- 22019夏(37)&ウクライナ編(13) キエフお散歩観光後トルコに向け出国 -



キエフ駅で雨宿り、止んできたと思ったらまさかのダブルレインボー♪



聖ソフィア大聖堂にはそこそこ長い時間滞在しました。そのあとは坂を下りつつ独立広場の噴水へ。前日調べたとおりここにはちょっと面倒っぽい人たちもいましたが、向こうから近寄ってくる人は相手にしませんので特に問題なし。

そこからは南に向かうこととして‥でもちょっと休憩したいなというタイミングでオープンスペースのレストランがあったので、ふと阪神タイガースを髣髴とさせるお店へ。厨房は建物内なので、ハイシーズンだけこういう感じにしているのかな(何軒か並んでいました)。



またもモヒート&ビール、小さなおつまみプレートにTakemaはビールもおかわりしてUAH343、さすがに高いですねこの場所だと(日本円で1500円ほど)。でもウクライナは2019-2020現在、かなり物価が安い国なのです(今後どうなるのかなぁ)。



ところでマンホール蓋の意匠一つにしてもかなりのこだわりが見えます(左上画像マウスオンで別マンホール画像に@PC)。いっぽう、旗のほうは「もうすこしがんばりましょう」的な感じなのですがこれはいかに?



それにしても、旧共産圏の一雄とは思えないほど垢抜けた風情です。右上画像は片側3車線(計6車線!)の道路上に渡された夜間ライトアップ用の照明器具、何だかすごいなー。



さらに南に向かい、やってきたのはベサラブスキー市場。ええっと生鮮マーケット、まさかの撮影禁止。品揃えだけでも撮りたかったんだけれどなぁ。このあたりには地下街もあってそこそこ賑わっていました。

さてそろそろ歩き疲れてきたのでお宿方面に戻りましょう。歩いていくとフルーツ系の屋台があったのですが、妙に気になる果物があったので2つ購入。ちょっと高かった記憶がありますがまぁいいでしょう(苦笑)、気になったのはこの形状です。





これは珍しい!と思って現地からツイートしてみたら、さすがツイッター、さっそくコメントが付きました。



確かに甘かったなぁ。見かけの不格好感と味とは比例しない好例でした。ただしウクライナ産であるかどうかはわかりませんが。たとえば極東カムチャッカで売られていた西瓜はベラルーシから空輸されているとかで(それを聞いたときのページはこちら)、結構旧ソビエト域内での生鮮品流通は広域にわたっていたりするようなのです。案外ジョージア界隈から来ている可能性もありそうです。でもスイカがベラルーシ(ウクライナの北側)からということは、ウクライナでも桃は余裕で育つかも?



何やら工場みたいな建物がありましたが、どうやら冬期に市内への熱供給を賄うステーションのようです。旧ソビエトでは温水供給による暖房が基本ですからねぇ。燃料は石炭かな?

んでもって、あれまぁやっぱりこういう方もおられるのですねぇ、昼間っからすっかり出来上がっているようです(動いていたので命に別状はなさそう)。



中央駅までもう少しというところで、眼下に近郊区間を走る電車(エレクトリーチカ)の駅がありました。いやどうやら環状線のようなのですが、いかんせん当時は全然調べていないのでわかりませんでした。

と、中央駅(正しくは「キエフ旅客駅」と訳されるようですが)までやって来たタイミングどんぴしゃりで大粒の雨と風!これにはびっくりしました。ほぼ濡れずにすみましたがあぶなかったぁ。雨具の用意もありませんでしたからね。

そういや、さっき路上で寝ていた人はこの雨にどう対応したのだろう?上半身裸だったし?



一時は風も強くなって左上画像のような感じに。外を歩いていた人たちは小走りに駅構内に。



さて雨宿りの間はすることもないので、深夜に乗る予定のエアポート列車の時刻その他を確認します。フライトは翌朝3:45発なので、まぁ上から2つめの804便でいいかなと。チケット売り場は50番窓口ということもわかりました。問題は‥この細かく刻まれた時間が何を意味するのかというところです。営業時間なのか、それとも休憩(閉鎖)時間なのか‥

まぁ、エアポート列車専用待合室の前にはクレジットカード専用の発券機もありましたから、いざとなったらそっちで買えばいいかと(結局は窓口が開いていたのでここで買いました。特に列車指定チケットではないようなので、買えるときに買っておけばいいと思います。ただし有効期限は翌日までかも。なお発券機も利用停止時間の設定があるようです)。なお最新の時刻表はこちらで確認できます。

しかし、しばらく待っていたら雨雲が通り過ぎたようです。そして雨宿り待機のご褒美に‥









さてこのあとは、まだまだ列車の出発までには6時間以上あるのでちょっとスーパーへ。部屋で待機している間に飲むワインでもと思って安いワインコーナーを物色していたら、何と英語が話せるおじさんが登場(自分もおじさんですが)。以下その時の会話です(多少脚色しています)。

