やっぱり最高、バイクツーリング in NZ !


さて、荷物を満載していよいよ出発。とりあえずは Timaru まで国道1号を南下することに。ワーホリで居たときはこの道をできるだけ通らないようにしよう(車が多いし景色も面白くないし)と思っていたTakemaですが、やっぱりバイクは車と違って走りを楽しむもの。単調な直線道路でもバイクだと結構面白いんです。しかもこの850BMWも、慣れてくるととても乗りやすいことがわかり快適そのもの。天気は曇り時々晴れで、良くもなく悪くもなくといったところ。
さて、Timaruは8号線との分岐近くにある町で、特に何があるわけではないのですが好きな町の一つ。買い出しをしようと思って「確かこのあたりに・・」あったはずの Countdown Supermarket を探すも見つからず、結局ここ数年で急成長したらしいスーパー「Pack'in Save」で買い出しを済ます。ここからMt.Cookまでは大きな町が一つもないから、ここでの買い出しは必須です。なお、GSは途中の Lake Tekapo と、Mt.Cook への分岐近くにある町 Twizel とにあります。Mt.Cook にもスタンドはあるのですが、提携カードしか使えない無人スタンドで、短期旅行者には不便です。
8号線にはいると途端にぐんと交通量が少なくなり、直線道路の遙か彼方に対向車が居るかいないか、といった感じになります。なぜか機関車の駅のあるPleasant Point(前きたときは蒸気機関車が走ってた。もちろん観光用日本でいえば「幸福駅」といったところか)を通り、並木道のきれいな Fairlie を通ります(写真)。何だかこれら響きのいい名前の町を通り過ぎていくと、少しずつ山の中に入っていく感じ。とはいえ、山深くなるというよりは、道がややくねくねしてくるというくらいの感じです。小さな Pass を一気に登り切ると、これまでとは全く違った雰囲気の平原上に出ます。荒涼とした眺めを楽しみながら進むことになりますが、このあたりは風が強い日もあるのでそんなときは要注意。


基本的に、 Lake Tekapo 〜 Omarama の間はずっとこんな風景です。晴れていれば最高の景色ですが、それにしてもこの沿線に生えている草、どの季節に来てもいつも茶色の枯れ草。いったい青々と茂るのはいつなんだろうと不思議になります。このあたりは本当に車の通行量も少なく、一けた国道のど真ん中に三脚立ててこんな写真を撮るなどという、日本では考えられないのんびりした行動をとることが出来ます。
さて、Tekapo湖の水の色の不思議さは何度来ても感動ものです。有名な「良き羊飼いの教会」の前にでもバイクを止めて是非岸辺まで行ってみて下さい。左の写真の数倍きれいな色をしています。空の青色を反射しているのではない証拠に、曇りの日も雨の日も同じ色をしています。Tekapoの町自体はとても小さく、「観光地」ともいえないくらいの規模です。NZを旅行した人に「どこが良かった?」と聞くと、必ずここが上位にランキングされてくるのも無理のないことと思います。町から歩いていける距離にObservation Hill があるので、この町に1泊される方は是非登ってみて下さい。国道からとは違った雄大な景色です。

さて、Lake Pukaki へは国道を行くルートの他にもう一つ発電用(?)水路の横を行くルートがあります。「水路なんて・・」とバカにする事なかれ。あのTekapo湖の水が流れているのですから。それに展望も良いルートで、なかなかのおすすめ。どちらのルートを通ってもLake Pukaki までの時間に大差はありません。

さていよいよMt.cookへの分岐に着いたらちょっと確認して下さい。「Petrol はOKか」「今晩の食い物は買ってあるか」という2点を(もちろんMt.Cook村でハーミテージホテルに泊まるリッチな人は別です)。クック村の食料品店には期待しないこと。それなりの食い物を手に入れたいのなら、分岐からQueenstown方面に数キロ行った Twizel の町で買い出しをお忘れなく。とはいってもTwizel だって「4-Square」位しかありませんが。TakemaがTimaruで買い出しを済ませたのもそういうわけです。
さて、Mt.Cookへの道は車のコマーシャルでも何度も使われているほどの美しい道です。のんびり景色を楽しみながら走りましょう。この道をかっとんで走るようじゃあまりにもったいない。Takemaはヤラセ写真としてセルフタイマー状態にしたカメラで自分がバイクで走っている写真を撮るという、劇的に暇な作業をしながら進んだのですが、これで正月の年賀ポストカードのネタが出来ました。ただし、晴れていないと寒くて仕方がありません。ここを通る前日には晴天祈願の祈りでも捧げておきましょう。                                       
さて、Mt.Cookでの過ごし方についてはかつてのワーホリの記録集が役に立ちそうなので、こちらもご覧下さい

 は Queenstown に向かいます。

 してNZツーリングのHPに戻ります。