はぁ、さすがはメコンの夕陽だねぇ。

Lane Xang Hotelはえらく居心地がいい。何たってエアコン、冷蔵庫、ホットシャワー付きはもちろん(そりゃあビエンチャンで$25だから当然)、TVは何とNHKの衛星放送まではいりよる。館内にはネットカフェもあるし(使わなかったけど)、従業員はかぁな〜り親切だし(これはホントね)、部屋のベランダ(おおっ!)からはメコン川が何とか眺められ、そしてさらには何と日本製オフロードバイク(TT-RとSerow)のレンタルまである。高いけれど(1日$20)、これはTakema的には必要経費なのだ。市内で見たレンタルバイク屋はみなスーパーカブしかなかったからこれは貴重な存在だぞ。というわけで何でも揃っていて嬉しい。ちなみに朝食だって料金込み。結構な品数だった。どうやらラオス関係のNGOの人たちはここを拠点にして各地に散って行くみたい。

それ以外のたまげ系としては、やっぱりかつての最高級ホテルの名残なんでしょう、敷地への各入口には門番さんがいるのですが、その門番さんが、われわれが二人乗りバイクで通るたびにびしっときまった敬礼をしてくれるわけですね。何だか我々、すんごくえらくなったような気がして(笑)、何だかこの瞬間だけは社会主義国を実感しちゃいました。

さて、すったもんだでガイドブックをなくした我々(なくしたのはTakemaですが)、実はこのあと「ブッダパークの食堂に置いてきてしまったはずだ!」の信念のもと、再度あそこまで行ってみたわけですね。しかし、往復2時間の甲斐もなく(なんだか2度目ともなると慣れがあるのか落ちついたもんでした)結局発見できず。それなら宿からほど近いところに古本屋があるというじゃないか、よしゃ、そこ行ってみよう!ということに落ちつきました。



再びブッダパークに行った帰り、道路脇の直売所にてメロンをゲット。
冷蔵庫で冷やして食べたんだけど、これは絶品!マスクメロンなんて比じゃないね。

さて本屋までは2ブロック。訳しながら読むの面倒だから「地球の歩き方」でもあってくれるといいなぁという野望じゃなくて希望ははかなくもぶっちぎられ、あるのは「地球の歩き方 東南アジアダイジェスト版」のみ。ラオス編はビエンチャンとルアンパバーンで数ページだけ。これじゃ役に立たないなぁ。でも、どうやらその持ち主は日本から上海に渡ってきた形跡がありあり。うーん、汗がしみこんでるのね。でもこの本の非充実性じゃ、この持ち主にとっても大した参考にはならんかったろうな。

日本版がないならあとはロンプラ。一番ボロボロのやつ(ページ各所に書き込みがあり、多分最初の持ち主はイギリス人と思われる)を購入。B350、約1100円。ええ値段だな。でもビエンチャンにいる限りは使わないとは思うけれど、移動の際(初めての町に着いたとき)などはやっぱりガイドブックがあると心強いのだ。安心料と思えばいいよね。

ちなみに、いま思えば自分のガイドブックは多分ラオス入国後に乗ったミニバスの車内に置いてきてしまったと思うのだ。車内には他にも外国人旅行者がいたけれど、結局市内では彼らに会うことはなかったので、もし彼らが持っていてくれたとしてもアウトだったわけですが。うー、ブッダパークで降りるときになぜ車内を確認せんかったのだ!‥まぁ今となっては仕方ないわな。


そのあと、この本屋のすぐ隣にある酒屋?(看板も出ていないし入口はどう見ても民家、でもビールやジュースがケースごと積まれているので「ここは!」と直感したのだ)にてとりあえず冷えたビアラオ缶を6本購入。メコンの夕陽を眺めながらっていう趣向はいいでしょ。しかしいざメコンの土手まで来てみたら、すでにポツポツと屋台(でも大した料理はなさそう。ピンカイはない)が出店し始めているじゃないですか。こうなると手持ちの冷えたビアラオ缶がちと邪魔。しかし我々はプラ椅子&机の持ち主に「つまみを頼むからビールは持ち込みでいい?」と、ベストの席をゲットした我々なのでありました。

おしんこどん水平線がかしいでるよ、ちゃんと撮ってくれ(笑)。ちなみにこの時は乾期ゆえ本流は奥の方だけ、すぐ下の川らしいのはただの水たまりです。とりあえず持参缶ビールを飲み始めた頃のショット。
さて最初はパパイヤ辛サラダ(ソムタム)、そしてもう一品(忘れた)。うーむビールがすすむんです。暑いけれど風は気持ちいいし。ここでまた「せっかくだからこの屋台で瓶ビールを注文しようよ」ということになり(何たって部屋には冷蔵庫なる文明の利器があるのだから、無理にここで手持ちの冷えた缶ビールを飲み干す必然性はない)、結局ぐわんぐわん飲むことに。しかしそうなったらもう少しおつまみが欲しい。ふと思い出せば、さっきまで隣にいた地元の人たちはゆで卵を頼んでいたっけ。よしうちらもそれだ!ということで「ボイルドエッグ」をオーダーした。

少し待ったら殻つきゆで卵が出てきた。コンコンと割る。ちょっと固ゆでなのかなと思いつつ塩をぶっかけようとする頃、「何かが違う」ということに気づいた。こ、これは‥もしかして?


何やら嬉しそうに殻の中身を誇示するおしんこどん。そう、これはただのゆで卵ではなかった。有精卵のゆで卵、半分孵化しかけた雛(ひな)のゆで卵、そう、ベトナムあたりの屋台では結構どこでも食べられるあの「ホビロン」だったのだ。しかし、ここラオスで心の準備なしにいきなり出てきたんでたまげたなぁ。

しかしそう思っていたのはTakemaだけだったのかもしれない。ホビロン初挑戦のおしんこどん、さすがに動じないのであった。詳しくはこのページに行ってみてね。うーむ、やってくれたわ。