− というわけで無事にラオス入国、そしてそのままシェンクアンへ! −



あーさだ夜明けーだぁ!寝台車の窓から朝日に「おはよう!」

実は結構早くに寝てしまったTakema&おしんこどんでありました。千葉出発の朝が早かったから当然といえば当然なのですが、Takemaは持参の芋焼酎もほとんど飲まないうちに寝ちゃったなあ。というわけで朝のお目覚めははぁすっきりくっきりいい気分♪しばしだらだらと過ごし、そのあとは朝ごはんを食べに再び食堂車に移動いたしました。



朝日&さわやかな風の入る食堂車内、やや冷たい目玉焼きの洋風朝定食でも何だか美味しく感じるから不思議です。

なぜか2人して洋定食にしちゃったんですよね。せめて1つはタイの朝定にした方がよかったのかも知れませんが、やっぱり食堂車で食べると気分がハイになっているからか気分はかなりよかったんですね。やはりごはんは舌だけで味わうものじゃないと実感した次第です、はい。

「朝の食堂車は気持ちいいっ!」

乾期の冬ですから車窓から見えるのは茶色の枯れ草と少しの灌木くらいなんですが‥でも、車窓から眺めているだけで嬉しい。

Wmv形式、1.26MB、33秒



さてそんなわけで朝食を終えて席に戻り、寝台を座席に戻してもらってくつろぐことにしたわけですが、うーむいつまで経ってもノーンカイの一つ前の停車駅であるはずのウボンラチャタニーに到着しないぞ。遅れているのは確かだろうけれど、それにしても列車そのものは徐行するでもなく順調に走っているんだけれどなぁと思っていたところで減速、停車。ウボンラチャタニーに1時間15分遅れで到着ですわ。



とりあえずSmoking Timeというわけで降りたのは言うまでもありません。デッキでも吸えるんだけれどね。

で、ここからはそのままの遅れで終点のノーンカイ到着。前回はトゥクトゥクのお兄ちゃんがホームまで入ってきていて「どう、トゥクトゥク!」とお誘いに来てくれたのである種楽だったんですが、あれれ今回は誰も近寄ってこない‥。車内から出るのも遅かったので、こりゃもしかしたら既に全部出払っちゃったのか?と一瞬不安になりましたが、とりあえず駅前に出たところで「確保」。そうか、今はハイシーズンだから黙っていてもお客を取れるのかと気づいたのは、値段交渉後案内されたトゥクトゥクに混乗させられた瞬間でした(笑)。



だからこんなに余裕で到着記念写真も撮れたんだし(笑)

その混乗トゥクトゥクは「いつものように」ビザ申請案内所に立ち寄ります。同乗のアメリカ人が「写真を撮らなきゃ」ということだったからなのですが、実は2007年より日本とラオスとはビザ相互免除協定を結んだそうで、日本のパスポート保持者はイミグレで出入国カードとパスポートを出すだけでOKになっていたのです。

Takemaもそのこと自体は知っていましたが、残念なことに?「地球の歩き方」当時最新版(2007年12月)はそのあたりの情報掲載が間に合わなかったらしくて、以前のアライバルビザ申請の通りの記述しかありません。というわけで「多分不要だろうけれどいざイミグレで請求されたら町に戻るしかないので」、一応Takemaは念のためスピード写真で4.5*3.5の写真を撮っておいたのであります。ちなみにこの写真は先日「住基カード」の発行申請に使ったので無駄にはなりませんでしたが(笑)。

ただ、この案内所に来たときはそのこともまだはっきりしていなかったし、くだんのアメリカ人お兄ちゃんも「ここで写真を撮ってもらわなきゃ」ということだったので、おしんこどんにも「あんたも念のため撮っておきなさい」ということにしたわけです。

で、出来た写真ですが、「とりあえず本人の顔が4.5*3.5の感じで写っていればいいのね」という、結構いやかなりアバウトな写真でしたわ。おしんこどんがあの写真を住基カード申請に使うことは決してないと思われます(笑)。

さて、基本的にTakemaは思い切り暇なので、乗ってきたトゥクトゥクの写真でも撮ろうと近寄ってみたわけです。確か前回はタンク部分に「関西」のロゴがあったんだよなぁ(というわけで下左画像に載せてみました)

で、今回は右のトゥクトゥクに乗車したわけですが、あのねぇそろそろタイヤ交換した方がいいんじゃない?確かにしばらくは乾期だから雨も降らないだろうけれど‥うーん、何年か前のてったんBMW=くまばいくを思い出しました(笑)。右上画像にマウスオンすると画像がトゥクトゥクの前輪タイヤ画像に変わり、ついでに左上画像マウスオンでてったんバイク前輪画像に変わります。許可得てないけど許してね(苦笑)。

