- 2011年末NZその16 安直にゴンドラでボブスヒル観光、そのあとテアナウへと移動開始 -



今日も朝から太陽が出ていますがお天気は下り坂傾向の予報が出ていました。

今日はテアナウへの移動日なのですが、まっすぐ目指せば2時間ちょいで到着してしまうので午前中は市内観光とお買い物という「純度100%の観光ツアー客」として行動し(笑)、その上でのんびりと移動することにしました。いや、所詮われわれもフツーの観光客なんですけれど(苦笑)。

ほぼ10:00ちょうどにチェックアウトし、まずはボブスヒルに上がるスカイラインゴンドラの駅までやってきました。駐車場はまだガラガラでしたが、あとで上から降りてきた時にはまー見事に満車だったので、やっぱり早めの行動が大切だということがわかります。

ちなみに左上画像はゴンドラ駅のすぐ手前にある「Kiwi Birdlife Park」(NZの国鳥であるKiwiほかを飼育している鳥類限定動物園)の入口に置かれている車のモニュメントですが、この車自体がしっかり自走可能なようナンバープレートが付いているのがNZらしい。日本でこの状態で路上を走行したら‥絶対パンダ車に「はーい前の車、ちょっと止まってくださいね」‥「この屋根の上のモノは何ですか、許可は得ていますか?このようなモノを屋根に積載する場合はくどくどくど‥」。この後はたぶんろくなことにならないはずなので割愛しますが、NZを含めた諸外国ではこのあたりのユルさが何だかとってもうらやましかったりします。

ちなみに「Bird Park」なのになぜトカゲ(カエル?)が屋根に載っているのかは今でも謎なんですが、そもそもこのパークに入場していませんのでわかりませーん!なお「トカゲだったらしっぽも長いはずだし、そのあたりはどんなふうにしているのでしょ?」と思って後ろ側に回ってみたら、嗚呼合理主義というか身もフタもないというか、あまりにもわかりやすい「末端処理」でありました(左上画像マウスオン)。これを見たら日本人は引きまくると思うんですが‥NZ人はこの辺の感覚が違うのか?(笑)。

さてチケット(安直に往復)を購入してボブスヒル頂上駅へと向かいます。実は2000年の新婚旅行時にもこれに乗って上に行ったらしいのですがまったくもって記憶なし。このサイト内の当時の記録を見直して「あー、行ってたんだぁあの時も」と改めて知った次第です。かようにして拙サイトは情報発信の場であると同時に「Takema夫婦の備忘録」としても重要な役割を果たしているわけであります(笑)。

ゴンドラの途中にはこれまたバンジージャンプがあります。AJハケット運営の「The Ledge」サイトで、実際の地上高は40mちょいだと思いますが、いかんせんこのように強引に突き出た場所からのジャンプですから高度感はそれ以上というわけで、公式サイトでは「クイーンズタウン400m上空からのジャンプ!」を謳い文句にしています。しかし‥

前の方のページでも書いたと思いますが、「Takemaが飛びたいのは基本的にブリッジバンジーのみ、タワー系は『高いがゆえに貴からず』という理由から飛びたいと思わない」のであります。ここのサイトは確かにタワーではありませんが、初めてネットで見たときから「ここは飛ばなくていいや、パス!」と思っていましたし、またゴンドラから実際のサイトを見たときもやはり「飛びたい感系アドレナリン」はほぼ全く分泌されなかったのでありました。

いや、まぁジャンパーさんが飛んでいるのを見たら「楽しそうだなぁ」とは思いましたけれど、でもそれ以上でもそれ以下でもなし。



というわけで、「こだわり」という響きは着々と「老人的頑固」へと近づいていくのでありました(笑)。

まぁそれはいいとして、ボブスヒルの頂上駅に到着してみてビックリ。この頂上駅界隈があまりにも立派にアミューズメントパーク化しているんですがっ!今(2012)から20年以上前からこのゴンドラは動いていますが、Takemaのワーホリ時(1989-90)の頂上駅付近はもっと質素というかコンパクトだったように思います。それが今や!

