メコン川を貸し切りボートで上ったり下ったり(1)。

さて、托鉢の行列を見たあとは急いで屋台のサンドイッチ&豚マンをぱくついているうちに、昨日のうちに約束していたアンカーさんが宿まで迎えに来ました(8:00)。すぐ近くの船着き場まで一緒に歩き、いよいよメコン川クルーズ to Tamthin洞窟の始まりというわけです。アンカーさんの船が上の写真。結構大きくて(タムティン洞窟へ行く船は皆同じサイズだけれど)、これで二人で貸しきりかと思うと何だか嬉しくなるもんです。お値段のことは決めたことだからもういい。でも、空港から市内が乗り合いトゥクトゥクせいぜい20分で1人10000kipだったことを考えれば、丸々半日、しかも貸し切りメコン川クルーズ?で1人$7.5はそうも悪くないはずなのだと思うのだけれど。

船内には何だか昔懐かしい、小学生向き木製の椅子(若い人は知らんでしょうな)の足を切ったような座席が並んでいます。数えてみたらたしか12席あったのですが、乾期の時期だから喫水が下がると危険なのか、それとも燃費が悪くなるのがいやだからなのか、「友達を連れてきても構わないけれど、4人までにしてくれよ」ということでした。でも、船の貸し切り料金ですから、4人なら1人$4弱。切り詰め系バックパッカーでもそれなら乗るんじゃないかな。他に行き方もないわけだし。

いざ走り出してみると、スピードはそれほどでもないとはいえ、朝方はやはり涼しいです。おしんこどんはしっかりTakemaの上着を奪っておりましたが、それもせいぜい最初の一時間ほど。何たって暑季ですから、9:00を過ぎればTシャツ1枚でちょうど良い感じです。

 

ちょっと寒がるおしんこどんをしり目に、Takemaの手にはしっかりビアラオ。
トイレ行きたくなったらどうするって、その時はちょっと岸辺に寄せてもらうだけですね(笑)。

ルアンパバーンの町を出発してしばらくすると、メコン川沿いにも人家の気配はほとんどなくなります。川面には漁をする船が時々現れ、たまにカワセミなどが飛んでいたりして、気分は最高ですな。

 

(左)あんなに幅の狭い船なのに、皆さん立って網を引いているのですね。妙に感心してしまう。
(右)川沿いの随所に見られた風景。老若男女を問わず棒を上にかざしてうろうろしているのは、
まさかトンボを止まらせようとしているわけではありますまい。トリモチかしらん?

さて、洞窟へ行く前にまずはラオラーオ(ラオス焼酎)の村へと立ち寄ります。「ここはShort Stopだけれども、気に入ったら長くいてもいいですよ」とは船主アンカーさんの弁。さすが貸し切り、その一言が有り難いじゃないですか。これが「ここは20分で出発しますから、それまでに戻ってきてください」といわれたらやっぱり落ち着けないのは確か。たとえ実際20分くらいしか滞在する価値がない村であったとしても。でも面白かったのだ。詳細は次ページで。