(あまり意味はありませんが上ロゴマウスオンで英語表記に変わります)

− 2013 カムチャッカ旅行記その8 ウゾンカルデラのクマはシアワセそうでした(笑)−



温泉ファンならもうこの画像だけでご飯おかわり2杯ですね。でもここも歩道以外立ち入り禁止なんですよ(悲)。



さて飛ぶことしばしというか山を越えると平原地帯となり、そのほぼど真ん中に着地します。ここはウゾンカルデラ、つまり周りに見えているのが外輪山で、要は旧火口のど真ん中というわけです。

降りるやいなやたっぷりの硫黄臭。しかしここも特別保護地域云々ということでまいったなぁもう(笑)。



その火口原のど真ん中に一軒の小屋がありました。トイレ兼おみやげ屋(ゲイゼルもここも大したものは売っていない。マグネットとかポスターとか)兼雨天時の避難所(木造だから火山活動期のシェルターにはなりそうもない)という感じでした。夏休みなのか小学生くらいの男の子がロシア語で「中におみやげありますよー」というようなことをみんなに伝えていたのが何だかほのぼの系。

周囲にはアヤメのような花の群落もあってけっこういい感じなのですが、でもその周辺を見渡すと‥



というわけなので、Takemaとしてはちっとも落ち着かないのです(苦笑)。でもわかってますよ見るだけですよお触り禁止ですよってことは。行ったことないですけれどその昔のスト○ップ小屋での名文句「踊り子さんにはお手を触れませぬよう!」というのを思い出します(世代的にわたしよりもっと上ですけれどね)。

さてトイレタイムのあとまたも皆さんで歩いていきます。「小さい湯だまり、大きい湯沼、はぁーいキミはどっちに浸かりたいかなぁ?」「ハイ先生、大きい湯沼です!」と大きな声で返事!などという全く無意味な妄想シーンを脳裏に浮かべながら進んでいきました(笑)。

ちなみにこの大きい湯沼、温度は40度くらいと超適温らしいのですが、いかんせん深さも30mくらいあるらしいそうで(もちろん底は泥)、でもニセコ小湯沼のようにどこか一角でもアプローチできる場所さえあれば‥だからさでもさ、岸辺までも行っちゃダメなんだって!(あーしつこい)。なお以前、この沼底から数十kgもの硫黄の塊が採取できたのだとか。さすが火口原のど真ん中湯沼、純度も高そうですね(笑)。なお、泉質は強い酸性泉だという説明をここで受けていたことをひと言申し添えます(謎笑)。

さてしかし、ここでも銃を背にしたレンジャーさんがわれわれと同行です。英語ガイドのマルガリータさんが近くにいなかったのでクマの生息状況について直接伺うことはできませんでしたが、なーに、その生息密度の濃さはこのあとしっかり「実感」できたのであります。すなわち‥







恥ずかしながら(いや別に全然恥ずかしくもないことなんですが)野生のクマ(ヒグマ)を見たのは初めてだったTakemaです。これくらいの距離があればお互いに全く本能的警戒エリアの外なので、気分的にはアフリカのサファリと同じような気分でカメラをパシャパシャ。あー、こんなことならもっとズームできるレンズを‥いやちょっと嘘をつきました、わたしゃ一眼デジカメなんて持ってませーん(苦笑)。

さて、このあとクマはブッシュの向こうに消えていったので、安心して歩道を進んでいくと‥

おお、源泉地から生まれ出づる悩み by 有島武郎ならぬ流れ出づるミニ湯川があるではないですか!というわけで「せめて手湯だけでも‥」と思って木道橋の上から手を浸けたその瞬間!


(和訳「触っちゃダメ!!強酸性です!)

後ろの方にいたマルガリータさんから警告を受けました(大笑)。へへー、でももう触っちゃったもんね、で、冥土のみやげにテヘペロリとしてみると‥えぇー、あまり酸味を感じないんですが?せっかくなら玉川温泉源泉100%くらいのあのまつわりつくような酸味とある種の粘度を期待していたのになぁ(反省ゼロ)。

で、さらに進んでいくと、何とTakemaがこんなに我慢しているのに堂々と源泉に向かっていった複数の足跡発見!おいこらテメエラ!