そんな「やる気満開」のゴンドラ駅周辺に「見ただけでちょっと食傷気味」になったTakemaは(だったら来なけりゃヨカッタのにとも言いますが)、すぐさま外へ。しかしその外には一大「リュージュコース」が広がっていたのでありました(笑)。

このリュージュにいきなり心を奪われたのは他ならぬおしんこどん、「乗ってみたいぞオーラ」を細々と発射しておりました。しかしなぜ細々だったのかというと‥

何だかこの時は「何でこの場所にこんな巨大コースを作っちゃったんだよしょうがないなー」という思いが満載で、そうなるとその瞬間にある種敵対的な印象を形成しつつあった対象であるこのリュージュに「自分が乗る」という選択肢そのものが全く存在していなかったのであります。そのオーラをおしんこどんも当然のごとく受け止めた結果、「乗ろうよー」というようなある種挑発的な発言を自粛していたわけです(おそらく)。

そんなわけで、しばらくはリュージュの乗り場周辺のルピナス自生地界隈で写真などを撮っていたわけですが、と、ここで周辺を眺めていたTakemaがふと発見!


(右上画像マウスオンで拡大します。ついでに左上画像マウスオンも無意味にルピナス畑に変わります)

あーたぶん間違いない、あそこは1989年にTakemaが今のところ最後にスキーで滑ったコロネットピーク、しかもワーホリ中ということもあってスキーウェアもなく(念のためいえばレンタルウェアもあったのにそれをケチったので)、黒のスリム系Gパン+上半身のアウターには日本から持参していた八方尾根のロゴ入りポンチョで滑っていたのでありますよワーホリ日記の8/1に同じ記載あり。見直してから書いたわけでもないのによく覚えてたなー、昨日何を食べたかは覚えてないのに(笑))。

さてそんな懐古趣味に浸っているうちに心の守備範囲を広げたTakemaは、「自分はともかくおしんこどんの希望まで却下してはならない」という思いに至ったわけなのです。「自分は‥」の部分にまだまだ広がり自体の狭さを感じないでもないですがまぁそれはいいじゃないのさ。というわけで自分は撮影に徹することにして、はいはーい、いってらっしゃーい!



そんなわけで乗り場に向かうおしんこどん。インストラクターから乗り方の講習を受けてます。

この写真を撮った直後、一気に歩道を駆け下るTakema。だって彼女はずずずいっと一気に下ってきますからね。そんなわけでリュージュのトンネルで待っていたところ‥またもやってきましたおしんこどん!



楽しそうに乗ってます。画像からはスピード感が感じられませんが、シャッタースピードを早めに設定していましたんでそこそこの速さです。



降りてったことを確認したらこちらもダッシュで下ります。何とか折り返しの下りに間に合った‥(ゼイゼイ)。これはこれで結構いい運動(笑)。

さすがにこの状況で動画を撮影する余裕はありませんでした(そりゃそうだ)。でもまぁこれはこれでよかったのかな?そんなわけで下りのゴンドラに乗る前にクイーンズタウンを上から眺めます。



現在の中心部界隈にもはや開発の余地はなし!利便性を考えればワカティプ湖にこだわらずやっぱりフランクトン方面?

何だか開発デベロッパーみたいな書き方をしてしまいましたが、別にクイーンズタウンの不動産にお金をつぎ込むつもりは全くないというかそもそもそんな資金がないのでご安心を(誰に言ってるの?)。

このあと、すでに12/27ゆえほぼ完璧にオープンしているお土産屋さん界隈で「2011 ラグビーワールドカップ in NZ」の売れ残りポロシャツを購入(安売りしてたので)。たまたまこの日は南アフリカのラグビーチームのポロを着ていたんですが、ラグビーに詳しい店主さんからは「あなたの着ているそれ、すごくイイです!国はともかくとして」と喜んでいただきました。ただし「国はともかく」なので、外国チームの服を着たままパブ等には行かない方が身のためです(笑)。

そんなわけでテアナウへと出発したのは12:00ころ。フランクトンの先でショットオーバー川を渡るんですが、この橋はまだワンレーン。交通量が多いので信号が設置されていましたが、橋も古いしそろそろ掛け替え時期なんじゃないですかね。

リマーカブルの山々を横目にしながら進んでいくと、やがてワカティプ湖沿いのくねくね道を走るようになりあまりスピードは出せません。しばらく走ったところで湖側にレストエリア入口を見つけたので入っていきます。たしかこのあたりのレストエリアのどれかがえらく気持ちよかったんだよなぁという20年以上前のおぼろげな記憶があったからなんですが‥やっぱりここだった!