おじさん 「キミたちは旅行者かね?ワインを買いたいのかね?」
Takema 「ええ、そんなところです。」
おじさん 「それなら、このコーナーのワインなど飲めたもんじゃない。
別のエリアにちゃんとしたワインがある。ついておいで。」
おじさん 「ここだ。このエリアのワインならそう悪くもない。」
Takema 「ありがとうございます。ところで、案内していただいた
ついでと言ってはナニですが、あなたのお勧めのワインは?」
おじさん 「そうだなぁ、これと、これかな。では、良い旅を!」

そう言うと、おじさんはどこかへ立ち去ってしまいました。店員さんではなかったし、流暢な英語、そしてお酒を飲んでいる風でもなかったし、いったいあの方は?(笑)。

しかし、おじさんが勧めてくれたのはどちらも海外のワインでしたしお値段もややお高め(まぁそれでもかなり安いんですが)。というわけでどうしようかと思っていたら‥





多少の英語は通じたので聞いてみると、このワインはウクライナのワイナリーで醸造されたとのこと。しかもですよ、このお値段の安さたるや!(これまでUAH1=5円で計算しましたが、実際は4円に近かったんです)。ということは日本円換算で‥ハイおわかりですね、日本の缶ビール500mL缶1本と同じくらいのお値段で、フルボトルのワインが買えてしまうというこの僥倖!(笑)。ただし度数は通常のワインよりやや低めの13度くらいだったかな。

白と赤を飲み比べたうえで、「どっちが好みか、いっせぇの‥せ!」と(ここは日本語で)指さしたときの画像が右上です。おしんこどんもTakemaも「赤」を指しています。この流れにはプリンセスのお二人も笑っていました(日本語がわからなくたって何をやったのかはわかりますからね)。というわけで無事購入。



レジでお金を支払い無事お宿へ。はぁ、それにしても半日以上歩き回っても、こうして寛げるスペースをキープしておいたのは大正解。しょせん23:00くらいまでしか使いませんが、それまでの数時間、寝るもシャワー浴びるもネット接続するもお酒飲むも全てがOKというのはサイコーです。



さてしかし、いよいよ深夜のチェックアウトです。レセプションの女性には事前に話をしておきましたし、鍵を置いておくつもりでいたらまだ待機してくれていてラッキーでした。この女性、オンラインチケットの印刷も快く引き受けて下さいました。いい宿だったなぁ。というわけで駅方面へ。



もしもし、キミはそろそろ寝場所に帰ったほうがいいんじゃないの?



夜食の腹ごしらえは「和食」でした。まぁこんなものかと(ウクライナアレンジ)。

特に悪くはなかったですけれどね(公式サイトはアヤシイ)。で、ここであらかたのウクライナフリヴニャを使い切りました。もうチケットは買ってあるし、たしかエアポートタックスを追加徴収されることもないはずだしというわけで駅へ。



チケットを見せてエアポート列車専用待合室へ。ええっと、ここで寝ているかなりビッグサイズのお方、何時の列車に乗車予定なんでしょうか?宿代を浮かせるつもりなのかな?

われわれもしばらくこの待合室の椅子に座っていましたが、どうやらここから先に改札はなく自由にホームに下りていいみたいなので「ほんじゃ、行きますか」と下りてみると‥





ええっと、このあとさらにお客さんが増え、地方都市の通勤時間帯くらいにまで混みました(みんな荷物が多いので人数以上に圧迫感あり)。あーあ、早めに乗り込んでおけばよかったよ。



列車は約40分でボリスピリ国際空港に到着。ホームと車両との間にかなりの間隔があり、日本のミニ新幹線同様ステップが出る方式なのは、現在は標準軌(に見える=未確認)この鉄路に、おいおいは広軌を導入する布石なのでしょうか?

それにしても、ウクライナの首都中央駅から空港に向かう列車が深夜とはいえ1両での運行とはたまげました。もう少し何とかしてほしいなぁ。ま、バンコクのエアポート列車もすでにかなりキャパオーバーですけれどね。



不思議なことに、新規開業した駅にもかかわらず駅から空港ターミナルまでは吹きっさらしの中を移動するしかありません。屋根はあるとはいえ、これは冬期はとことん寒い中の移動となるでしょうし、足元も凍結するでしょうから大変そう。覆いを付けるくらい総工費からすれば大した経費ではなかったと思われるのですが何故ケチった?

あ、どこぞの国の新国立競技場も同じですねそうですね。あれは野党の難癖により悪手をやらかしたと思います。今後数十年にわたり使い勝手の悪い競技場と付き合わねばならない日本です。



ボーディングゲートまで移動中にまさか!左上画像、「喫煙所入口」です。



ターキッシュエアライン、定時に動き出してくれました。まずは安心。

しかしですね、このあと「イスタンブール空港」到着から、同じく「イスタンブールの空港」出発までには、Takemaの勘違いによる「とんでもないドタバタ」があったのでありました。無理せずイスタンブール市内観光とかにしておけばよかったのに‥。

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