- 2011年末NZその12 マセソン湖お散歩大満足、Petrol満タンには無念の手こずり(笑) -



うーん、ズームすると湖面の乱れがばれちゃうのね(マウスオンでズームアウト画像に変わります)。

上の画像でわかるように、この日もまた絶好のお天気。NZ4日目ですが、雨といえばマルイア温泉での夕食時に30分ほど降っただけで、日中はずーっと快晴の状況が続いてます。特にこのウエストコーストは多いところで年間6000mm以上の降雨量があり、とあるネット上の記載によると「1年のうち200日は雨」(もっと多そうな気がしますが)。それだけ雨が多い地域なのに、こんな快晴が続くってあまりにも恵まれてますよね。こりゃどこかでしっぺ返しを食らいそうな気がするぞ(笑)。

さてこの日はクイーンズタウンまで。移動距離こそ330kmありますが、途中にアクティビティの予定を入れていないので「到着できればそれでよし」。気楽に行きましょうというわけで、まずは出発前に宿近くのマセソン湖(Lake Matheson)をお散歩してきましょうかね。ワーホリ時にも「行ったという記憶」だけはありますが、具体的な景色の記憶は皆無なので‥(というか確かやっぱり天気は悪かったという記憶なんですが)。

宿からマセソン湖近くの駐車場までは約5km。そこから遊歩道で湖を一周すると1.5時間ということですから、町から徒歩で往復するとトータル3.5-4.0時間ですね。実際荷物を背負って歩いている猛者系バックパッカーもいましたっけ。



吊り橋を渡ってお散歩スタート。泥炭土壌を流れる川なので水の色が茶色です。

歩道は完璧に整備されていてスポーツサンダルでも問題なく歩けます(かくいうTakema自身スポサン着用でした)。湖岸そのものよりも林の中を行くことが多いのですが、道の雰囲気はミルフォードトラックの最初&最後のエリアとよく似ていてなかなかいい感じ。雨の多さを示すかのように歩道脇にはどこもコケのじゅうたんがびっしり(右上画像マウスオン)。

20分くらい歩いた所で最初の展望ポイント「Jetty View Point」に到着。



うーん、ちょっと手前の木々がじゃまですね。

やはり少ない労力ではほどほどの成果しか得られないということか、実は今回は特に下調べもしないまま湖を一周したのですが、いわゆる「奥のほう」に位置する「Reflection Island」からのほうが位置的に綺麗に映り込みますね(このページトップの画像はそちらで撮影したものです)。
ちなみに、途中から分岐して一気に上る「View of Views」ポイントには行きませんでした。「どうせ木々の間からちょこっと見えるだけだろう」と思ったからなのですが、おしんこどんは「ここまで来たんだからせっかくだし行こうよ」とちょっと不満そうでした。今ネット上で「その地点から撮影した」とおぼしき画像を何枚か確認しましたが‥うーん行くか否かで好みは分かれそうです(笑)。

いちばん奥のあたりは湿地帯になっていて、木道が設置されています。ここまでは比較的平坦な歩道が続きますが、湖の北岸側に回り込むと結構アップダウンがあって軽く汗をかくことになります。でもここまで来たのならもう往路を戻る気にはなれません(笑)。



このあたりもシダやコケの王国ですねー(右上マウスオンで拡大)。晴れの日と雨の日とでは印象が全然違うんでしょうが(当然)。

それにしても、クリスマスホリデーにもかかわらず人が少なくてびっくり。ここReflection Islandも時折人が来るだけで、貸し切りタイムの方が圧倒的に長かったもんなぁ(Jetty View Pointまで来て帰る人が多い)。うん、そんなわけでマセソン湖の印象はかなーり良くなりました。



あとから来た方々に珍しくツーショットを撮っていただきました。さぁて帰り道を急ぎましょ。



湖から離れた歩道は草原エリアへと続いていきます。手すりが絶妙な高さなのでカメラを置いてセルフ撮影(両上画像マウスオン)。



ひろびろー。時間のない人は湖に行かずこっちだけ訪問するのもいいかも。

そんなこんなでスタート地点まで戻ってきました。ここのMatheson Cafe、晴れた日はかなり気持ちよくのんびりできそうなんですが、昨日からクリスマス休業中(残念)。でもオープンデッキ部分はテーブルや椅子も含めてそのまま開放されていたので、これはこれで良かったかな。



デッキのテーブルにカメラを据えて、サザンアルプスを一気にズーム!左画像がMt.Tasman(3498m)、右画像の奥に見えるのがMt.Cook(3754m)!

