- 2017夏 キルギス旅行編 その22 ボコンバエバから山上の草原へ、いざコクボル!- キルギスの若者二人が、いざこれから「決戦」です。そしてそのあとに「コクボル」が。 |
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さてボコンバエバ村(この日はこの村に泊まります)からどんどん山の上に上がってきました。高度補正をしていなかったので正確な標高は不明ですが、自分の時計によると2545mと表示されていました。村の中心部(1600m)からは1000m弱上がってきたことになり、ほぼアルティン・アラシャンと同じ高度かなという感じです。 |
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到着した場所は村ではなく夏の放牧地。ここでボコンバエバ近隣の人々が遊牧に関する伝統的な芸能を披露しているということで、われわれ以外にもいろいろな旅行客が集まってきていました。ビシュケクの宿を除けばここが一番インターナショナルだったかな(笑)。 |
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で、ここでは騎馬による4つのイベントが行われました。このあとそのそれぞれを紹介していきますが、しかしそれらイベントが始まる前にやっておかなければならないことがあるのです。 |
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このコンテンツの前のほう、ソンクル湖の朝の出来事(このページ下部)をご覧になった方であればこのあとの流れは想像が付くことでしょう。というわけでここでは「その手前まで」の動画を載せておきます。 |
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そういうことでこういうことになった次第です。しかしなぜにこのような儀式のようなことを?それは当然ながらこのあと明らかになることなので、もう少しネタを引っ張らせて下さい(苦笑)。 |
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さてそんなわけで本日この場所での第一ラウンドは「騎馬戦」です。とはいえそもそも日本の運動会における同名の種目とは似て非なるモノでありまして(そもそも日本の運動会に馬はいないし)、こちらはホンモノ、「相手を馬から落とすまで戦う」というわけなのです。まずは若者編。 |
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基本的に手の組み合いで、そこに馬の操り方が加わります。右上画像はたぶん左側の若者が優勢。 |
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そして続いては「大人の部」。力が入りましたよこれは!ちなみに審判&解説の方はとっても熱心に語って下さるのですが、キルギス語なのかロシア語なのかなのでじぇんじぇんわかりませーん!(笑)。 |
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順番は前後するのですが、この前に「女性との鬼ごっこ」などもありました(実際には「女性に扮した男性」とのやりとりでしたが)。馬上の女の人にキス(タッチ)できたら、今度はその女性がムチでタッチできるか否か。まさに騎馬民族の伝統なんたらという感じで、たとえば文化人類学とかの学者さんにはたまらない世界なんだろうなぁ。 |
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そしていよいよ最後のイベント「コクボル」が始まろうとしています。コクボルとはあえてたとえるならば「騎馬ラグビー」とでもいいましょうか、2つのチームに分かれ、「ボール」を自陣内のゴール(ここでは古タイヤを使っていましたんでその中)に入れられれば得点となります。1セット20分での3セットマッチだということです。 |
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左上画像を見るとわかりますが、頭部および足の関節から先の部分は切り取られています。馬上から手を伸ばしたときに「ボールの足」が長すぎるとかえってつかみにくいということなのでしょうか。ちなみにこの「ボール」は、勝ったチームのものとなるのだそうです。なお、その昔は「狩りで捕らえたオオカミ」を「ボール」としていたそうです。そもそも「コクボル」とはキルギス語で「青い(目をした?)狼」という意味なのだとか。 |
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馬上での激しい主導権争いの中、1人が山羊(のボール)を拾い上げました! しかし敵もさるもの、後方から別の足を掴みます。しかし何とか払いのけてゴールへと向かいます!(しかしシュート失敗)。 今度はどうだ!ああ、組み手で引きつ引かれつのうちに落としてしまったようです。 |
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というわけで、コクボルの様子を動画でもお楽しみ下さい。肝心の「ゴールの瞬間」を撮り逃してしまったのは痛恨の失敗です(苦笑)。 |
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(格好いいよなぁ) |
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このコクボルで使われた「ボール」を持ち上げてみましたが、重い!これを片手で馬上まで拾い上げてとはたまげます(あくまで馬を御しながらの行動ですからね)。 |
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(それにしてもTakemaがなぜこんなに腰を突き出しているのか謎) |
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このあと山羊くんはどこかへと運ばれていきましたが、ええっと左上画像、たまたまその場にいたとはいえ犬の顔の位置が何だか絶妙ですよ(笑)。で、たぶん塩味ベースと思われるお団子チーズも絶賛乾燥中。 |
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そんなわけでこの日の午前中は終了。このあとは「ビーチリゾートお昼ごはん&さらなる狩りもの」です! |
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