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− その13 ヘーホー空港到着、バワサムサラ鉄道橋経由でニァゥンシュエへ −



また鉄道に乗ったの?いえいえ乗ってません、鉄橋の上を歩いただけです(笑)。



そんなわけで無事インレー湖最寄のヘーホー空港に到着です。ここの空港は到着と出発の建物が完全分離していて、手前の青い建物が到着、奥の赤い建物が出発のターミナルとなっています。再びイミグレでチェックを受けた上で荷物を引き取り‥さーて。



ここからインレー湖畔のニァゥンシュエまでは25km以上あるのですが、公共交通機関はなくタクシーで向かうしかありません(所要45分から1時間)。ただ事前情報で「空港からのタクシーはやたらと高い値段を言ってくる」とあったので、ミャンマーには珍しくぼったくる感じなのかなと覚悟していました。

新し目の情報だと30000チャットまたはUS$25(ただし市内から空港へいく場合はぐんと安い)が相場のようだったので、よーしそれ以上は払わないぞ!と心に決めてターミナル外のタクシープール(駐車場)へ。案の定ドライバーが近寄ってきて‥



とおっしゃる。あれ?想定の料金そのままだ(それでもミャンマーでは法外に高いんですが)。というわけで、料金交渉の手間もなくそのまま車に乗り込んだわれわれでありました。

名前は聞きませんでしたがこのドライバーさん、なかなかの安全運転で比較的ゆっくりと走ります。この日の宿はもう予約してあるし、急いでいるわけでもないのでいいんですが、時間に追われているときだったら「もう少し速く!」と言いたくなるかもしれません(苦笑)。



峠道を下り始めてしばし、突然運転手さんが路肩に車を止めます。ん?どうしたんだろう?と思ったら、道路の一段下を通っている鉄道の橋が歴史的構造物(イギリスが築造)だから見てきていいですよとのこと。あれあれ、なかなかのサービス精神ではありませんか!というわけで行ってみることに。



橋梁前後の築堤部分および路盤はごく最近手を入れたのかきれいに整備されています(バラスト=敷石もまだ白いですよね)。「Ba Wa Sam Sa Ra Bridge」と書かれた看板があるところをみると、観光ポイントとして観光客の線路内立ち入りを認めているということのようで、われわれの他にも何組かが橋の上で写真を撮っていました。では行ってみましょう!(日本では考えられません。現役の線路ですから)。



ご覧のように中央に板を渡して人が歩けるようになっています(でもすれ違いのときはどちらかが脇によけろということですが)。橋はゴッティのようにとてつもない高さではありませんが、それでも高所恐怖症の人にとってはやはり‥でしょう。

そして橋の下を線路が通っています。これは‥ループ線ですね。左上画像、左から右に向かって坂を登ってきた列車は、さらにぐるーっと大回りして高度を稼ぎ、右上画像の背後からこちらに向けてやってくるというわけです。ところでここは1日に何本の列車が通るんだろう?



そんなわけでお約束の記念写真。ちなみに犬も渡っていました(右上画像マウスオン)。






このあとはさらに山道を下っていきます。お、先ほどのループ線と交差してます。ちなみに右上画像のトラック、荷台に油圧昇降のゲートが装着されていて、かつ「高圧ガス」と掲示されていますから、日本ではLPガスの輸送車だったんじゃないかなと想像されます(まぁどうでもいいことですが)。

さて、ニャウンシュエの町が近くなってきたあたりで入域料徴収所あり。US$10/人はたっかいなぁ。でも領収書とかはもらえないのね、何だか「正しく全徴収額が関係各所に納入されているのか」ちょっと疑問に思っちゃったりして‥。



ニャウンシュエでは2泊するのですが、この翌日のボートの手配はまだしていません。というわけで「知り合いのボート屋に寄りましょうか?」というお誘いにのっかりました。うーむWin-Winですな(手配できちゃう-コミッションが入る?)。1日チャーターで20000+オプション8000チャット(温泉立ち寄り)、オプション料金がずいぶん高いような気もしますがまぁしょうがないか。1日チャーターで日本円にして2800円だと考えれば十分に安いんだと考えることにしましょう(笑)。

それと、2日後の午前便でマンダレーに戻るので、その時の空港までの送迎もこのドライバーさんにお願いしちゃうことに。シェアタクシーだと4000チャット/人、チャーター(貸切利用)だと12000チャット/1台ということで、チャーターで予約完了。よしよし手配は完璧だぞ(笑)。それにしても空港発と市内発とで全然料金が違いますね。やはり空港側がタクシーから相当額のコミッションを徴収しているのでしょう。

さて、宿に到着する頃にはすでに日も暮れていましたが‥




(確かに予約時のお値段もほかより高かったように記憶してますが‥右上画像マウスオン)



ベッドメイキングにこれまたびっくり。それぞれのベッドに描かれた絵‥これ、本物の花びらが使われていました。こんなこだわり、ミャンマーではもちろんのことこれまでのTakema旅行経験でも初めてです。せいぜい「バスタオル等を使った花びらアート」くらいですよ(当然ですが普段から高級宿に泊まっているわけじゃないです)。いやはやいやはや。

ちなみにかなり新しいこの宿(Hotel Brilliant)、インレー湖に出る船着き場からはかなり遠い場所に位置していて(歩道がなきに等しい道なので歩きたくない)、しかも周辺にはお店もほとんどなし。2014/8頃の営業開始と思われますが(とある予約サイト登録月から想像)、市内でのナイトライフを楽しむには不便です。でも落ち着いた滞在にはもってこいかなと。



高級ゆえ、客室内での喫煙は当然のこととして、蚊取り線香も駄目なんですね。初めて見たぞ(笑)。

ちなみに夕食はやっていなくて(この時だけなのかは不明)、でもすぐ向かいにレストランがあるということで、その「唯一の選択肢」たる「Pwe Taw Win Restaurant」へと向かいます。お腹空いたよぉ。



で、このレストランが実は巨大!左上画像に見えている母屋のほかに、ずらりと並んだ戸建てバンガロースタイルの個室!バスで来ている団体客もいてびっくり。まぁ他に選択肢はないので(タクシーを呼んで中心部に出るのもナニなので)席についたわけでしたが、こちらのお店、案外存外悪くないというかイイ!

Takemaは生ビール、おしんこどんはタマリンドのジュースを注文(右上画像マウスオン)。ちなみにタマリンドですが、マンダレーやシャン州産のものには酸っぱい実と甘い実の2種類があるのだそうな(普通は「酸っぱい」のみ)。



左から順に、「隣の席の人が頼んでいたスープ」(笑)、「Fried Sukini」「Fried Rice Veg Pork」、これに「Deep Fried 小魚」の4品(右上画像マウスオン)を注文しましたが、上の3品はどれもおいしかった!(あえていえば小魚フライはいらなかったかな)。というわけでいずれも完食。

お会計をお願いしたら食後のデザートということでスイカが出てきました(左上画像マウスオン)。ご馳走様でした。



部屋に戻ってTVをつけたらNHK WORLDが映ったので、なぜか知床特集、続いて秋田の味覚番組というように続けて視聴。そういえばその昔ラオスのポーンサワンに泊まったときには、「ふだん着の温泉」とかを見ていた記憶があるぞ(こちらのページ)。

というわけで、区切りがいいのでこのページはここでおしまい。この翌日は「丸一日インレー湖を満喫」です!


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