(あまり意味はありませんが上ロゴマウスオンで英語表記に変わります)
− 2013 カムチャッカ旅行記その14 マルキ(Malki)温泉は場所を選べばかなーりウレシイ! −
ええっとぉ、とてつもなくシアワセなんですがっ!ちなみにアブも蚊もほとんどいなかったんですっ!
さて、ボートを上がってしばらく戻ったところで分岐を左折します。ちなみにPカムチャッキーでも普通に売られている水ペットボトル「Malki Water」は、左上画像の建物分岐から右折してしばらく奥に行ったあたりに採水場があるのだとか。
で、左折してからはダート路をしばらく進みます。で、そこには衛星アンテナを備え付けた建物が。「これはどんな施設なの?」と聞いてみましたが「たぶんホテルなんじゃないですかね?」というお答えが。たぶんカムチャッカインツールでの扱いがないからわからないのでしょうが、ここで泊まれるとなれば「夜中の野湯タンノー」も可能なのかもしれませんし、たぶんこんな山の中にぽつんとあるホテルである以上、たぶん間違いなく「湯を引いている」はずですし。
さてこのホテル前の広場に車を止め、ここからは林道を歩いていきます。開閉式ゲート(右上画像マウスオン)の先は私有地なのか車を乗り入れると料金がかかるのだそうで。
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で、ホテルとは違う謎の建物に供給される温泉パイプ。間違いなくあの建物の中にはシアワセな場があるのではないでしょうか。形状からしてただの施設とは思われません‥が、湯気抜きを兼ねる窓の少なさがとっても気になります。
で、この近くにあった公衆トイレ(右上画像マウスオン)。結局アンドレイさんを除く3人が利用したのですが、ここはかなりキテましたね(臭笑)。ターニャさんも出てくるなり「信じられませーん!」とゼーハーしておられました。でもかつての北アルプスの山小屋トイレはどこもこんな感じでしたんでTakema的にはまぁ何とか(ただしこっちの方が発酵臭がきつかったか?)。
さてそのまま歩いていくと‥
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しかもその手前の池‥なぜに沢水を引き入れて?でもここでは子どもが1人遊んでいるだけ‥。だって、橋を挟んだ上流側にはこんなファミリーパラダイスがあるのですから!
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そんなわけでこの「ど真ん中脱衣場」にて水着を着用します。貴重品は同行してくれたアンドレイ&ターニャさんに預けているので安心で、最低限の着替えしか持って来ていません。
で、まずは皆さんが入っている野天温泉プールへと直行!
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(両上画像ともマウスオンで別画像に変わります)
しかし、どうも人が多すぎて落ち着けないのも事実です。実はこの周辺にもたくさんの湯だまりがあるようなので、ここは早々に退散して「まい湯ぅ!」を探しに行きましょう。
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まずは川べりの湯だまりへ。ここもぬるそうには見えますが、あにはからんや湧出口の湯温は73.9度!そしてその湧出口には「一世一代の選択を誤った」カエルくんがすっかりゆだっていたのでありました(両上画像マウスオン)。
そういえば以前、八甲田界隈で勢い余って湯に飛び込んだカエルを拾い上げたことがありましたが(詳しくはこちら)、彼もたぶん全身火傷でご臨終だったんだろうなぁ。かように命の行く末は何があるかわからないのであります。人間だって同じです(何だか含蓄あるな)。
ならば目の前の悦楽を楽しんじゃえというわけで、先人の方々がこの源泉の先に手作り湯船を構築してくださっておりました!(人間の根っこはみんな一緒ですね(嬉笑))。
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ほらほらぁ、温泉ファンならたまらない湯田真理ちゃんがそこにいるのですから!
ただしここのお湯はだいぶぬるくて実測37.0度(2段上の右画像マウスオン)。でも気温が低めなので十分にあったかいんです。この日は風もなくて最高の野湯日和だったというべきでしょうか。ちなみに恐れていた蚊やアブもほとんどいなくて(なぜ?)、このあとの移動も含め極めて快適でした。
しかし、こんなにもユルいカムチャッカの野天湯体験だけで終わらせていいはずもありません(いや、終わらせても全然構わないんですが)。というわけでこのあとは「野湯というべき修羅の道」へと足を進めるTakema夫婦だったのであります(笑)。
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さらに奥へと進んでいくと、またも似たような湯だまりがあります。しかしその湯だまりのある場所で試しに計測してみると(右上画像マウスオン)。
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でも湧出プレイスはある程度固まっているようで、奥の方なら入れそう?実は右上画像のもう一つ奥に同じような大きさの湯だまりがありまして、その境目にもこれまた熱い源泉湧出がありました。そんなわけでそっちに入浴トライです!
