メコン川を貸し切りボートで上ったり下ったり(3)

 

いよいよタムティン洞窟に到着しました。崖っぷちを横に延びる歩道は
第二洞窟方面に向かう道です。

そしてわれらがアンカーさんの船はタムティン洞窟へ到着。ここまでは正味1.5hくらい。洞窟上陸用の浮き桟橋は結構小さくて、そこにうちらのような船がごちゃまんと強引に着岸しているという感じです。ここは見学料として8000kipが必要です。階段を上がっていくと供物を売るおばちゃん(我々が行くまではうたた寝してましたが、客の気配ありと見るや「はぁ〜い花はいらんかねぇ」といった感じに居ずまいを正しておられました)がいたりします。せっかくなのでお供えしてきました。

そう、この洞窟には仏像が沢山安置されています。ものの本によると4000体以上とか。しっかり安置されているものからポツンと置かれたままになっているものまで、大小織り交ぜてそれこそ沢山あります。洞窟の奥行きはそれほどでもないのですが、少しひんやりした空気と合わせてやはり一種荘厳な雰囲気です。

 

おばちゃんから買った花とロウソクを供えてみたら、
何だかさらにそこの空気だけがひんやりしたような気がした。

さて「でもこれだけなの、洞窟って?」と思っていたらさにあらず。もう一つ、道をあがっていった上にももう一つの洞窟があります。しかしそこまでの道はきちんと整備されているとはいえ、結構急な階段が延々と続くので大汗をかくことは必定。覚悟しましょう。さらにいえばここタムティン洞窟にはジュースや軽食などの物売りは一切いないので、のどが渇いてもいかんともしがたいです。私Takemaは日本酒は持っていましたが、日本酒じゃあねぇ(笑)。

さて、登りつめたところにある第二洞窟は奥行きもかなりあるので内部は真っ暗です。レンタル懐中電灯屋さんが入口のあたりで所在なげにしていましたが、「トーチいらんかねぇ、中は真っ暗だから必要だよ!」的なしつこい勧誘は一切ありません。この辺がやはりタイと違うところというか、まだまだのんびりしているという感じですね。

 

どうやら自然の洞窟に手を入れて整備したと思われる第二洞窟。
真っ暗な内部に適当にカメラを向けてフラッシュをたいてみたら、
何とまぁりっぱな仏塔があってびっくり。




第一洞窟の端っこから見るメコン川は何だかとてもゆったりとしていたなぁ。

さて、朝早めにルアンパバーンを出発した割には、ラオラーオの村でもここでものんびりしたこともあって気がつけばしっかりお昼前。ということで、ここからメコン川をはさんで反対側の村に行ってランチタイムということに。でまぁこの村が結構のんびりしていてお気に入りになっちゃったわけですが、それはまた次のページにて。