というわけで友好橋の国境へ。どうやら同乗の彼らよりも安い値段に値切っていたようで、彼らのあとに「うふふ最初に交渉したお金」を払ってタイ側の出国イミグレへ。ごく普通に出国ハンコをもらって国境を越える橋専用バスに乗り込み、友好橋を渡っていきます。何で「徒歩」という手段を許していないのかな?バス代をかすめ取ろうという当局の魂胆なのか?歩いてメコン川を渡るという国境越えは絶対に楽しいだろうに、歩いてもバスでも橋の維持費とかなんだとかの名目でお金を取るよというシステムでもいいから何とかならないでしょうかねぇ‥。

実は乗ったのはこのバスじゃないんですけれどね(笑)。右上画像の彼とはこのあと会えず、だって彼はアライバルビザ申請列の長い列に、われわれは入国イミグレに直接並んじゃいましたから。
前回と勝手が違うからかどう動いていいかわからず、最初はアライバルビザの方に行って申請書類をもらおうとしたのですが、ごった返し状態の窓口で日本のパスポートを手にしながら書類をもらおうとすると「日本人は直接イミグレに行け」ということのようです。なんだやっぱり何にも要らないのね。というわけでおしんこどんの証明写真はしっかり無駄になったのでした(苦笑)。どっかで使おうね。

さてラオス側イミグレを通過したのはほぼ12:00頃。この日は14:40発のラオス航空国内線にてシェンクアン(ポーンサワン)まで行く予定なのですが、日本出国前にラオス航空日本オフィスに問い合わせたところ「国内線の場合も出発の1.5時間前までには空港に行っているように」とのご託宣をいただいていたわけです。
ちなみにラオス航空はこのページを書いている2008年1月現在も要リコンファームのキャリアです。たまたま別件でオフィスに問い合わせた際にリコンファームについて聞いてみたところ、「特に年末年始のこの時期はオーバーブッキングがでる可能性が高まる」とのことでした。「Takemaさん、ビエンチャンに着いたらラオス航空オフィスでリコンファームを必ずお願いします」と言われたので「でも、日曜日ですからオフィスは開いていないのでは」と突っ込んだら、「特例として全区間のリコンファームをさせていただきます」ということになりました(微笑)。ちなみにこのやりとりはラオス航空日本オフィスとのものでしたので全部日本語OK。

で、「バンコクの空港に着いたら出発ロビー内にあるラオス航空ブースで念のため全区間の再リコンファーム&翌日フライト時刻の再確認をしてください」とも言われました。というわけで探しに探し回って見つけましたよ端っこのブース。というわけで明日のフライトスケジュールについて聞いてみたら「ここには端末機器が全くないのでわからない」とのご託宣(笑)。あのぉこのブース、何のためにあるんでしょうかと苦笑するしかありませんでした(再度苦笑)。でもまぁ、かつての「ラオアビエーション」に比べたらましなんでしょうね。あーそういえば思い出すネパール!ポカラで国内線&国際線のリコンファームにどれだけ苦労したことか!
はい話がそれましたね話が長いですね早く結論を言いなさいというところですね(Takemaは「話がくどい」とよく言われます=自覚)。とにかく「国内線にしてはえらく早い時間に集合させるんだな」ということ。となれば定期バスを待ってタラートサオまで行き、そこでトゥクトゥクに乗り換えていると結構時間的にいっぱいいっぱいかも?(ちなみに帰国後ラオス航空日本語サイトを見たら「1時間前までにチェックイン」と書かれていましたが‥うーむ)。

だったら‥というわけで、乗れる場所も使い勝手のわかっているローカルバスではなく、イミグレからトゥクトゥクに乗ってしまったわれわれだったのでありました。料金が明示されているのでぼったくられる訳ではありませんが、その表示料金そのものが高いよ高い300B也!(

というわけで大枚をはたいたことにより快適にビエンチャン市内の西側に位置する空港まで一気に移動‥するはずだったんですが、市内の手前でなぜか途中停車をお願いしたのがわれわれの真骨頂ということにしておきましょう(笑)。



さーてここは何の施設でしょ?って英語表記を見ればわかりますが。

そう、ここはラオスの誇る世界のビール?「ビアラオ」の工場なのです!実はこの日は日曜日、しかし「地球の歩き方」を見ると、「土日の一定時間に限り工場見学ができ、かつ売店でビアラオアイテムの入手も可能」とあるのです!実はお昼時は見学可能時間ではないんですが、そこはラオス、案外売店でのアイテム購入くらいはさせてくれるんじゃないか?と考え、英語の通じないトゥクトゥクドライバーさんにあーだこうだと説明し、ちょっと止まってもらったというわけですね。