メインロードから奥に入ったところにあるので落ち着くし、しっかりベンチもあり、ここでピクニックランチを楽しむのもよさそうです。波打ち際までは約20mくらいですし、おしんこどんなどはここですっかり途方に暮れのんびりほっこりしておりまし‥いやそうでもないな、気がつけば石を投げての水切り遊びに興じておりました(右上画像マウスオン)。波が結構あったんでせいぜい2-3回しか跳ねなかったんですけれどね。

そんなわけでここまでの道のりを動画にしてみました。だから何?というツッコミ無用系でお願いします。
「6号線のワカティプ湖畔はこんな感じ」

案外気を抜けない区間だからこそこのレストエリアがいいんです。
やがて道はワカティプ湖に別れを告げてラムスデン(Lumsden)方面へと南下していきます。しかしそろそろお腹が空いたんだよなぁ、ピクニックランチ系の買い出しをしてあればよかったんですがしっかり忘れてた。94号線方面へのショートカットルート分岐(Five Rivers)には食事のできそうなお店がありましたが駐車場はほぼ満杯で混雑していそうなのでパスしたのが失敗(ただし人間万事塞翁が馬なのですよ念のため)。

地図を見る限りこの先テアナウまでにある集落は2つだけ。町の規模からすると食事を期待できそうなのはモスバーン(Mossburn)だけのようです。まぁダメだったらテアナウまで行っちゃえばいいしというわけで車を進めいざモスバーンへ。ちいちゃな町なんですがお食事どころは‥おお、あったーっ!



「Cafe」と書かれた旗が見えてますが、入口付近には服も売っていたりするのがご愛敬。

で、店内に入ってみると、もちろん食事もできるんですが何だかさまざまなモノが売られていてビックリ。観光客向けのお土産系のみならずいろいろなインテリアや洋服や、はたまたクリスマス用の飾りなど、まさに何でもござれの品揃え。ある種雑然としながら、それでいて不思議な安定感を以て陳列されておりました(笑)。

ちなみに右上画像のお店看板には(見にくいですが)「BRACKEN MALL」と書かれています。なるほど、ここはモール(=ショッピングセンター)だったのね。ただしお隣が小さなスーパー(4Square)なので生鮮品のご用命はお隣へどうぞ。なお「あの鳥関係の壁掛け、何だかいいよね」とわれわれの心を惹きつける逸品もありました(最初はお店の飾り付けかと思ったんですがよく見たら値札が付いていた)。そのあとその壁近くの席に別のお客さんが座っちゃったので買いませんでしたが、そうでなかったら買っちゃっていたかも(笑)。

さてそれはともかくとしてお食事です。最初は「サンドウィッチとかパイとかでいいかな?」と思っていたのですが、ちょっと前に注文していた先客さんの料理が出来上がったみたいです。「ん?ちょっと待て、あのメニューは何だ?」というわけでホワイトだかブラックだったかのボードに書かれたメニューを食い入るように調べ上げた結果出た結論は1つ!

もうしっかり午後の13:30だったんですが、まぁそのへんはファジーというかアバウトというか融通が利くというか細かいことは気にしないというか、とにかくそのモーニングセットを1つ頼み(+飲み物ね)、夫婦してともに少食人種ゆえ2人で分けわけして食べようということで衆議一決(衆といっても2人なんですが)。「えーっと、モーニングセット!」のオーダーが問題なく通ったことはいうまでもありません(笑)。

そんなわけで、われらがお昼ご飯の「モーニングセット」が右上画像というわけです。ハッシュドポテト*2、ポーチドエッグ*2、厚切りベーコン*2、ホットトマト*2、それにトーストが2枚(半分にカットしてあるので4ピース)、これはもう「2人でシェアするのにあまりにも絶妙」なベストメニューです!大正解っ!

しかしその一方でやっぱり1人前としてはちょっと量が多いのか、かの先客さんはちょっと残していたようです。これにグリーンサラダとスープでも付こうものならわれわれにとっては「立派なディナー2人前」なんですから残す気持ちはわかります(ホントよ)。

モーニングランチ?をタンノーしたあとは一路テアナウを目指します。途中、牧草ロールを運ぶトラックを追い抜いたのでその動画を見ていただいた上で次のページにいきましょう!
「何だか北海道的な追い抜きだぁ」

でもトレーラーなので追い抜きにはご注意を(苦笑)。

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