ビエンチャン市内をうろうろと -その1-

 

ヤマハのセロー(225cc)をレンタルして、いよいよ首都ビエンチャン市内をあちこち回ってみることに。おしんこどん、またがってポーズ取るだけじゃなくて、たまにはあんたも運転しなさいな。免許は持ってるんだから。
さて翌日はいよいよバイクをレンタル。来る前は「ラオスと日本の直接的な交易って少なそうだし、社会主義国ゆえに中国との結びつきが深そうだから、バイクなんかも中国製が殆どなんじゃないかなぁ」などと思っていたわけですね。しかしあにはからんやすっとこどっこいで、市内をざっと見た感じは日本製バイク(カブ系のやつね)がぐわぐわ走ってる。なるほど、考えてみればこのあたりはタイの経済圏に属しているわけで(何たってビエンチャンはメコン川を挟んでタイと接してますしね)、バイクに限らず生活用品に至るまで多くはタイ製。奥地からわっせわっせと運んでこなければならない中国製品は出る幕もなかったというわけです。

というわけで、しかしそれでも他にはほとんど見ることがなかった日本製オフロードバイクを1日レンタルということに。しかし走り出してすぐに気がついたことがありました。

「あれれ、前輪のエアが全然入ってないゾ!」

しまった、借りるときのチェック不足だ。たぶんパンクしているのだろう。しかし一度借りてしまえばその間の故障は借り主持ちというのが相場。まぁチューブの穴をパッチでふさぐくらいなら大した額になるとは思えないんだけれど、初っ端から面倒だな。そんなこんなでまずは修理してくれそうなバイク屋を探す羽目に。市内をうろうろしていたら‥おおっ、えらく立派なのがあったぞ!



店の規模といい雰囲気といい、どう考えてもビエンチャンNO.1としか思えないバイク屋さん。

いかにも「バイクのことならまかせなさい」的な販売&修理店発見。メカの人たちは全員白のツナギ(ちゃんとHONDAのロゴ入り)でキメている。やる気は満々、ここならどうみても何とかなりそうだ。もちろんラオ語などできるはずもないTakemaだが、パンク修理くらいなら身振り手振りくらいで何とかなるだろう。そう思ってバイクを持っていくと、説明するが早いか、すぐにエアを入れてくれた。パンクならすぐにエア抜けしてしまうはずだが、どうやらその気配はないよう。そうか、もともとエアが抜けていただけだったんですね。お代はゼロ。はぁよかった‥ということにしてしまった(実は数時間でまたエア抜けしちゃったんだけれど)。

そんなわけで、当面の問題は解決。そこでいよいよ市内を走り回ることに。まずは「ここに行かない旅行者はまずいないんじゃないか」と思われる市場、タラートサオへ。ビエンチャン最大の市場で、すぐ裏の平屋市場群とあわせて、生鮮品以外なら全てここで揃う(いや、「ここじゃないと揃わない」が正しいかも)巨大な市場なのですね。ラオスは絹織物なども有名で、それ系の布を売る店、東南アジアならどこにでもあるとも言える金の装飾品、家電やら雑貨やら服飾関係やら、それぞれがエリアごとに分かれているのでとってもわかりやすいっ!

布地屋さん。ここで絹の織物を買ったのはおしんこどん。売り子さんに聞くと、彼女がはいているスカート系の巻きものは綿だとか。そりゃ日常用品としては当然ですね。しかし、色の白い人だなぁ。おしんこどん、怒るな怒るな憧れろ(笑)。

タラートサオの脇には平屋建てのマーケット群がある。でも、どこも同じ品揃え、誰も買っている人がいないのはどうしたわけだろう。商売成り立ってるのかなぁ。たぶん成り立っているところが恐いような楽しきような。
しかし実は、Takemaのここでの最大の目的はTシャツにあったのです。実はわたしゃ結構Tシャツ収集の性癖がありまして、結構珍しいゾ系のTシャツを見ると欲しくてたまらなくなってしまうのですね。んでもってここでのお目当ては「Beer Lao T-shirts」、そう、ラオスビールのシャツだったわけですね。


このシャツを置いている店は何店かあるけれど、縫製が甘かったりプリントがずれてたりして、もののいい品を見つけるのはそれなりに大変。値引き交渉もしたけれど、そんなに安くならなかったのはTakemaの駆け引きが甘かったのか、それともあまりぼったくっていないということなのか。今となって悔しい思いをしたくないので、まぁラオスの人々はまだあまり商売ズレしていないんだということにしておきましょ。

そうそう、タラートサオには何と!プリクラまであったりしました。しかも日本の中古品がそのまま持ち込まれたみたいで、お金の投入口は円表示。誰も使ってる気配はなかったけれど、商売になってるのかな。


誰からも相手にされずさびしく佇むプリクラ君。ラオスにおけるプリクラブームはすでに終焉を迎えてしまったのであろうか。何だか嬉しいような悲しいような。
さて、そんなわけでお目当てTシャツを手に入れ、思い残すことなくタラートサオ(およびその裏手マーケット)をあとにしたTakemaなのでありました。そして、次なる目的地は何と‥

凱旋門っ!

しかしその前にっと。


出番がないのでここで出しちゃえその1:タートダム(黒塔)。タラートサオのバスターミナルから地図もなしに歩いてきて、これを見つけたときは嬉しかったのですよぉ。


ここでだしちゃえその2:市内のメインストリートから一本横の道にはいると交通量はもうこんな感じ。首都の概念がうち破られる一瞬とでもいうべきなんでしょうかね。