Mt.Cook …気がつけばまた自炊


あーあ、根っから染みついた性(さが)なのかなあ。今回のMt.Cookは新婚旅行ということもあり、お泊まりはYHでもなく、ましてやキャンピンググラウンドということでもなく、あのHermitage Hotel宿泊ということだったのだが(結果的には大したことなかったけれど)、Chchから南下してきていよいよ8号線分岐のTimaruで、気がつけば食い物の買い出し。しかも、調味料やら何やらをやたら買い込んでしまった。結果として、またもやっちまったいYHで自炊!結局HOTELでのDinner体験はTe Anauでの1回だけで、後はすべて自炊だったのだ。ま、いいか。

  



懸命に木ぎれめがけて泳ぐ犬のひたむきさは称賛に値する?

さて、突然に木きれをくわえる犬の画像が出てきたが、これはLake Tekapoでのひとこま。曇り空のTekapo湖で、まあそれでも相変わらず濃い色の湖のほとりでのんびりとするTakema一行であったが、ここで、湖めがけて木ぎれを投げる家族&ペットの犬発見。かなり遠くまで投げられた木ぎれを、犬は果敢にも取りに行こうとする。しかし、いかんせんTekapo湖の水は彼にとってもあまりに冷たいのだ。取りに行くまではいい。問題は帰りだ。彼は息苦しさと冷たさで死にそうな思いをしながら(途中でおぼれそうになる)、それでもやっと木ぎれをご主人様のもとに持ち帰った。するとどうだろう、彼の努力を一番知っているはずのご主人様は、そのたった今受け取ったはずの木ぎれを、今度はさらに遠くまで、渾身の力を込めて投げるではないか。しかも「Go!」などと、疲れた身体にムチをいれている。この犬のつらい立場といったらない。なんだか、旧制ローマ帝国時代の奴隷のような、決して終わることのない厳しい労働なのだ。しかし、この犬、えらいというのか(クソ)まじめというべきなのか、4回くらい取りに行ったぞ。

さて、YHで予定通りに飯を作って食い、宿に戻って一晩寝た後、目指すのはとりあえずHooker Valleyであった。
あ、せっかくのHermitageについてのコメントはないのかって?えっと、その件については他のHPをご参照下さい。
高級ホテルの紹介ってのは、自分の手に余るものですから(笑)。


例によってキャンプグラウンドまで車で行き、そこからてくてくと歩き出す。テントの数はなんだか思ったより少なく、まあピークシーズンではないとはいえ、ここで何度も(たぶんトータル10泊くらい)泊まった自分としては何となく寂しくなる。しかし、そこからちょこっと上がったところで、Mt.Seftonをバックに記念撮影(上の写真)。今見直しても気持ちよさそう!なんと言っても、3月中旬とはいえ暑い!着た服をどんどん脱ぎ出すがそれでも暑い。この年のNZは冷夏だったらしく、Ronも「せっかくプールを作ったのに、今年は2回しか入れなかったよ」とこぼしていたのに、この時期、すなわち秋口に入っているというのにとっても暑いのだ。

(実はこの陽気、これから10日くらい続いたのです。15日間のうち、雨に降られたのはNZに着いた初日と帰る前日くらいだったような…)



グレイシャーミルク流れるフッカー川のほとりを、湖目指してポコポコ歩くのです

さ、このページもだいぶ重くなっちゃいましたから、氷河湖については次のページにしましょ。