(NZワーホリその10)

NZ南島のトランピング(その4) Routeburn & Caples Track


QUEENSTOWN(車) → GLENORCHY(バス) → ROUTEBURN SHELTER →(4h) ROUTEBURN FALLS →(5h) MACKENZIE → (3.5h)HOWDEN →(5h) UPPER CAPLES HUT →(6h) LAKE WAKATIPU →(モーターボート) GLENOCHY (5days)

いよいよメジャーなトランピングルートにさしかかりました。今回と、このあと行くMilford Trackなんかは日本人も多いものね。もう、とにかく人が多かった。でも、やっぱり整備はされてるし、歩きやすかったのも事実。特にここの前に歩いたルート(Arthur's Pass)が大変だったこともあり、何だか散歩に来てるような気分になりました。

2000.2注 この頃(1990)、ルートバーントラックを歩くのには予約の必要がありませんでした。
ROUTEBURN 入口

ルートバーントラックの入り口までは、ハイシーズンなら毎朝クイーンズタウンからバスが出ています。予約は・・必要だったかも知れない。いかんせん自分は車での移動なので、公共交通についての記憶が飛んでるのでお許しを。その途中のグレノキーでキャンプして、そこから登山口までのバスに乗りました。あ、もしかしたらグレノキーでバスの予約したかも。グレノキーは小さな集落なので、必要な食料などはきちんとQueenstownで買っておくことです。もちろんいかに有名なトラックとはいえ、小屋に売店なんてものはありませんぞ。ビール飲みたきゃ自分で背負いあげることです。

バスを降りると、すぐに写真のような看板が出てきます。ここからはしばらく山腹の樹林の中を行きますが、飽きてきたなあ、と思う頃川沿いのルートに変わります。とはいっても、Riverbed(河原)にすぐ出るわけではありません。でも、もう少し行くと河原を行く平坦なルートに変わります。

河原からの展望

河原歩きとはいえ、展望もよく、左のような雄大な景色も望むことが出来ます。この日はそんなに長い行程でもないので、ちょっと昼寝なんてのもいいかも知れません。もっとも、そのために寝る場所がなくなっても知りませんけど。今はどうだか知りませんが、この頃のルートバーンは定員制限などなかったので、結局床の上で寝ている人もいました。
Falls Hut

Falls Hut の前はこのように多くのトランパーで賑わっています(今は新築されたといいます)。ただ、ごみごみしているのが厭な人は、すぐ上の滝の上まで行ってみて下さい(ほんの数分)。雄大な展望の中で昼寝が出来ます。ビール飲むのもそこがベスト。

多分ケアというオウムに似た大きなトリが出没してくれると思いますが、人をおそれないこともあり、食べ物などを散らかしておかないことです。

翌日は Harris Saddle を越えてMackenzie Hut まで。峠越えか、大変そう・・と思うかも知れませんが、峠までの標高差は300mあるかないか(多分ないでしょう)。前日の標高差の方が遙かにありますのでご心配なく。いかん、何だかガイドブックみたいになってきたぞ。


Harris Saddle with Kea

この頃になるとすっかりNZの山に慣れてきていたていたTakemaは、この日トップで出発しました。人が多いとそれだけ落ち着かない、と思ったからですが、それが正解。のんびりとルートを上がり、景色を堪能できました。峠の頂上のシェルター(写真)も、小さいとはいえ居心地良さそうだったな。

なお、写真の左下で毛づくろいしているのがKEA。この写真では随分黒く見えますが、実際の色は濃いめの緑色。ただ、羽を広げるとその内側は青、黄、赤のグラデーションで、まあまあきれい。もっとも、やや薄汚れた感じの色合いには変わりありません。

でもここからが下りとはいえ長いんですね。だらだらと山腹を下り(景色はいいはずなのだが、谷むこうの山々はガスに隠れてしまったので見えない。)、小屋に着くが早いか雨が降り出した。したがって、自分以外の全員のトランパーはびしょぬれになって到着ということに。うーむやはり早立ちするに限るなあ。あ、でもあっちではあまり夕立の心配をする必要はありません。どんな時間でも、降るときは降ります。あとは運ですね。駄目なときは1週間粘ったって駄目ですし。

実はここからはほとんどろくな写真がありません。このあと2日、きちんと雨にやられました。まあ、前半晴れただけ良しとしよう。このあと、ほとんどのトランパーは HOWDEN 湖からTHE DIVIDE (ミルフォード側の登山口)にと降りてしまいますが、こいつはHOWDEN から再び別ルートでワカティプ湖を目指します。CAPLES TRACK です。でも、このルートはそれほどすばらしい、というほどでもない。ただ、釣り好きなら、もう一つ南側のGREENSTONE TRACK とともにかなりの大物が期待できるようです。参考までに、どちらもフライのみ可。ルアーやエサ釣りは禁止でしたので念のため。なお、HOWDEN湖のロッジに泊まるのなら、是非 KEY SUMMIT までは行ってみて下さい。小屋から20分程度で、すばらしい景色が広がります。
さて、QTから目指すは TE ANAU。いよいよミルフォードか、と思いきや、その前にケプラートラックへと向かいます。ご存じの通りミルフォードは予約制。日程的にまだ先だったので、ちょっとその前に一登り、と思ったわけです。しかし、山ばっかりのぼってるように見えるでしょうが、ちゃんと観光や宴会もしてますので念のため。

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