(NZワーホリその15)


                 

NZ南島のトランピング(その8) スチュワート島

FERRY

南島の最南端の都市インバーカーギルからスチュワート島に行くには飛行機(セスナ)と船(Bluffから出る:写真)との二通りがありますが、天気が悪いときはどちらも欠航します。ただし船の方が出る確率は高いです。ただし、そんなときの船は要注意。人生最大の船酔いを体験することになりかねません。Takema の時はすごかった。船よりも高そうに見える波の中をどんぶらっこっことそれこそ木の葉のようにもまれながら行くんだからね。トイレは大渋滞。そのトイレを待ちながら吐きまくる乗客続出。
うーん、次に行くときはセスナにしよっと。

スチュワート島には多くのコーストトラックがありますが、基本的にとっても muddy です。泥の中を行くルートが多かった。靴は汚れるものだと割り切って泥の中を行くのが賢明です。島唯一の町オーバンはとても物価が高く、一軒だけの商店の品揃えも決して満足のいくものではないので、買い出しは必ずインバーで。

自分の行ったルートは、島の最高峰 Mt.anglem の往復をのんびりとやったので、5泊6日でした。無理してテントを持っていく必要はありません。ちゃんとHUTがあります(でも自分は律儀に背負っていった)。

Chrisitmas Hut

これはクリスマスビレッジ(とはいっても集落があるわけではない。コーストトラックと山頂との分岐点に位置する)のハットです。きれいでしょ?

ここに限らず、NZの山小屋はどこもきれいですね。無人だけれど、使う人のマナーもものすごくいいようです。使った薪の分だけ必ず補充しておくとか、日本の避難小屋でも是非そうあって欲しいのですが・・
さて、このハットの向かいにある浜、一見するとなんの変哲もない石ころ浜なのですが・・
PAUA BAY
じつはここ、幸せの宝庫。干潮時に膝上まで海に入って、海中の大石をひっくり返すと・・そこにはアワビが、あるわあるわ。直径10〜15cmくらいのが、それこそ信じられないほどたくさん付いてます。いやー、堪能しました。実は自分、それまでの人生の中でアワビって、食べたことなかったんですね(情けないかなあの時25才)。超高級品だし。ここではそのアワビが何と食べ放題。

アワビ刺身、アワビ踊り食い、アワビラーメン、アワビ野菜炒め(写真)、アワビ炊き込みご飯、アワビサンドイッチ(ちなみにこれはいただけなかった)などと、もうアワビづくし。醤油必携です。お酒もね。あ、ちなみに小さい奴は取らなかったぞ。

アワビ野菜炒め
とにかく、ここまで行くことがあったら、是非トライして下さい。もっともよほど日程が取れないとあそこまで行けないけれど。だからこそあれだけ残ってるんだけれどね。量的にはカイコウラの比じゃありません。

さて、アワビの話ばかりになってしまいましたが、このハットから往復5時間でMt.Anglem(標高980m)に登ることが出来ます。景色は良好、道は、迷うことはありませんがちょっとmuddyだったな。まあ、ここまで行くのなら必ず登って下さい。ちなみに海岸線沿いのルートはまだまだ続いていますが、そっちへ行ってしまうとさらに2週間くらいかかってしまいそうなのでこの時は行きませんでした。ただ、漁船をチャーターして一気に行くことも出来るような情報もありました。もちろん結構なお値段だとは思いますが、お金のある人は問い合わせてみて下さい。

そうそう、全く関係ありませんが、船の出航するBluffの埠頭で釣りをしていたら、何とペンギンがエサを狙ってきました。釣りあげるわけにはいかないけれど、興味のある方はどうぞ。ん?

さらに、アワビの乱獲には注意して下さい。えらそうなことは言えないけれど、確か法律で「取っていいアワビ」のサイズが決まっています。忘れてしまったけれど、確か15cmだったかな。日本的サイズのイメージで乱獲するといずれなくなってしまいますからね。


さて、そんなこんなでスチュワート島をあとにしたtakemaは、いよいよ帰国の途へ。帰り道のクイーンズタウンで知り合った日本人と車の売買交渉が成立し、クライストチャーチで引き渡し、最初に居候させてもらった Ron のところにお別れの挨拶をし、それからはもう普通の観光旅行と同じで、列車やバスを利用して一気にオークランドへ。さあ、一年ぶりの日本だ!と思いきや、なぜかシンガポールからボルネオ島に渡ってしまうのですね。そう、東南アジア最高峰といわれるキナバル山に登るためです。NZとは関係ありませんが、良かったら見てやってね(正直言ってたいしたものではないです。)キナバル及びボルネオ情報情報は「Jalan Jalan」のHP(http:/www.junmas.com)でどうぞ検索を。

Go to  キナバル山に登る

Back to NEW ZEALAND ワーキングホリデー