コレは許せません!うらやましすぎます!ん?でも何かが変だ‥わざわざその「直進すれば近いがぬかるみも深い」ルートを選ぶとはレンジャーでも普通の人でも考えにくいです(現にもっと乾いたところからアプローチできる場所もあったし)。ということは‥

というわけでここまでの動画です。

このあたりで折り返しというか周回路をさらに進んでいきます(また雨が降ってきたけれど今回は傘をヘリの中に置いてきちゃったぞ)。すると‥

これ、何の植物だかわかりますか?正解はワラビ。長年にわたる火山活動により貧栄養土壌であるはずのこの裸地に最初に根を下ろしているのです(確かに日当たりはいいよなぁ)。ホテルでもワラビの料理は出ましたし、ここでもまだ「日本で見慣れた新芽」がいくつも見られましたから間違いありません。こうやって火山灰地は徐々に緑の度を増していくんだなぁと何だかしみじみ。



そんなつもりでタイプしたわけじゃなかったんですが、上のロゴを見直してみると「それは人間とて同じ」なんですよね。東日本大震災をうけてTakemaの価値観はだいぶ変わった気がします(ここでは書きませんが)。たぶん多くの方々と同じように‥。

で、そろそろヘリも見え隠れしてきたなーというところまで戻ってきたその時、誰かが叫びました!

ええっと、ロシア語だけじゃ何を言っているかわからないので訳してみると「ミーシャだ!」です。「小熊のミーシャ」という言い回しを聞いたことがある人も多いと思いますが(モスクワ五輪の時代を知る世代の方々)、そもそも「小熊=ミーシャ」ではありません。「熊=Медведь=メドベーチ」だそうなのですが、どうやらその「小熊のミーシャ」に端を発して小熊の愛称がロシア語でも「ミーシャ」になったようなのです。

以上の経緯についてはネットで調べたものなので論拠的には弱小なのですが、現実に同行の皆さんが「ミーシャだ!」「おお、ミーシャ!」と言っていたのは事実なので間違いないでしょう。ただしあくまで「小熊」限定のようです。

自分にとっては十分に「大熊」に見えたのですが、後日本当の大熊を見る機会があったことからはっきり言えます。「この熊はミーシャです」と(笑)。

当然レンジャーさんも緊張して‥いない?銃は相変わらず背に?後日聞いた話なのですがここウゾンカルデラ界隈の熊の生息数は半端ではないということですので、こんな距離(150mほど)なら問題なしということなのでしょう。でも一方でそういう「経験則」がいちばん恐いんだよ(笑)。

と、経験則も何もないくせにはしゃいでいるわれわれはいったい何なのでしょうか?(大笑い海岸)。

それはともかくとして、マルガリータさんが最初の大湯沼で説明してくれた中にここでの熊の生態がありました。いわく、

そ、それって「傷ついた鶴が湯に浸かっていたから鶴の湯」と全く同じ発想ですよね?場所柄でいえば志賀高原の熊の湯温泉だってじぇったい同じ地名起源を持っていそうだし、うーむコレは万国共通かぁ!

でもヘリまで戻ったところで「傷をいやす温泉って玉川温泉レベルじゃないよなぁ(傷口がしみて痛い)、ということはあの足あとの先にある源泉地帯の湯は酸性泉ではあってもそこそこマイルドなはず。このエリア各所源泉地の成分調査をすることはいろんな意味でやっておくべきじゃないのかな?」と。そして「その学術調査の時には是非わたくしTakemaも同行させていただきたい!」と思った次第です(下心満載(苦笑))。

話を戻して、さっさとヘリに乗り込んでみたわけですが(右上画像マウスオン。飛行中も開けっ放しです。なおパイロット各氏は打ち合わせ中)、このマウスオン画像を撮影しているときだったか、一部の人たちが再び「ミーシャミーシャ!」と小声で叫んでいるのを聞いて再び機外へ。ここから先は動画がありますのでご覧下さい。今度はぐっと近くて70mほどです(たぶん)。

というわけでここまでの動画です。

「いいなークマは」とつぶやくTakemaの言葉に、この時点での思いが凝縮されているといえるでしょう(笑)。ちなみに途中で映像が縦横にかなり乱れますが、これは撮影中、カメラを持つ指に大型の「カムチャッ蚊」が着地したため「何とか追い払おう、でも撮影は止められないし」との葛藤に動揺しまくった小心Takemaを如実に表したものだとご理解下さい(笑)。「カムチャッ蚊」についてはあとのページで詳細を書くつもりですので。
さてそんなわけでヘリ各停最初の停車地はこんな感じでありました。次はいよいよお昼ご飯停車となりますが‥ええっと、もう16:30を回ってます!お腹減ったよぉ(苦笑)。
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