「ランプの宿」が売り物。
もともとテントを持ってきていたので「泊まりは全テント!」のつもりでいたのですが、いかんせん夜を押しての高速道600km+山越えはあまりにTakemaの疲れを誘い、しかも田代元湯&下湯ダム温泉をうろうろしてきたこともあり、今夜はテント張りたくない&メシを作りたくない!の願望がむくむく。よって、午前中に電話予約をして泊まったのがここ青荷温泉でした。
以前(1997ころ)、ここには一度泊まったことがありました(その時の記録はこちら)。やはり当日に予約を入れて、あてがわれた部屋は離れの落ちついた建物。その時の印象がよかったもんで、まぁ「温泉ホテル」に泊まるよりははるかにいいしということだったんです。
着いてみたら、建物は増改築されていてかなり大規模に。風呂も新しい建物が建っていて、以前を知る自分にとっては多少興ざめでした。でもまぁ「秘湯を楽しむ」旅行者にとっては、乳頭温泉郷と同じ雰囲気で捨てがたい魅力を感じるのでしょうから、混雑するのもあたりまえです。そう思えばいいか。しかも、ほぼ満員と思われるこの日の宿泊客も、21:00を過ぎたらみごとに静かになっちゃいました。
そのかわり?朝目覚めるのは早かった。6:00過ぎにはすっかり目が覚め、昨日は行かなかった混浴内湯を貸し切りで満喫。かつて内湯の外側にあった木々は刈り払われ(悲)、そのかわりに奥の滝が見えています。嬉しいというのか悲しいというのか(個人的には後者)。
さて青荷温泉を出発後は、おしんこどん初エリアの十和田湖&奥入瀬に足をのばします。とはいっても(おしんこどんには悪いのですが)、どちらもそそくさと立ち寄るのみ。子の口や十和田湖(休屋)に至ってはただただ通過。ごめんね。
黒石方面から子の口に抜ける国道は車も少なく快適。途中何ヶ所か湖に降りられる場所があり、だぁれもおらずにとっても快適。のんびりしていたら赤とんぼが指に止まって、これまたまったりしておりましたとさ(マウスオンしてください)。
銚子大滝のすぐ脇には、それこそこぶだらけの大樹あり。こういう木々は、下枝が折れるとその傷ついた部分を補修するために樹液などが出て、結果としてこうなるのだそうな。こんな木があちこちに見受けられるのだから、やはりここは豪雪地帯なのですな。ただ、十和田湖から流れ出している水はさほど冷たくもなくちょいと興ざめだったかもしれませんな。
そんなこんなで、もっと奥入瀬を見たいというおしんこどんの要求をしり目に、Takemaは発荷峠を越えて一路小坂を目指します。観光バスはみな大館方面に向かうので、この県道、通称「樹海ライン」はめったに車とすれ違うこともなくてガラガラです。途中には「日本の滝百選」に選ばれた某滝、そしてその向かいにある休憩所の「キャベツラーメン」はなかなかの味。静かでいい場所だなぁ。
さて、小坂の町に出た後は一路目指すぞ八九郎!というわけにはいかず、のんびりとShellにてオイル交換。高価なオイルを長く使うよりも安くていいから新しいオイルをさっさと変えたほうがいいっていうのは鉄則だものね。おいおい、でもこれって地球には全然やさしくないぞ‥。
さ、そんなこんなでゆっくりした後は、いよいよ「八九郎温泉」兄弟群を目指します。それはどこかって?それくらいは自分で探してくださいな(笑)。