河原でお昼ご飯&のんびり。

うちらの専用車は川の流れの広まったところに停まっておりました。うわ、流れの中!なのですが、ドライバーのジョハンさんはこれ幸いと洗車に励んでいたようでした。ちなみにここは村人関係の専用洗車場というところだったのでしょう(もっとも現地で車を所有しているのは村の有力者&雇われ運転手さんくらいのものなのでしょうが)



それが証拠に、すぐ横を行くPMV公共トラックバスは荷台まで満員御礼ですからね。

さっき滝に飛び込んだ勇者の赤シャツくんは手作りのパチンコでこっちを威嚇しています(笑)。そんな中、うちらは宿から持ってきたランチでお昼ご飯(もちろんこの村に食堂なんてものはありません)。昨日ハウスポロマンの宿でシェフと無駄話をしながら、「じゃ、明日はTakemaの好きなランチボックスを作ってやるよ」と偶然打ち合わせというか要望を聞いてもらえたランチですから、味も量もばっちり(もっとも味付けについての注文はしませんでしたけど)。美味しいパスタと鶏肉とパンのランチを、川の音を聞きながら食べるのはこの上ない贅沢です。しかもここはパプアニューギニアなんだから。
おまけコメント:PNGでは基本的に1日2食というのが普通のようです(その割にはさっき昼間からお芋を食べていた男性×2もいましたが)。だから上の少年達も含めてうちらのランチを物欲しそうに眺めてくるというような気配はまったくありませんでした。そういや、Mt.Wilhelmの山岳ガイドさんも自分の昼飯は持っていなかったよなぁ(もっともあの時は到着が遅れたこともあって着くやいなや食べていたようだけれど、すでに12時間歩きっぱなしだったからあれは仕方ないですな)。
そんなこんなでくつろいでいるうちに、対岸の村の方から何人かの女性たちが歩いてきました。ん?あなた達とは先ほどどこかでお会いしたような?

その顔のペインティングは‥そう、さっきまでダンスの衣装をまとっていた女性陣です。どうやら着替えだけをすませ、ペイントを落とすためにこの川まで来たようなのですね、すっかりラフなふだんの服装にかわっています。でも何だか‥

もちろんフェイスペイントの問題なんですけれどね。このあとの彼女らの振る舞い(照れてましたし)はごくごく普通の女の子でした。あ、タバコをねだられたっけ。
おまけコメント:煙草を吸わない人はあまり関係がないですが、現地ではタバコをよくねだられます。ねだられるということはある種の親愛の情が根本にあるわけですし、そのことをきっかけとして「よりお近づきになれる」というのはこの国に限らずよくある話です。ただ「あ、ボクにももらえる?」系で、あげるべき本数が突然増えてしまうというのはこの国滞在中にこれまたよくある話でした。タバコは多めに持っていきましょう!

お化粧を落とした彼女たちは、すっかり「村の女の子」に戻っていました。ちなみにTakemaがモテモテなのは、デジカメ画像を見せていたからです。しかしその割には、3人が一眼レフにカメラ目線ですな(笑)。
さて、そんなこんなでこの日の行程も終了しました。予定通りワバグに行っていたらどんな体験ができたのか(またはできなかったのか)はわかりませんが、今日は今日で結構楽しかったぞぉ(ホント)。

早めに着いたのでしばしくつろぎます。もちろん買い置きのSPラガー(South Pacific Lagar Beer)は夕方前のわがよき友となってくれます。部屋に戻ってしばしすると定時の雨が降ってきました(だいたい夕方は必ず降った)。おしんこどんは横でしばしの午睡にまどろみはじめます。Takemaはくつろぎつつ下のような無意味系写真を撮っておりました。

しかし、この日のイベントは実はまだ終わっていなかったのです(笑)。

[戻る]  [次へ]