しかし入口の若い守衛さん(これまた英語は全く通じない)にあーだこうだと説明するも、しかも守衛さんもトランシーバーでどこぞとやりとりしてくれたにもかかわらず、結局見学はかないませんでした。あー残念。何とかビアラオアイテムをという願いは叶わないまま終わってしまったのでありました。



うわー、メインストリートがものすごくキレイに変わってる!でも市内中心部の道はまだ静かな雰囲気を残してました。

というわけで空港へ。とはいえチェックインしてしまえばすることがないので、国際線のターミナルまで行ってそこで両替し、そのままエアコンの効いたコンコース内の売店でビアラオを飲みながらうだうだしていたというわけです。



フライトスケジュール表も搭乗券も立派になってるし‥(左画像マウスオンで2002年の画像に変わります)

ちなみに国際線ターミナルのトイレに入ってみたら、何だか妙なところに目がいきました。

男子小用の便器の形が1つだけ違うのです。これはなぜかと考えてみたら、たぶん縦長のものは背の低い子供の使用を考えて設置されたものなのでしょう。何だかその発想がいかにも日本的なのは、このターミナルが日本の援助で建設されたものであることを考えるとなるほど納得!というところです。

しかしさらによく見ると、なぜかそれぞれの製造メーカーが違うんですね。子供も使えるものは「TOTO」なのですが、いわゆる大人用のものには「COTTO」のロゴが。ん?「COTTO」って?音の響きからしてTOTOのコピーメーカーなのかな?となれば中国製?(笑)ともこの時は思っていたのですが、実際にはコピーではなくてTOTOも出資するタイ現地合弁会社のようなんですね。ネットで探していたらこんな記事を見つけました。

「COTTO」および「TOTO」ブランドの衛生陶器を製造.販売するサイアム・サニタリーウェア・インダストリー社によると、08年の国内衛生陶器市場はゼロから5%増になる見込みだ。住宅開発プロジェクトの件数が伸び悩んでおり、今年は60〜70億バーツと昨年から3〜5%減少する見込み。総選挙後も政治混乱が続けば最悪の場合はゼロ成長になると予測した。

 サイアム・サニタリーウェア社は衛生陶器市場で42%の市場シェアを誇るトップメーカー。07年の売上高は約30億バーツで、昨年とほぼ同じ水準を見込んでいる。全体の80%がCOTTOブランド品で、残り20%がTOTOブランドになる。08年の売上高は7〜8%増を期待している。

ふむふむ。でも現地生産(タイ製だろうけれど)ならばなぜ子供も使える小便器だけがTOTOブランドなのだろうという疑問はぬぐえないですね。あ、ぬぐえなくても別にいいんですけれどね。そうそう、ぬぐえるぬぐえないという話であれば、最近の洋式便器はとことん進化していますね。わが家もリフォームして間もなく1年になりますが、トイレはとことん「計算され尽くした流水」を実感させられます。しかも流水量は激減してるし。それに比べると東南アジアあたりで時々見かける「○merican Standard」ブランドの便器は何も進化してないみたいですね。見た目のお洒落より絶対に使い勝手でしょこの世界はねぇ。

ま、トイレの話はこれくらいにしておいて、とにかくシェンクアンに飛び立たないと話がいっこうに進まないのであります。

「というわけでしばしの別れだビエンチャン」

ただの離陸の様子を撮っただけなので見たい人だけ見て下されば結構です。

Wmv形式、2.56MB、1分8秒

しっかしラオアビエーションからラオエアラインに社名変更して、機体も刷新されたし何だかすごく「精神的安定度」を増した気がします。かつてアメリカの航空局からだったか「ラオ航空の機体はヤバイ」と名指しされていた中国製の機体はほぼご臨終になったのかな?さらに機内サービスもグレードアップした気がするぞ。前回(2002年)にヴィエンチャン〜ルアンパバーン線に搭乗したときはアメ玉でごまかされて終わりという記憶もあったんですが、今回はきちんと使い捨てお手ふきから始まって(何だか妙に水分が多かったけれど)何と軽食ボックスまで毎回出たしね(今回はラオエアライン国内線に3回搭乗しましたが毎回きちんと出ました)。

いや、中身は確かにとってもシンプルな「パンと蜜柑」だけでしたけれど、蜜柑は種は多くても美味しいし、パンはそれこそ毎回違う種類のものが入っていたので、「今回はどんなパンかな?」と楽しむことが出来ました。ちなみにこの時のパンは?右上画像にマウスオンするとわかりますが、何と「あんぱん」でした。甘みもある程度押さえられていてきっちりおいしかったぞ。

というわけで、間もなくシェンクアン空港に到着しますが続きは次ページでね。
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