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このあと「川沿い湯3兄弟」にもそれぞれご挨拶申し上げました(全部ぬるかったですが)。いやこれはある種の儀式というか通過儀礼というか、いわゆるバンジージャンプと同じですね、ということで世の温泉ファン諸氏はみなかみ
or 猿ヶ京のジャンプサイトを飛んでから群馬の湯を語るようにしてください、いやさらに教条的に申し上げれば!
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ということなのです(笑)。まぁしかしそんなことはホントにどうでもいいとして(そもそも関係ないし)、とにかくですね‥。
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(いやそれがある種の目的だったんですけれどね(笑)。上画像マウスオンで別画像に変わります)
ホントに気持ちよかったです。蚊もアブも「なぜ?」というほどほぼ皆無! |
さてわれわれがこのように野放図湯遊をタンノーしている間、アンドレイさんとターニャさんはずっと川岸にて座って待ちの態勢。足湯すらしていませんでしたが、それが職務なのか、それともそもそも温泉に興味がないのでしょうか?(いや屋外で荷物を預かってもらっているのですからとにかくありがたいのですが)。
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そんなわけで湯上がり後は林道を戻ります。ところでゲート付近でターニャさんが「この虫、綺麗ですよね」と、指に移し替えたのはいわゆる「蛾」。日本人の、特に女性は「蛾」と聞いただけで「ひぇー堪忍して!」となる人が多いと思いますが、その感覚がまったくないようで「だって、綺麗ですからねぇ」とのこと。そうそう、本来的にそうあるべきなのですよ。生活環境から自然を排除してしまっている日本の感覚のほうがオカシイのです。
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さて本日の「営業回り」はこれにて終了、バイクで走ったら本当に気持ちよさそうな道をPカムチャッキーに向けて戻ります。このあたりでも夏季は牛の放牧がおこなわれているようですね。カム牛、肉用牛じゃなくて乳牛でしょうか。
ちなみにこのページで州都名を「Pカムチャッキー」としたのは道路標識がそうなっていたからです(右上画像マウスオン)。本当はそれでも長めなので「Pカム」くらいにしたかったんですが、現地と同じようにした方が拙サイト記事を読む人に混乱を与えないですむと思ったので‥。
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このあとは途中で「明日の準備=個人的買いだし」のためエリゾボ市内のスーパーに寄ってもらい、「キッコーマン醤油」を購入(笑)。何でも韓国醤油しかなくてそれじゃ全然ダメなのだとか(謎笑)。
右上画像は州都に戻る途中の1コマですが、まさに「右側通行における右ハンドル車の悲哀と危険」がよくわかる感じです。以前は日本でも外国車は左ハンドル車がほとんどでしたが、当時の外車乗りの方々も結構大変だったのね。それと、そんな左ハンドル車しか輸出しなかったにもかかわらず「日本のクルマ市場は閉鎖的である」と息巻いてはばからなかった米国の傲慢に今さらながらあきれかえります。ま、その結果は今のデトロイト市の状況@負の連鎖を見れば明らかなんですが。
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夕食は、またも出たな讃岐うどんもどきのイカうどん!でありました。うーん、味付けもマイルドというか淡泊でちょっとワンパターン。すこし飽きてきたぞ感があります。「分厚いステーキにガーリックソースをかけて‥」までは望みませんが、たまにはメインを肉料理にしてクレー射撃っ!ただこの日は最後に珍しくアイスクリームが出ました。デザートが出たのはこれが最初で最後だったような気もしますが、ふだん甘い物にこだわらないTakemaもこれは完食。
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部屋に戻ってTVをつけたら、この晩は中古バイクのコマーシャルでした。バイクの場合はハンドルがどっちとかいう問題はないですから売りやすいですよね。ただしカムチャッカに限らずロシアでは走れる時期が限定される、いわば「お金持ちの乗り物」なのでしょうが。しかし、17年前のTTR250が日本円で50万円弱‥Takemaのブラックバードはロシアならいくらになるだろう?(いや、まだ売るつもりはないですよ13年目ですが)。
さてそんなわけでこの日もオシマイ。明日は海に出ます!
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