さて至福の午前中を過ごし、さーてここからはハースト、ワナカ経由で一気にクイーンズタウンを目指す‥おっとその前にガソリン入れなきゃ。

これまで書いてきたように、まさにこの日12/25のクリスマス当日はNZ全土において多くの(田舎に限ればほぼ全ての)商業活動が停止してしまうのですが、その例外が「ガソリンスタンド(Petrol Station)」。これが閉まってしまうと車社会であるニュージーランドの息の根が止まってしまうので(笑)、さすがにここだけはねというのは昔と同じなのですが、違うのは無人化が進んでいることなんですね。

ここフォックスのPSも普段は有人なのですがこの日は無人でのオペレーション、クレジットカードのみでのエントリーとなるわけです(地元の人はDebit系のEFTPOSカードとかを使うことが多いようですがわれわれは現地に銀行口座を有していませんから‥)。しかし、どうやって使えばいいのだろう?何だかアイスランドGSでの最初の格闘記憶がよみがえってくるぞ(笑)。

ヤード内に車を進めて停車。お、ラッキー先客さんがいる、ならば聞けばわかるかなと期待したのは一瞬でした。その女性ペアの雰囲気から何となく「いやぁな予感」がただよっていたのですよ(笑)。要は何だか「あーでもない、こーでもダメ、どうしよう?」と行き詰まっている様子です。そんなわけで全ポンプの収受を管轄するカードリーダー部に歩みを勧めると彼女たちが近づいてきました。どちらからともなく(おたがい同じ思いで)次のような言葉が発せられました!

どうやら彼女たちは非英語圏の方々らしく(詳しくは聞きませんでしたがKiwiやAusieなら知らないはずがないので)、「さっきからやってるんだけどうまく給油されないんですよ」とのこと。

そんなわけでカードリーダーにTakemaのカードを差し入れると、「お、ちゃんとInstructionが表示されるぞ、でもたぶんTakemaより英語力があると思われる彼女らがなぜ?」と思いつつ(確かに彼女らの英語はネイティブっぽくなかったけれど)、「よっしゃここは東洋人の心意気を見せちゃれ!」という気分にもなりました(笑)。

はいはいカード裏の番号も入力しましたよ、え、給油開始しろって?はいはい望むところです。給油ノズルのレバーを引いてしばし‥‥

聞けば彼女らも「操作方法通りにやっているのに給油できない」ことで途方に暮れていたのだとか。このあと交互にカードを差し込んでやっていたわけですが(この間に地元の車が一台も入ってこなかったのがある種お笑いです)、先に何とかしたのは彼女らの方だったかな、「Oh, イケタ!」。

要は、無人営業の際に給油エントリーサインがない場合は給油ポンプの圧力も休止状態になっているようで、ホース内のPetrolも全て地下タンクまで落とされているようなのです。だからカードを挿入してポンプオンの指令を出しても、地下タンクからPetrolを再度汲み上げてくるまでにはそこそこの時間がかかるのかと。今回はお互いそれを待ちきれずノズルのレバーを戻してしまい「どうなってんのー?」、そしてあーだこーだの間にタイムアウトというパターンを繰り返していたようなのです(NZ在住の皆さん、間違っていたらここぞとばかりにツッコんで下さいませ)。

結果として、インストラクションに従い「何も音がしなくてもそのままレバーを引いていたら」いきなりいつものスタンドの「むーん系ポンプ音」が聞こえてきて‥あとはいつもの通りの給油モードとなりました。そして‥

ほんの僅かなふれあいでしたが、まぁこれも面白かったかな。給油については外国からの方々がいざ日本のセルフスタンドで給油しようとしたらどうなるんだろう?たぶん当番の人が出てきて、もし全然英語が出来ないにしても身振り手振りで全部手伝っちゃうんだろうなぁ。いや自分もSpring Junctionでお手伝いをお願いしたし、それはそれでいいのですよ!そう思わないと20数年前の自分の存在意味がなくなりそうですし(大笑)。

さ、それではほぼお昼にFox Glacierを出発。330km先にあるクイーンズタウンの夕焼けに間に合わせられるか?いや余裕です、そんなに遅くなることはあり得ません(笑)。夜9時でもまだ太陽が出ているこの時期のNZなのですから!
[2011NZ編メニューへ]   [次へ]