ちょいとバンジー、その後は温泉で・・


猿ヶ京といえばすぐ連想するのはバンジージャンプ(なにそれ?っていう人はここから勉強しにいってね)。で、そこから車で3-4分のところにある日帰り温泉施設がここ。ここに初めて行ったのは1998の9月だったのですが、その時はTakemaも正直言って期待していなかったんです。やっぱりネーミングからイメージする雰囲気ってあるじゃないですか。しかし、いざ行ってみたら全然予想と違う。どう違うかっていうと・・

あ、すみません。お風呂その他の写真は1枚もないのでお許しください。今回行ったときは男湯は貸し切り状態だったんだけれど、フィルムがなくなってました。というわけで文章でお許しを。(1999年5月22日)

2002年5月追記

な、なぁ〜んと、ご主人の田村さんによる革新的なアイディア登場!

「洗い場が畳敷き」でございます!

とまぁこれだけ聞いても「なんだそれ?」と思われる方も多いでしょう。しかし、それは固定観念のなせるワザ。写真を撮ってきたのでまずはご覧下さいな。

は、果たしてここで身体洗っちゃっていいんだろうか?と思うこと必定です。私もしっかりたまげさせていただきました。これに限らず、お風呂場の随所にご主人のアイディアがちりばめられています。今後もどんな変化が起こるのか楽しみです。

   あたりまえだけれど、お風呂がいい感じ。

入り口から渡り廊下をてけてけと歩いていき、途中の玄関で靴を脱ぎます。浴室のある建物はまだ結構新しく、何となく木の香りもする落ち着いた雰囲気です。男湯と女湯は確か日替わりで変わります。「猿岩窟」と「亀仙人」だったっけ、あれ、忘れた。「亀・・」じゃなかったかも。浴室はどちらも木をふんだんに使った作りで、天井は高いし、いい感じです。どちらの場合も真ん中に置かれた大きなかめに荒塩がたっぷりと詰められており、それで体をこするとなんだか因幡の白ウサギになれるような気がして(笑)おもしろいのです。で、それぞれこんな感じ。

[亀仙人]

広い内湯。ジャグジーとかのややこしい設備がついていないのがかえって落ち着けていい。表にでると、半露天風呂。離れのような建物(四方の壁はすべてガラス張り)のなかにお風呂がある。これは冬場対策なんだろうなあ。で、そのそばには3つのかめが置かれていて、そのそれぞれにお湯が小さな打たせ湯形式で流れ落ちてきている。いわば小さな小さなプライベート風呂といった感じですが、人がそのかめに入ってるのをはたから見ると、何となく「釜ゆで」を想像しちゃうんですよね。

[猿岩窟]

内湯の湯船はなんとなく亀仙人よりは小さいような気がしますが気のせいかな。寝湯のできる広いスペースあり。で、表にでるとこちらは純粋な露天風呂。ただ、亀仙人・猿岩窟とも露天からの展望は特に期待しないでください。で、こちらの特徴は「岩窟サウナ」。サウナといってもここのはいわゆる「和風サウナ」で、温度はそれほど高くありません。ただ、室内には明らかに湿度100%であることを示すかのように湯気の粒子がゆっくりと漂い、天井からは時折ポタリポタリと滴りが落ちてきます(冷たくはないです)。洋式サウナと違って我慢大会的な雰囲気にはならず、マイペースでゆったりと落ち着くことができます。もっともそれほど広いわけではなく、3-4人くらいが限界かな。

   お風呂からあがった後のお楽しみ。

あ、言い忘れましたがここの入浴料はおひとり1000円です。「高い!」と思う人、あなたは正常です。いつだったか、熱海の近くの某湯?原温泉の日帰り施設で法外に高い入浴料(たしか2000円くらいはしたはずだぞ)に愕然とし、もちろん入浴する気も失せてしまい、こんなところ2度と来るもんかと誓ったTakemaと同じ感覚をお持ちの方です。基本的にただ入浴するだけだったら500円以上はあんまりイヤだなあと思います。そのかわり妙に立派な施設なんかは期待しないから。そんなTakemaがどうしてここだけは文句も言わずに1000円払うのか。しかもリピーターになってる。で、その理由は2点。


その1 この入浴料にはあるものが含まれています。それはなにかといえば、なぜか「心太(トコロテン)」。それも、昔懐かしい、自分で押し出して作る、あの道具つき。お風呂からあがってお座敷のテーブルに座り、スコンと自分で押し出した冷たい心太につゆをかけ、そのままずるずるっとすすれるのは、とってもうれしい。ビールを禁止されているツーリングやドライブ中のライダー・ドライバーに対するあたたかな心配りを感じます。アイデアとしてもなかなかの優れものですよね。なお、ここは温泉センターとはいっても基本的に個人経営ですから、公営の日帰り施設に時折見られるような事務的な冷たさを感じることはありません。ご主人も気さくないい方ですよ。

その2 ここのお座敷がなかなかレトロな感じで結構落ち着けるんです。むちゃくちゃ混んでいない限りいつまで座っていてもいい、というお店の方の雰囲気もあいまって、風呂から上がってゆったりとくつろげる。いわゆる最近はやり系ではどこもソファーか椅子じゃないですか。畳に座ってくつろぐってのはやっぱりいいものです。ちなみに軽い食事もできます。ここのざるうどんはなかなかのものです。群馬というとやはり蕎麦よりうどんを連想しますが、ここのもなかなかです。そういえば、前にきたときはたしか「冷トマト」とか、ビールのつまみになりそうなメニューがやたらあったような気がしたけれど今回は見なかったなあ。見落としただけなのか、それともやっぱりやめたのか?飲み屋じゃないんだしね。

まあ、そんなわけでちょっとその気があったら行ってみてください。超強力おすすめ!というわけではないにしても、少なくとも「何なんだよ、失敗したなあ」という気にはさせられないと思います。特にのんびりしたい系のライダーにはうれしい施設といえるでしょう。ライダーは食事の時以外に部屋の中でゆっくり落ち着ける場所ってないしね。