ホントの終点Milford Soundまで、漕がなきゃ着かないのであった。



そうして、あっさりと?いやいや長丁場に辟易しながら、やっとこさサンドフライポイントに到着。

やはり最終日は長かった。時折現れるkm表示に「よっしゃ、今のクールで○kmきたぞっ」って時もあれば、「げげっ、さっきの所からこれしか歩いてないの?もうちょっとあったんじゃないの?」とぼやき節も出るときは出る。いや、むしろぼやく方が多かった。でも、トータル54kmのトラックを何とか歩き通した。道中の降水量ゼロ、天気はすべて晴れ。総飲酒量ワイン2リットル、ビール4本。残念なのは、手持ちのビールがなくて、お疲れさんの乾杯ができないことくらいだ。



ほとんどのトランパーはこの船に乗って帰ります。

で、何日かを一緒に過ごしたトランパーの方々とはここでお別れ。皆さんはこの船に乗って終点ミルフォードサウンドまで帰ることとなる。雨の日などはそりゃこの船の方が絶対いいに決まっているのだが、我々は行きの船の中でシーカヤックの予約をしているのだ。今日も快晴であるだけに大正解!

 

いよいよ最後。最後までいい天気だったのは奇跡に近いような気がする。

荷物は全部別の船に預け、二人用のカヤックに乗り込む。ここからミルフォードサウンドまでは大した距離があるわけではないが、最後を華々しく飾る、絶妙のアクティビティといえよう。ちなみに、二人ともシロートです。入り江の一番奥だけに波があるわけでもなく、漕ぐパターンさえつかんでしまえば簡単ですから尻込みしないでどうぞ。

あ、ただ一つだけアドバイスらしきことを言わせてもらえば、このあとTe Anauまでのバスまでも含めた形でブッキングすると$99だという話は前の方で書きましたが、それだとミルフォードサウンドのクルーズに乗る時間はないんですね。そうそう何度も来る場所ではない以上、クルーズに乗りたい気持ちは分かります。したがって帰りのバスは普通の定期バスを予約しておいて、その分のんびり船の旅を楽しまれてはいかがでしょうか。多少高くはつくでしょうが、そちらのほうがおすすめですね。今回の旅では、予約したバスの代金を惜しんだため、おしんこどんにミルフォードのクルーズを楽しませることができなかったんです。すまぬすまぬ。

そういえば、1995に来たときには「Fishing Boat」って、まさにタスマン海まで出て釣りをする漁船のツアーが出ていたんだけれど、そのツアー、もうなくなっていたみたい(確かめてみた)。面白かったのに残念。

さて、宿に戻ればまずは乾杯!すかさず買ってきたSPEIGHTS、しかもなぜか40%増量缶がとっても嬉しい。また、新しいバッテリーを買ってきて、最後まで頑張ってくれたDURACELL電池に別れを告げたことは言うまでもありません。はぁーっ、いよいよこれで旅も終盤戦。このあとはDunedin宴会、そして帰国ということになります(悲)。