ちょっとお散歩 in Fiordland

--- その1 Lake Marian ---



ああ、何とも秘境の湖、それは間違いないんだけれど‥



セルフタイマーで撮ったのがあまりにもわかりやすい波紋(笑)。

どこかTe Anauから日帰りで行かれる「秘境」的なところはないかなあと思って行ったのがここ。ホリフォードトラックとの分岐になる林道を少し進んだところにある登山口からえっちらおっちら登ったなぁ。当時(1990)はだぁれもいなかった。キーサミットから見るとほんの僅かに湖の端っこが見えるのだけれど、やはり行く人は少ないと踏んだのが正解。でも道はかなりしっかりと整備されてたぞ(途中土砂崩れで崩壊してたけど)。


どう見ても氷河のモレーン湖、しかもこんなにわかりやすい氷河地形はないなぁと思っていたのだけれど、さすがにサンドフライの数は生半可なモノじゃない。余裕こいて写っているように見えても、シャッターがおりるやいなや「こらぁ、食ってるんじゃねぇ!」の嵐。実はここで昼ご飯♪の予定が、そんなのんびり食べられる状況ではなくてさっさと撤退しちゃったのですね。このエリアのサンドフライ密度はすごいよぉ、水辺だし(怖)。

--- その2 ガートルードサドル ---

だいぶシブい日帰りルートの割には気持ちいいんですなこれが。テアナウから行けばホーマートンネルの手前のシェルター脇から登り始めるルートです。どこだどこだと思われる人も、この風景さえわかっていれば大丈夫。バスだってゆっくり走る場所だもの。


んでもって、ここから向かいの絶壁に向かって左側に細い道がついてますんでそこをたどっていけば問題なし。ただしその細道の入口はわかりにくかった!近道しようとしたらボルダリングを強いられたもんなぁ。

踏みあとさえ見つかればこっちのもの。あとは正面の壁に向かってひたすら歩き、傾斜がきつくなってきたあたりでカクンと左に折れ、あとは沢沿いにとにかく登っていくだけ。Lake Marianよりはしんどいし、手を使った登りもあるけれど、天気さえ良ければ気持ちいい沢登り気分を味わえることこの上なし!そして峠からはこんな景色が!



誰もいない峠の向こうには、あまりにもわかりやすいU字谷が延々と連なっていたっけ。

この日はあんまりにも気持ちが良かったので、この一枚岩の上でビール飲んで昼寝してました。そよ吹く風、気持ちよかったのだ。
そして、いいかげん日が陰って来たところで下山開始。ようやく車まで戻ってみたら‥「あんなぁ、お前らなぁ」。

ドアミラーに2匹、真上に1匹、ハッチバック上部に1匹、そして車の後部に1匹(さっきまで上に乗ってたんだけど)、計5匹がわが愛車に群がってやがりました。ま、この写真はザックを積んだあと、半ドアにしたまま戻ってきたときのもんですが、「おめぇら、パッキンゴムかじるんじゃねぇよ!」

この時、近くに張っていたテントのフライはもうボロボロ。ガムテで補修しつつも「許さんぞケア!」と深く心に誓ったTakemaなのであった。

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