- 2019夏、ジョージア編(16) ツミンダ・サメバ教会訪問のあと天空のジュタへ-



うっすら雲海とカズベキ山!

翌朝です。まだ夜が明けきらないうちからもぞもぞ動いていたのはおしんこどん。その挙動に気づいて自分が目を覚ますと、彼女がこう言いました。



ぬ、ぬわぁんですとぉー!というわけで飛び起きました(笑)。幸いまだ日の出前、それなら朝日に染まる(モルゲンロート)タイミングを堪能できる可能性大!幸いわれわれの部屋は3Fのカズベキ山側です。すごくラッキーだったのは、これがもし2Fの部屋だったとしたらモロに電線が真ん前でろくな画像が撮れなかっただろうということなのです。

さすがに寒いですがベランダに出て「そのタイミング」を待ちつつ何枚も写真を撮ります。



徐々に明るさが増してきます。太陽が出てくるのももうすぐ!



気温はご覧のとおりで寒いです(夏だし)。うわ、雲が邪魔をしそうな感じ。去ってくれー!





いや、格好付けて言ってますが要は「朝焼け」のことなんですけれどね(笑)。でも雲も上に抜けてくれて山全体が綺麗に染まってくれました。寒かったけれど実によしよし。



そうしている間にもどんどん日差しは強くなりました。それほど高度な登山テクニックが要らないと知っていたら間違いなく旅行計画に入れたんだけれどなぁ(もちろんツアー登山の場合)。ちょっと残念。あ、おしんこどんは雪山初心者なのでちょっと自分の思い込みが過ぎるのかもしれません。自分だけ登るわけにもいかないだろうし





三位一体教会も朝日に照らされ始めました。宿のドアにもカズベキ山が映っています。



朝ご飯をリクエストしていたのはどうやらわれわれだけだったようでしたが、ちょっと量が多かったかな。無理はせず残しました。渡辺さんもお隣のゲストハウスからお越しになったので、早めですが三位一体教会に上がりましょう(早ければ空いてるだろうし)。



教会に上がる道は近年再整備されたそうですが、左上画像のように早くも?崩れた場所もあったりします。渡辺さんは「ジョージアは工事の段取りが非常に悪い」とおっしゃっていました。旧ソビエト連邦の国々に共通なのかもしれませんが。ここで思い出したのが東日本大震災直後の常磐自動車道、確か那珂IC付近で路盤が崩れたのを1週間後には何もなかったように再開通させたことに各国のネットユーザーから驚きの声が上がっていたような。

でもまぁ非常時でしたし単純比較はできないと思いますが、ジョージアの場合家屋の建設などを見る限り「ホントに進捗が遅いんだろうな」と思うことがたびたびでした。2階部分がまだ工事中で仮屋根しかないのに1Fはすでに生活&営業中ってどういうこと?

話がそれました。三位一体(ツミンダ・サメバ)教会に上がる道の最後の区間はまさに山岳ハイウェイ。



いいなーバイクツーリング。うわぁガスが出てきちゃったけれど。

ちなみにジョージアでレンタルバイク(大型バイクを含む)を借りることは可能ですが、調べた限りでは「すっごい高い!」。大型バイクだと1日1万円近くです。その昔(1999)NZでBMWの800ccを借りて走り回った時はもっと安かったよなぁ(あ、あの時は400ccサイズを予約していたのに当日行ってみたらそのサイズがなくて「800ccを400の料金でOK」ということになったんだっけ。そりゃ比較にならんわ)。その時のページはこちら

機会があればこの国をバイクで走ってみたいです。変化もあってなかなか楽しめるのではないかと(運転が荒い車は多いですが)。



さてこちらの教会はドレスコードが厳しくて(渡辺さんいわく「ジョージアの教会でも数本の指に入る厳しさかな」ということでした)、女性はおしんこどんのように被りもの着用必須、男性も短パンは不可だしサンダルもダメということでした。注意されている人もいましたが、その横をすんなり抜けた短パン少年、子どもだからお目こぼしということだったのか?

ここでもロウソクを購入して火を灯し世界人類への平和を祈ります(うそつけ確か家族平和レベルの祈りだった気がするぞ)。。で、このあとは展望を楽しむべく屋外へ(ドレスコード解除)。







しかしながら、なぜかツミンダ・サメバ教会からのカズベキ山画像はありません。まだ朝早めの時間でしたが(だから車の数も少ない)、すでに山頂側はガスの中でした。ま、カズベキ1泊の両日ともお山を見られたからヨシとしましょう。



教会手前の草地ではキャンプが可能なようですが、トイレとか水は教会施設を利用するのでしょうか?(未確認)。ちなみに下界方面に車を進めていくとなぜだかイッヌ2頭が真剣に追いかけてきました。その吠え声は「遊ぼうよー」系ではなかったような気がするので、犬コワイ系のTakemaとはお友だちになれなかったような気がします(苦笑)。

さてこのあとはカズベキからジュタへ。カズベキに比べればずっと小規模な山岳リゾート地ですが、ここでもミニトレッキングが楽しめそうだったので訪問リクエストをしていたわけです。



ん?あれも「立てこもりの塔」?右上画像の御仁は釣りかな?(竿は見えていませんが)。



牛さんのこんな光景はもう見飽きました。徐々に山あいの隘路となる道を進んでジュタへ。



そんなわけでジュタ到着です。右上画像の建物(何だか和風チック)はまだ内装他の工事をしているようでしたが、この位置に建てちゃって大丈夫なのかなぁと心配になります。自分だったらここの場所は選ばないぞぉ。

ジュタ村に昔からあるっぽい建物は少し川から上がった斜面に立てられており(それとて斜面崩壊の危険地ではありますが)、先人の知恵に学んでいない気がしないでもありません。それは日本でも同じようなことがありましたから‥。大丈夫であることを祈るばかりです。

さてこの時点でまだ10:15、標高は、高度補正はしていませんから参考記録ですが道路終点で2135mでした(一説によると2165mらしい。またこの奥にも道路は続いていますが一般車が入れるのはここまでのようです)。



ここからは山道(というか最初のあたりは村の生活道路)を上がっていきます。右上画像のような急斜面ですが、もちろん直登ではなくジグザグが切られていますからほどよく汗をかく程度。



歩道沿いには花々も。うーん、ガクアジサイの亜種かな、ホタルブクロとかの原種かな、キンポウゲかなと思いつつももちろん特定には至りません(笑)。



途中、繋がれたロバ君の脇を通り抜けると、もうそこから先に家屋&樹木はなくなり、一面の草原が広がるようになりました。このあたりのお天気は「晴れベース&時々ガスで太陽が陰る」という上天気です。さらに進んでいくと‥



山小屋兼アウトドア各種サービス施設がありました。右上画像を見るに何でもやっている感じです。しかしわれわれはさらにもう少し登っていきます。



こ、ここはネパールか(笑)。ただしカラフルな旗に宗教的なプリントはありませんでした。



上がってくるまでにはさらに傾斜の緩い道もあるようでしたが、登りは一気上がりが正解、別天地到着!



所詮標高差にして200mちょいですからね、さっさと登るに如(し)くはなし!



不思議な岩でそれぞれポーズ、しかし向きを変えるとそこには‥





というわけで、上画像の小屋でまったり関係は次ページにて。

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