし象潟市内の海沿いに行けばよかったものの、少し内陸側を進んでしまったため「もうここから先に食事処などありはせぬ!」と確信できるほどの「街エリア終了」を実感することに。そこで、ちょっとルートを外れて進んでいきます。





でも奥のお座敷には10人近くの団体さんもおられたし、あとからもポツポツ地元の人も見えていたのでまぁまぁ盛況かな(この日は平日)。というわけでおしんこどんは「中華」、Takemaは「味噌ラーメン」を注文。




(味噌ラーメンはちょっと味が複雑)。

さてそもそもこちらのドライブインは、おそらく近隣の「奈曽の白滝」見学、およびお隣の金峯神社参詣者を対象として営業しているのでしょうが、残念ながらドライブインから滝を見ることはできません。神社の境内経由だと比較的間近に見られそう‥でも結構アップダウンがありそうで、現状で歩行に支障のある自分としてはちょっとなぁ。

というわけで見学は諦めて車で出発しましたが、ん?方向転換しようとしたその先に「奈曽の白滝こちら」と書かれた看板があり、そこから道路(林道)が川沿いに下っている?というわけで車でどんどん進み下ってみることに。どん詰まりまで進んだ先には発電施設がありました。明らかに滝よりも下流なので戻り上っていくと、ちょっとした駐車スペースがあり、そこから川の方に下る歩道が。これか?













このあとはさらに戻りつつ、滝に一番近い場所から木々の梢越しに‥








さてしかし、この時点ですでに13時30分を回っており、ここからの所要時間をナビで検索してみると3~3.5時間と出ましたんで、ここからは観念して休憩を除き寄り道をせず一気に進むことにしました。



東由利の道の駅には秋田のローカルヒーロー「超神ネイガー」キャラの自販機があり、「すったげしゃべる!」(よくしゃべる)とあったので、飲み物を買ってみることに。




ま、こんな感じですか(笑)。ということで、本当なら巣郷とか西和賀とかの湯にも立ち寄りたかったんですが、時間に風呂は代えられず?横手の手前から高速を利用して一気にワープすることに(残念)。



そんなわけで一気に平泉の道の駅までやって来ました。この時点で16時20分頃なので、まぁお宿インは早くもなく遅くもなく。しかしここで飲み物を買わなかったことで、このあと平泉のコンビニ探しまくりとなりました(考えてみればお宿に自販機もあったのにね)。





とはいえまだ2回目の宿泊なんですが、ここからだと翌日の駒の湯に40分くらいで行かれることがわかったので、「ハイルザーム栗駒」「真湯温泉コテージ」とともに、駒の湯入り前日のお宿として利用させてもらうことにしています。あ、最近はタイミングが合わないのですよ「くりこま荘」







お部屋は前回泊「西行」のお隣、「泉屋」です。











適量のおかずなので苦しむこともありません。



仕上げは当然のお蕎麦でスバラシイ。







明けて翌朝、朝ごはん前の露天風呂からは青空が広がっていましたが、この日の予報は「曇りのち雨」で、この日と翌日に設定した「駒の湯(事前予約制)貸し切り入浴」イベント開催日としては残念な予報です。ただ実際のところ、この前日までは駒の湯でも「暑くて大変」だったそうなので、最高気温が抑えられたという点ではよかったのかもしれません。





というわけで、いざ駒の湯へ向かいます。

[みちのく編トップ] [もくじページへ] [次へ]