おおっMae Nam Khong だ!


Mae Sai -- Golden Triangle -- Chiang Saen -- Mae Chan --Chiang Rai

寒い。部屋の中でも吐く息が白い。タイだからといって油断するととんでもないことになる。チェンライでも同じだ。

この時、メーサイから川向こうのミャンマー側に続く橋は閉鎖されていた。なんでも、ミャンマー側にゲリラが出没して政情不安だからとのことだが、ちょっと残念。初めてここに来た先輩Iさんも残念がっていたが、閉鎖の情報は既にチェンライのGHで聞き知っていたので、あきらめて向こう岸を見るより他はない。渡ったところで向こう側の町であるタチレクに何かすごいものがあるってわけでもないんだけどね。  

   

上の写真は左が1993年当時、ごく普通に橋が開いていたときのもので、右は1996年、今回のものである。もっとも、この橋の閉鎖は一時的なものだろうから、今はごく普通に開いてるんじゃないかな。
なお、橋は閉じていても、人々の往来や物資の流通は普通通りらしく?この橋の上流では親子連れが川を渡ってミャンマーに帰っていく姿が見られたし、橋の下ではタバコ(マルボロ)のカートンがミャンマー側からタイ側に向けて投げられていた。密輸っていえば密輸だけれど、それよりも、ただの1カートンも川に落とすことなく投げられ、受け取られていくそのコントロールに感心しつつクロスタービールを飲むtakemaであった(前日の話)。

さて、今日はゴールデントライアングル・チェンセンを経由して一旦チェンライに戻る日だ。9:00前、メーサイの丘の上にあるワットに上がっていく。ワットの横には展望台があり、そこからはメーサイの町はもちろんのこと、ミャンマー側の景色もとてもよく見える。左の写真はサイ川上流部を眺めたもの。手前がタイ、川向こうがミャンマーで、GHは中央の集落のあたりかもう少し上流部に行ったところに何軒かある。ちなみにメーサイの町自体はもっと大きいのでご安心を。なお、このGH周辺にも、少なくとも2軒のレンタバイク屋があった。ドリームが主だが、DT125やセローもあった。

この後市場をのぞき、食堂でビーフンを食べ、いよいよ出発だ。GTへの道は快適。車の通行も圧倒的に少なく、のんびりと走るのが正解です。メーサイからは2本の道がありますが、1本はちょっと道が狭いし、案内標識もほとんど皆無だった気もするので、不安だったら1290号線経由で行くのがいいでしょう。そのためにも、出発前にロードマップを必ず手に入れておくことが必要です。

   

さて、どこをもってGTの中心部とするかは悩むところかも知れません。いくつかの看板やオブジェがあちこちに点在するためですが、一番の正解はすぐ上の写真の場所ではないでしょうか。立っている場所はいうまでもなくタイ、後ろ側の中州はミャンマー(ちなみに間を流れてるのがメーサイから流れてきたサイ川)、そして大メコンを挟んだ向こう側がラオスですからね。一番地宜に叶っているような気がします。ただ、この写真は1993当時のもので、1996に行ったときには看板もありませんでした。そのかわり、しばらく行ったところにえらく立派な(右の写真)モノができていました。ちょっと大げさかも。シブ好みの人は自分だけのポイントを見つけるのもいいかも知れません。いずれにせよ、ここではお茶やコーラでも飲みながらのんびりとするのがいいと思います。

さて、チェンセンへはほんの一走りで着いてしまいます。ここで昼飯。川沿いにいくつか食堂があるので(英語メニューもあり)、気に入ったところで食べればいい。しかし、ここも数年前に比べれば大きく変わってしまった場所の一つ。昆明へのフェリールートが開かれる以前のここは、本当にのんびりした田舎町だったのに、なんだか人も車も以前の比ではなくなり、随分落ち着かなくなってしまいました。さて、ここではとりあえず船をチャーターしてメコン川周遊としゃれ込んだのですが、これはGTの船着き場から乗り込んだ方がいいかも。そっちのほうがメコン川をさらに上流まで遡ってくれます。いずれにせよ、ミャンマーやラオスの人たちの生活がかいま見られるという点ではおすすめです。前回はゼータクにも1人で貸し切ってみたのですが、全く不安はなし。女性一人でない限りヤバイことはなさそうです。料金は前回:貸し切りでB300、今回は二人でB500でした。しまった、料金交渉が甘かったか!

なお、「メコン川から見た風景」はこちらにあります。  「ボートから見たミャンマー・ラオスの人々」

チェンセンからメチェンまではのんびりした田舎町の雰囲気たっぷりで面白いのだが、国道1号に合流してからは、ただスピード出せるだけで(80−100km)風景はいまいち。なお、12−1月にかけて、メチェンからメーサイまでの間にはイチゴ売りの露店が並びます。結構おいしいのでご購入あれ。

この日の夜は Lek House にてシャワーを浴び、2日前と同じ食堂で激辛サラダにハフハフし、セブンイレブン(!)でマイルドセブンと牛乳・缶ビール・ポテトチップスなどを購入し、うだうだして寝る。

そんなわけでGT方面の旅も無事終了。明日はオフロードをルアミット村まで。象に乗る!

 バイク−象−バイク−宴会(ルアミット村に象乗りに行く)

 象の村までオフバイクで行こう!(タイ旅行スタートページ)