ちょいと気軽に篭ノ登山

(1999 5/30)
この日は早起きして谷川岳頂上でも行ってくるかと思いきや、前日予想外に蒲田で飲み過ぎ(女の子がらみだとこれだから・・)、目覚めたのは6:30過ぎ。これから千葉を出発して今日中に頂上登って西黒尾根を下って、さらに千葉まで帰ってくる!というのはあまりに疲れすぎるし遅くなる、と思ったTakemaは急遽予定変更。結局お手軽ハイキング(登り約30分で標高2200m!)を決め、一気に小諸インターまで。小諸インターを降りてからコンビニで朝飯を買い出しし、地蔵峠から池ノ平の駐車場へ。

ここは高峰林道の途中にあり、数年前、地蔵峠からここまでの区間が舗装されたのでオン車でも全く問題なく来られます。で、ここは篭ノ登山のほか、池ノ平湿原と三方が峰方面のライトハイクのスタート地点ということもあり、結構賑わっています。なお、池ノ平方面についてはここに情報がありますので行ってみて下さい。でも今回はあえて篭ノ登山へ行くことにする。

最初は平らな道。少し下ったところから傾斜が少しずつ増してくるけれど、所詮30分の登りなのだ(看板には50分とあるけれど、普通に登れば30-40分じゃないかなあ)。で、途中から展望が開ける。池ノ平湿原を手前に見ながら、佐久・小諸盆地の景色、そしてその向こうに八ヶ岳(ただし盆地全体を見下ろしたいのなら三方が峰の方がいいです)。振り返りつつ登ればすぐに頂上です。ホントにお手軽。湯ノ丸山などよりさらに簡単です(でも湯ノ丸山のツツジもすごいという話を聞いたことがあるような・・)

   

頂上からは北アルプス全山が一望できます。写真ではちょっとかすんで見にくいですが、実際はもう少しきれいに見えました。で、目を北に向けると今度は上越国境方面から根子岳の方まできれいに見えます。もちろん東には大きく浅間山が。頂上は広いので、自分の気に入った景色の見える側で大休止するのもいいでしょう。今回Takemaはsunburnの恐怖のことも全く気にせず1.5時間くらい昼寝してました。おかげで顔は真っ赤に。自業自得だ(笑)。なお、これだけじゃ物足りない人は西篭ノ登山を往復してもいいですし(往復30分)、さらに高峰温泉のほうにミニ縦走するって手もあります。でもわたしゃ寝てましたが。

 

樹林帯にはあちこちでヤマザクラが小さな花をつけ、林の下生えにはゴゼンタチバナなどが小さな葉を広げ始めておりました。ここでは今が春本番といった趣。

そこからは鹿沢-(広域農道)-北軽井沢-万騎林道(舗装済)-倉渕村-松井田、そしてしっかり「峠の釜飯」を夕食兼おみやげとして入手後帰京と相成ったわけです。しかし、途中で何気なく立ち寄った造り酒屋「大盃」の大吟、値段はそこそこだけれど、しっかりした味を持った中にさっと切れる鋭利なナイフのように微妙なすっきりさを兼ね持っていて、すっかり気に入りました!(もちろん家帰ってから飲んだんだよ。しかし何だか「美味しんぼ」みたいな形容しちゃったなあ))。で、あんまり気に入ったので牧野酒造さんに(今のところ)何の断りもなしにきちんと紹介しておきます。場所はマップルで行けばP69「榛名山」の3D、「倉渕温泉」からR406を南下した左側です。社長さんも、明らかに偶然立ち寄ったとしか思えないTakemaに、ここの水のすばらしさから売り切れ御免の話、吟醸香にこだわる日本酒指向についての一家言など、いろいろお話しいただきました。ちなみに、よく「香り吟醸か味吟醸か」なんて考え方がありますが、こと「味吟醸」を標榜する倉の吟醸酒の中には、一歩間違えばひね香ともとられかねない感じのお酒があるような気がします。







Takemaはどちらかといえば香り吟醸派なのですが、ここのお酒は基本的に味吟醸、でもだからといってここのお酒はほのかな「お酒の」香りもあり(いわゆる吟醸香、フルーティと単純に言いたくはないけれど)、その香りもまた捨てがたい。ということで、ここしばらくのTakemaの酒遍歴の中ではかなりの上位にランクできると思います。

なんてこと書いても、お酒の好みはあくまで自分次第。でも、いいお酒ですよーっ!

     牧野酒造株式会社

     370-3401 群馬郡倉渕村大字権田2625-1

     tel  027-378-2011

     URL  : http://www.gunmanet.or.jp/harunasan/
     e-mail : makino@mail.gunmanet.or.jp


てなわけで、何だか最後は篭ノ登山がメインなんだか大盃がメインなんだかわからん感じになりましたが、まあ許してね。