さすがQueenstown、マスだってやってくれるじゃないのさ!



子供と戯れるしんこ君。坊や、おしんこどんの怖さをまだ知らないみたいだな(笑)。

そんなこんなでいよいよQueenstownへ。どこに泊まろうか迷った。初めて来たときから、ここはいつもYHかMotorparkにしか泊まらなかった。新婚旅行なのにバックパッカーズでもあるまい(あたりまえだ)。だけど、ちょっと静かで良さそうなエリアのMOTELなんか探したこともなかったから、「ま、いいか」と、湖畔沿いに何軒か並んだモーテルの一つを選ぶことにする。「道路沿いかあ、うるさそうだなあ。ま、朝の散歩に湖畔出るの楽だからいいか」と考えてのことだったが、チェックインが終わり、管理人に案内された部屋は、道路からぐぐーっと坂(階段)を上がった、一つ上の道路に面した高さの部屋だったのだ。まあいいや。どうせ2泊だけだ。
で、Queenstownでやったことといえば、おきまりのゴンドラリフトとジェットボートくらい。ベンローモンドの山というか丘あたりまで行くと気持ちがいいのはわかってはいたのだが、ちょっと遠いのでパス。あ、でも、行ったことのない人にはあそこはおすすめです。ちょっとしたトランピング気分が楽しめます(今でも変わってないだろうなぁ)。で、後は何やっていたかといえば、する事なしに買い出ししたり、湖のあたりをうろうろしていたくらい。そんな時、「餌付けのしんこ」の血が騒いだらしい。まずは人間の餌付け、いやこの時はエサがなかったから「人間の魅力」で脅しつけよう、いや手なづけようとしたようで、これにはなんなく成功したようだ(上の写真がそうなんですね)。隣にいたオトーサン、なぜか全く無反応だったぞ。関わってはイカンと悟っていたようだ。オカーサンは、息子を守るのに必死だもんねえ。とりあえず子供の腰をがしっと握って、非常時にも離さんぞポジションを取っていたのでありました。
さてその後、今度は本当の餌付けに夢中になるしんこ姫、まずはターゲットを鴨と決めたようで、ジェットボートの埠頭へ。



エサをやり始めると、グワグワッと集まる鴨たち。奴ら、慣れてるもんなあ。というわけで、しばしエサやりに興じていたら…



集まってきたのは鴨ばかりではなかった。来るわ来るわ、でっかい、それこそでっかいレインボートラウトの群れ。

鴨とすれば、自分の足下の見えないところに自分の体長を優に超す大きさの異生物がいるのはたまらないことだろう。しかも、そいつらは自分を水の中に引きずり込むことのできるとがった牙と潜水能力を持っているのだから、これまた戦いたくはない相手だ(もっともここのトラウトにそれだけの野性が残っているかどうかははなはだ疑問だけれど)。
というわけで、見る見るうちに鴨たち軍団はエサの届く半径外にはじき飛ばされ、残されたのは、おそらく似たような人たちによるエサでぶくぶくと上野公園の鯉もしっぽ巻いて逃げるような巨大トラウトばかりになってしまったのだ。そうなると、弱肉強食という野性の掟よりも浪花節を好む関西しんこどんのこと、さっさと場所を移動して、今度は岸辺からのアタックに切り替えたのであったが…


今度はうち寄せる小波が鴨たちの欲望の前に立ちはだかることとなり、結局、彼らの本能的欲望は満足されぬままなのであった。ところで、今気づいたのだけれど、やっぱりこういうのって「野性味を奪うという点で歓迎されない」行為なのかなあ。まあ、時すでに遅し。というわけで、シーガルとの食い物合戦にいつも負けている鴨たちは、ここでも薄幸なる人生を送っていたのであった。あ〜あ、またくだらないページ作っちゃったなぁ(爆)。次は少し綺麗なページだから見捨てないで見てね。